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秘密知る日2



エミリーの後ろにカイ、ルイの順で並んでおり、扉の前にいる護衛に開けてもらった。


謁見の間に入ると、豪華な椅子にお父様が座っていた。

お父様を見るとなんだかニヤニヤしている。

お父様は歳のわりには若く見え、王族のみに受け継がれるエメラルドグリーンの瞳に金髪という出立ちだ。


「私の愛しいエミリー、誕生日おめでとう!」


「お父様ありがとうございます。」


「今は公務じゃないんだからパパって呼んでくれてもいいんだぞっ♡」


「いえ、結構です。それよりも私に王家の秘密を教えてくれる事になっているかと。」


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


…10分後



「一一ということじゃ。」


ん??え??は??


心の中で長い年月をかけて作った王女キャラが外れてしまうほどの衝撃を受けた。


「お父様、もう一度言っていただけますか?」



「王族は16歳になると異世界、ここよりもずっと文明が遥かに進んでいる世界に転移し、2年間そこに住む。

そして、その世界から一つだけその世界の技術であったり物であったりなんでもいいが持ってくることが出来る。私の可愛いエミリーには、行かせたくないんだが決まりだから行かなくてはならないのだ。」


お父様は悲しそうに眉毛を下げながら言った。



「ということはお父様も異世界に行った事があるのですか?」


「あぁ、行ったよ。私の時は水道の整備する技術をこっちの世界に持って帰ってきたんだ。先先代から異世界に行けるようになり、この国はどんどん発展していった。この秘密があるからこそ、王家の威厳が保て国が成り立つのだ。」



そんな秘密があったなんて…


加えてお父様は口を開いた。


「エミリー。今から準備しなさい。転移の扉がもうじき開く。」



もう何がなんだからわからないけどとりあえず部屋に帰ってから考えるしかないわね。。。



「わかりました。

お父様1つ質問があります。カイとルイは連れて行って良いのでしょうか?」


「あぁ、それは問題ない。私も1人連れて行った。それに連れて行くだろうと思ったから私もその2人の入室を許可したのだよ。」



「ありがとうございます。それでは、準備のため失礼いたします。」


お辞儀しカイ、ルイを連れて部屋から出た。


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