表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

そのさん マリア先生と羽虫


私、マリア・フォン・ランドルは最近、結婚したの。


そうしたら、旦那様のコンタは西大陸にある、とある国の王族の血を継いでいて、


なんだかとっても長い苗字になったから、


もう面倒になったわ。


だから、いまはただのマリア。


愛しい愛しいアークレッドのただのマリア。


可愛い可愛い5人の天使達の先生よ?


すっかり板についた学び舎の玄関を掃き掃除(これでも元皇女)をしていたら、


まっすぐなたった一本の村道ーじゃなかった国道を愛しい我が生徒を歩いてくるわ


なんだか金色に輝く空飛ぶ…えっ?羽虫?金色の卵が空から降ってきた?


ねぇ、ウィル。


可愛い可愛い私の天使。


くりくり大きな黒曜石の瞳がチャームポイントの私のウィル。


あなた、それ、本気なの?


ーええ、そうね。


愛しい愛しい私の天使達には、他国の常識一切関係ないのよね。


だったひとつの、法律。


ー悪い事はしない。


それがすべてで、赤ちゃん羽虫を親に返さないとヤーガバーバにお仕置きされるのね。


ヤーガバーバは優しい笑顔で、人殺しなんか簡単よね?


だって、大魔女ヤーガバーバ。


色んな史実にでてくるわ。


アークレッドにある大陸一の山に、まさかひっそりと魔女たちがすむ村があって、その村の名前がヤーガバーバだなんていらない情報よね。


海の小島には、魔道士の聖地やーがジージーがあるなんてことも、


アークレッドでは当たり前。


でも、しってる天使?それはきっと、各国の王が必死に隠すトップシークレット。


みんな喉から欲しい、魔女も魔道士も、アークレッドではただの法の番人。


みんな怖いのは、悪い事した時だけ。


いつもは、優しいお医者さん感覚。


改めて、アークレッドってなに考えてるかわからない国よね。


まあ、住めば都。


私は、ずっとアークレッドから離れないわ。


で、ウィル。


いまからヤーガバーバの所にいくの?


1万メートル登る気?まあ、あなたなら登るわよね?


私だけ天使達の身体能力は、化物みたい。


頭がいいのは、私のおかげ。


身体能力がたかいのは、なぜかしら?


私があった3歳の時には、みんなヤーガジージの島まで泳いで、ヤーガバーバの山に配達してたもの。


おむつもとれていたわ。


オネショもなかったの。


生活能力たかいのよ、私の天使達。


でもね、ウィル。


やっぱり先生心配よ?


高度1万メートルは、とても寒いし空気も薄れてきついわよ?


えっ?五千メートルでイェティーの毛皮を借りるから平気?


イェティーって、雪男よ。すっごく、大きな大男。


ずっと、独身だったけど、最近ウィルが雪女って女性を紹介したのよね。


子供が生まれたら私が教えるのよ?


学校には、冬しか来れないって言ってたけど、私は天才。


その頃には、空飛ぶ乗りもの作ってみせるわ。


ウィルの頭上を、ブンブンご機嫌に飛ぶ羽虫みたいなやつ。


ねぇ、ウィル。


最後に本当に、ソレ、羽虫っておもってるの?


いま、口からポッと炎をふいたわよ?


…そうね。雪山には便利ね。


ためにし掃除で出てきた羽虫の死骸あげたら、喜んで食べてたわ。


ウィルが共食いって言って、ひいてたけど。


ひく基準がおかしいわよね。


可愛い可愛いウィル・フィル。


さっきよりひとまわり大きくなった羽虫を連れて駆けていく。


「あいつ、マジか?」


そういや、隣にコンタいた。


ずっと、口あけて呆然としてたから忘れてたけど。


その手にさっさと塵取り押し付ける。


早く終わって、リーナ肴に酒飲みたい。


可愛い可愛いウィル・フィル。


夜には戻ってくるかしら?


ー羽虫を連れて。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ