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忌み子

作者: グイ・ネクスト(弘次)

忌み子


世界の破滅を喜び、そして自分さえも拒絶する。


忌み子


何かを表現すれば・・・世界を壊す


ボクたちはどうして拒絶の悪魔に魅力を感じて、その道に足を踏み入れる。


だって、魅力的なんだもの。


世界の破壊と破滅に自分が関われる。


忌み子にはこの上ない喜びだ。それが暗い喜びだと知りつつも。


「世界に捨てられた」という被害者意識。


そうやって被害者でいれば、愛を求めてもいいと思えるから。


「誰か愛してくれ」と、心の底から叫んでいるから。このおぞましい自分を。


忌み子という言葉でくくるのも「忌み子」に失礼な気さえする。


世界を拒絶して死んだ友人へ捧げる。


あなたは大切な人だ。


ボクたちは心からそう言ってもらいたい。


それを行動で示してもらいたい。めんどくさい奴らだ。


それほどまでに


愛、愛に渇きと飢えを感じている。


だから。一緒に歩く。


ボクたちは大切な存在だ。


一緒に歩く。


呪われた自分と一緒に歩く。


地獄一定。その己と一緒に歩く。


一緒に歩く。


拒絶の悪魔の下には大天使ウリエルが待っているように。


一緒に歩く。

手をつないで。

心臓を握りあって、一緒に歩く。


涙が出てくる。

いとおしくなる。


一緒に歩く時間が2秒でも100秒でも360秒でも

どんどん増えていく。


うれしくなる。


暗い喜びでは味わえなかった本当の喜びを感じる。


体感する。きっときっと


このために生まれて来たんだ。


このために生まれて来た。


あなたは大切な存在だ。ありがとう。

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