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プロローグ-会話-

「ギウス、いっこ訊いていいかな?」


「何だよセエラ」


「私達、亡命してるんだよね?」


「正確に言うと俺は未成年にしてお前に無理矢理連れて来られたので拉致だと思う」


「手伝ってくれてありがとうね」


「知りたくもない計画知らされて、知ったからには来てもらう!ってのは横暴だろ」


「ねえ、私達二日で着く船に乗ってるはずだよね?」


「貨物船に無断でな」


「すごく揺れるね。客室じゃないから寒いし」


「夏でもないのにそんな油断しきった服で来たお前が悪い。」


「新しい街、楽しみだね」


「俺は憂鬱しかないよ」


「……あの人達、たぶん一生変わらないと思う」


「……」


「世の中が変わってもあの人達はきっと変わらない。変わらないまま恨みだけ買って、いつか殺されちゃうんだよ」


「……そう、思ってるのに俺達だけで来たのか」


「…………ねえギウス」


「何?セエラ」








「私達、遭難してない?」


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