第六話 ”何でもするので助けて下さい”
「貴方、自分が何をしたのか理解をしているのかしら?」
えっと、過去五話の前半が全て作者のエゴたっぷりのクソ駄文章だった事かな?
「男が一人、外を歩く事は自殺行為に等しいの。私がどれほど心配したか、分かる?」
自分の手を掴み自身の胸へと手を持っていき鼓動を聞かせるヴァレリ。
「この魂の悲鳴、そしてざわめきを感じるでしょ。」
部屋の中を劇場の様にまわり舞台の様な台詞回しをする。
「貴方は私の側にいればいいの。お姉ちゃんとの結婚は難しいかも知れないけど、法律では禁じられていないわ。少しずつと愛を深めて行きましょう。」
結婚は嫌です。
「腑に落ちない顔ね。たしかに私たちにの絆は上限を越えているのは確かなのだけれど、私たちはその先を目指すのよ。思考から習性まで同一になるまで繋がり堕ちましょう。」
上限も越えてないし先も目指しはしません。と言うか思考から習慣まで一緒って......気色悪いだろ。
「ヴァレリ.......取り敢えず、拘束を解いてくれ。」
腕を椅子へと縛り付けられた状態が長い間続いている。もう限界だ。
(誰か.......誰か俺を助けて下さい.........何でもしますから!)
現在姉は自分をべッドへと移し上へと跨ろうとしていた。
「あら、身体は拘束を解いて欲しそうではないようだけれど。」
自分へと跨ると、下半身のある一部の上で身体を上下に揺らす。もちろんわたくしの下半身もお反応はします。
「勃〇♡」
ああ、耳元で現実を呟くな。死にたくなる。
「おい!!いい加減にしろよ!セクハラだろうが!母さん!レイプされるぅー!!!!」
取り敢えず母へとヘルプサインを送る。
ドドドドドドドド ガチャ
「何してるのぉー!!」
母が部屋のドアを勢いよく開ける。
「あら.......」
母は何故か神妙深い顔をすると、頬を緩ませ近くへと寄って来た。
「ヴァレリぃ、変わりなさぁい♪お母さんが先ずは先導して教えないといけなのよ、そう言う事は♪」
嘘をつくな、この阿呆ババア。俺の童貞は血族に捧げる様な穢れたものではない!
「ママ、寝言は出ていたったお父さんを連れ戻してからにしなさい。」
「出ていったんじゃなくて、精子バンクですぅ!」
「え、じゃあママって処女ってこと(ドン引き)」
「ヴァレリ、貴方は子供も産んだ事がない処女でしょう♩」
「だから今から全部ジョンがやってくれるんじゃない。」
「いやいや、母である私が!」
「いいえ、姉である私がやるから心配しなくてもいいわ!」
良し、口論をしている今がチャンスだ。拘束を何とか解くために身体を拗らせ、抜け出そうとするが、
「...........あらジョン、ダメよ。今はお仕置きの時間なの。しっかりと教育を受けてなさい。」
縛りをきつくされる。
「あんたらの性教育なんか受けられるかぁ!」
本当にこの家族は貞操逆転の住人なのだろうか。頭がおかしすぎる。と言うか、これはチャイルドアビューズではないだろうか。
「性教育、ね。ならどれが受けたい?一、セッ○ス実習。二、子作り実習。三、男女の性接触実習。好きなものを選んでくれも構わないわ。」
「う〜ん、私なら一番がおすすめかしらねぇ♪」
全部一緒じゃねーか!もう何処からツッコメば良いかわからなくなってきた。
「何処からでもツッコンで結構よ。」
思考をナチュラルに読まないで貰いたい。と言うかツッコないから。
「__________あぁもぅ選択肢がセッ○ス以外にないのですがぁ!?」
すると何故か母が自分の額をコツンと小突いて来た。
「えっと?」
突かれる意味が分からない。
「こぉら、ダメよぉ♩男の子がそんなはしたない言葉を使っちゃあ♪」
あぁ、何だろう。女を初めて殴りたいと思った。母だけども。
「ああああああああああああああああもうやだああああああ!!!!(デスボイス)」
やだ、小生やだ!もう帰りたい!!貞操の逆転した世界がこんなにも自由がない世界だと思ってもみなかった。
あぁ、なんだか姉系で抜きたくなってきた。