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第三話 ”家から出れない、助けて”

“ANIMEの世界からようこそ!”の方もよろしくー!!

第三話にして家をまだ出ていないと言う状況にいるのは何故だろう。大体他の作品では今頃、学校に行き“え、○○君ってこんなにいい子だったけ?”的なモメントに入っている筈なのだがウチは違う。


何故だって?分かるだろ。頭が可笑しい姉が自分を外へと行かせまいと玄関の前で仁王立ちしているからだ。


お前、逆転世界に来たんだろ.......何してんだよ、と言われるのも仕方はない。


俺だってこの物語を読んでいる阿呆(読者).....おっと、間違えた、読者の為にもテンプレな逆転世界物語を見せたやりたい。


しかし、この姉は本当にオレの邪魔しかしないのだ。簡単に此処までの道のりを書いてみようか、


1.早朝に起き、テレビをつけると世界が変わっていた。


2、携帯で世界の情勢を確認するとこの世界が貞操の逆転した世界である事が判明。


3.母と姉との邂逅。父はテンプレどおり不在。


4.母が仕事に行き、姉と二人になる。


5.姉に拘束される。


6.何とか抜け出し、会話を試みるも通じず逃走。


7.玄関へと走るも姉に先回りされ、意味深な笑みを浮かばれる。←現在此処にいるのだ。


さて、この作者が書いたであろう以前の貞操観念逆転世界でのお話は無事に完結しブクマ600件を越えると言う大健闘を成し遂げた。


そして現在、このお話はわずか数話しか更新していないというのに180件を越えると言う意味不明な状況に陥っている。このままいけば作者が楽しみながら書いている“ANIMEの世界からようこそ!”のブクマ数を越えてしまう。いや、超えてしまっている!


作者も言っている。頼むからブクマしてくれ、読まなくてもいいからと。どれほど可哀想な奴かが伺えるだろう。自己主張が激しすぎて萎えるなどというクレームは既に前作で何度も聞いたから、気なる点で書かなくてもいいぞ、と作者は追伸している。


そもそも物語の途中で思念だらだらな時点でブクマを貰う気がないのは明白だ。まぁ、作者の話は此れくらいでいいだろう。そろそろ自分の置かれる状況へと目を向けようか。


「ねぇ、ジョンくん、私は貴方を絶対に幸せにしてあげるわ。欲しいものがあれば、何でも言ってくれればいい。私が調達してあげる。」


「そうか、ならオレに自由をくれ。」


「ふふ、貴方は自由よ。勿論私の視界にある限りわね。」


それは自由とは言わない。


「其処をどいてくれ。それか一緒に学校に行ってくれ。」


「ダメ。」


傲慢すぎる。このままではニート生活まっしぐらだ。


(いや、それはそれで.....)


「ジョンくん、貴女がどれだけ希少な人物なのかはご存知でしょう?」


「それは男という意味でって事か?」


「当然その意味も含まてるわ、だけどそれ以上に貴方は美しく可憐なの。私は貴方とお話をしているだけで、お股が濡れ濡れなのは知ってるわね?それ程、興奮するの。分かる?」


はい、わかりません。


(頭がおかc)


「セクハラだぞ、ヴァレリ。」


「はぁ、何度言ったら分かるの、ヴァレリちゃん、でしょう。」


「こっちの台詞だ。いいから此処から出してくれ。俺は外へ行きたいんだ。」


「外出しはダメよ、中出しじゃなきゃ。」


(もうやだ......この人......話が通じない。)


「分かった、何をすれば其処をどいてくれる。」


「汗だくセッ○ス」


............この童貞丸出しの姉をどこかにやってください、神様。


「くっ、」


(どうする.......)


「一緒♪一緒♪」


軽やかなステップで此方へと近づいてくる。拘束される前に部屋へと退散することにする。もちろん姉も其れに付いてくるのだが、


「ねぇ、開けて頂戴。お姉ちゃんと遊びましょう。」


ドン  ドン  ドン


ドアが短調に叩かれ続ける。最早ホラーだ。


「ん?なんだこの匂いは!?これは...○子、○液、ザー○ン、○ー汁、きん○ま汁、赤ちゃん製造ミルク........さてはちん○こしこってたな?」


ブツブツと何やら言い出す姉。


「一人でオ○ニー可愛そう...チン○コかわいそう...」


お前の頭がかわいそうだよ。


「私がお○んこしてやろうか?」


「けっこうです。」


ドンッ!!


扉を強く叩く姉。


「お○んこだよ!お○んこ中出しOKだし、本当だよ?」


「いやいやいや、この世界での男のポジション知ってるだろ。普通に中出しOKは常識だ。」


そう、男からの申し出は女性は断る事が出来ないという政府公認の規則がある。


「コ○ドームなんかしなくていいんだよ?生ちん○こをお○んこにブッ挿せるんだよ?」


「ねぇ、話聞いてた?」


「からかってないよ!本当に本当」


「あぁ、そうだろうな、お前の頭の中ではな!」


「じゃあ、今から服脱ぎます!」


ドン ドン ドン


「開けて。寒いのだけれど。」


本当に服を脱いだのか。


「政府にうったえるぞ。」


セクハラをガンガンされるこっちの身になって欲しい。


「ジョン君はぜったいにそんな事はしない。」


「まぁ、しないけどさ。」


「ジョン君優しい......ん♡濡れちゃった//」


あぁ............貞操の逆転した世界ってこんな世界だっけ?


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