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the everlasting tea party 2

「さて、十分休みましたし、そろそろ行きましょう。」


そう言って、詩織は立ち上がる。


頭の上で、リョウがビクッと震える。


最早トラウマになりつつあるようだ。


「リョウ、もしどうしても嫌なら、いざというときハンマーになればいいじゃないか。」


『あ、その手があった!』


リョウが嬉しそうに相槌を打つ。


が、その時鞘華と詩織がものすごく怖い顔で振り向いて来た。


「荒木の馬鹿。なんてこと教えんの。」


「ハンマーなリョウ君は可愛くないです!」


ごめんなさい。なんかごめんなさい。


『あれ、龍太ー。なんで冷や汗かいてんのー?』


気にするな、リョウ。


「それで嬢ちゃん、次はどこに行くんだ?」


良かった、弾正さんが二人の注意を逸らしてくれた。


「あ、はい。次は三月ウサギの家です。そこで三月ウサギとヤマネと帽子屋がお茶会をしてるはずです。アリスもそこに立ち寄っていると思います。」


三月ウサギとヤマネと帽子屋がお茶会って、相変わらずの混沌具合だな、不思議の国。


「詩織ちゃん詩織ちゃん、そいつらってどんな奴?」


鎧坂が尋ねる。


「はい。ヤマネはずっと寝ています。三月ウサギと帽子屋は気が狂っています。」


狂ってんの?!


「えー、ボク気が狂ってるやつのところなんかのところに行きたくないです。」


誰でもそうだよ。


「ねえ、先輩方。その三月ウサギの家ってところ、飛ばして次のところ行きません?」


「そうも行かねえだろ。どうせアリスを追いかけるなら通らなくちゃいけないだろ。」


鎧坂のワガママに、弾正さんが冷静に突っ込む。


それにしても、流石詩織。


予め情報を知れるって便利だ。


やっぱり不思議の国のアリスを読んだことがあると頼りになるな。


「で、三月ウサギの家ってどこにあるの?」


鞘華が詩織に聞く。


「はい。えーっと、こっち?あれ、こっちだっけ?」


…あれ?


「えーっと、多分こっちです!適当に歩けばすぐに着く筈です!」


…頼りになる、かなあ?





俺たちが目的地についたのは、十分後だった。


…うん、きっといつか頼りになるよ!








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