表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/187

the girl in braids and word magic 2

「よし、全員回復したな。早く先に行って、アリスを探そうぜ。」


俺は先を急ごうとしたが。


「ちょっと待ってもらっていいですか?」


詩織から待ったがかかる。


「なんだ、詩織さん?」


「詩織でいいですよ。実はさっきのやつ、結構体力と精神力使うんですよ。ちょっと休憩させてください。」


そう言って、詩織はその場に座り込んだ。


「あ、そうだったのか。すまん、気付かなくて。」


「荒木はたいてい気が利かない。」


「ぐ…。」


またしても鞘華が俺の精神を潰しにくる。


『ねえー、僕のことも紹介してよー。もうハンマーからもとに戻ってもいいでしょー。』


あ、またリョウのこと忘れてた。


「わっ、ハンマーから声が!」


詩織が驚く。


「ああ、戻っていいぞ。」


『うん、分かったー。』


リョウは、黒いハンマーからもとの赤い小竜の姿に戻り、俺の肩に乗る。


「こいつはリョウ。俺の力というか、武器、兼相棒だ。」


『よろしくね、詩織ー。』


「かわいいー!」


詩織が思わずと言った感じで叫ぶ。


お前も鞘華と一緒か。


「ダメ、リョウ君は私の。」


鞘華がすばやく俺の肩からリョウを引っぺがして、胸元に抱く。


鞘華、どっちかといえばリョウは俺のだ。


「えー!私もリョウ君可愛がりたいです!」


「なら半分こということで。」


「ならそれで手をうちましょう!」


『やめてええええ!!』


リョウはあっと言う間に二人にもみくちゃにされる。


…あの、そういうことは飼い主の許可を取ってやってください。





数分後、二人はやっと満足したのかリョウが返却された。


リョウの目は完全に死んでいた。


哀れ、リョウ。強く生きろ。


「ふう、大分疲れが取れましたー。そうだ!今のうちに、私と会うまでみんなどうしていたのか教えてください。原作を読んだことのある私なら、もしかしたら分かることもあるかもしれませんし。」


妙にすっきりした顔で詩織が言う。


詩織、お前一体リョウになにをした。


藪蛇だから聞かないけど。


「そうだな。俺たちは読んだことがないからな。」


俺たちにわからなくても、詩織なら分かることがあるだろう。


詩織が回復し終えるまで、俺たちは自分たちの経験を照らし合わせるのに専念することにした。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ