表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/187

the quick piglet and a warning 2

「いよっしゃー!!ついに一人で対処できたぞー!!」


鎧坂は小躍りして喜ぶ。


ちょっと大げさだろ。


「…うっぜ。」


弾正さん、銃出すのはやめて。危ないから。


「弾正、撃っちゃダメ。」


ナイスだ、鞘華。


「撃ちゃあしねえよ。どつくだけだ。」


「ならばよし。」


GOサインだしちゃった!?


弾正さんが鎧坂を銃身でどつきまくり、鎧坂が逃げ回り、鞘華がそれを煽りまくる。


そんなカオスな構図を、俺は若干の疎外感を感じながら見ていた。


『龍太のボッチー。』


「お前はなんでそんなに俺を貶すの好きなんだ。」


『真実を言っただけだよー。』


おいこら。


その時、俺は背中をチョイチョイとつつかれる。


「あん?」


振り返れば、そこには鎧坂の鎧、千手観音像バージョン。


「うおっ!」


驚いて鎧坂のほうを見るが、当の本人は弾正さんから逃げるのに必死で、とても鎧を操って俺を驚かそうとした様子はない。


白い観音像は、俺の方に先ほどの子豚を差し出してくる。


「あ、どうも。」


俺が子豚を受け取ると、鎧は一礼して消えていった。


…今のは何だったんだろうか。


「ぶう…、ぶう…。」


腕のなかの子豚を見ると、先ほどまで短い脚で駆けずり回って疲れたのか、鼻提灯を膨らませながら寝ている。


…超和むわー。


『かわいいねー。』


「しー、静かにな。起こしちまうだろ。」


『そうだね…。静かに静かに…。』


俺とリョウは腕の中でスヤスヤ眠る子豚を見ながら、暴れまわる他三人を放っておいて、ずっとほっこりしていた…



…かったんだが、子豚に気付いた鞘華に即行で奪われた。残念…。




「…可愛い。」


『でしょー。』


「ぶう…、ぶう…。」


「寝息がチャームポイント。」


『鼻提灯もかわいーと思うよー。』


「同感。」


リョウはさっさと俺の肩から鞘華の頭へと移動して、引き続き子豚を見ている。


俺も見たいんだが、俺が子豚を奪うとでも思っているのか鞘華が見せてくれない。


無念…。


俺が一人で肩を落としていると、再び背中をつつかれた。


「へっ?」


また鎧かと思って振り返ると、そこにはカエルが立っていた。


あ、存在忘れてた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ