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brutality of the two monsters 4

「危ない!!」


咄嗟に俺と鞘華、そして鎧坂の鎧がグリフォンと詩織の間に滑り込む。


俺はハンマー、鞘華は刀、鎧は拳をグリフォンへと叩き付けた。


「クエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」


グリフォンは吠えて、前脚の鋭く巨大な爪を俺たちへと振るう。


俺たちの攻撃とグリフォンの攻撃が衝突し、甲高い音と共にとんでもない風圧が発生し、俺たちは後ろへと押される。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


「はあっっ!!」


俺と鞘華、そして鎧は押されながらも、なんとかグリフォンの重い一撃を受け止めきって、押し返す。


「ごめんなさい、私が隙を見せたばっかりに…。」


詩織が万年筆を槍のように構え直しながら、俺たちに謝罪する。


「気にしないで。お互いさま。」


「おう、それより今は目の前の敵に集中しようぜ。」


そう、目の前の敵、グリフォンとウミガメもどきにだ。


実際、今の状況はかなりまずい。


グリフォンの巨体から繰り出される一撃はかなりの脅威だし、ウミガメもどきの泣き声には精神を削られ、集中をかき乱される。


それなのに、今までかなり頼りにしてきた詩織の文字魔法は使えない。


俺たちは、実質詩織抜きの状態で強敵二体と戦わなくてはならない。


「俺と鞘華でグリフォンを止める!その間に、弾正さんたちでウミガメもどきを無力化してくれ!そうすれば詩織の文字魔法が使える!」


「あいよ!よし、中坊!嬢ちゃん!行くぞ!」


「は、はい!」


「分かりました!」


弾正さんたちはウミガメもどきの元へと向かう。


「うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


ウミガメもどきは口から大量の水の弾丸を撃ちだしてくる。


「ちっ、弾幕かよ!」


それを全て弾正さんが撃ち落としていく。


激しい弾幕の応酬の中、鎧坂の鎧と詩織はウミガメもどきに近づけないでいる。


これは長期戦になりそうだ。


「荒木、見てないで、私たちは私たちの相手に集中する。」


「ああ、そうだな。」


俺はハンマーを握りしめ、グリフォンへと向き直る。


「グルルルルル…。」


グリフォンは、俺たちに向かって飛び掛からんと身構えている。


「行こう。」


「了解。」


俺と鞘華は、グリフォンに向かって走り出した。








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