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今日も勇者に倒されます 〜ごっこ遊びも楽じゃない〜

 深い深い森の奥で、ピンク色と青色の二匹のスライムが話をしていた。


「今日辺りに勇者がこの森に来るんだよね」

「ええ、そのはずよ。だから頑張って役割を果たしてね。やりすぎちゃダメよ」


 相方のその言葉に青色のスライムが肩を竦めるようにぷるぷると体を震わせ、その柔らかい体を投げ出すように木漏れ日の中へと移動した。


「勇者にいい感じに負けてお金を落とすんでしょ? 分かってる分かってる」

「あんたこの間やりすぎて勇者を返り討ちにしてたけど、あれじゃダメだからね」

「分かってるって」


 ピンク色のスライムのたしなめるような言葉に青色のスライムは投げやりな調子でそう答えた。そして一度大きくため息を吐くと、面倒だなあと呟く。

 このままここでお昼寝してたいのに。


「魔王様もいい加減にこんなことやめて人間を滅ぼしちゃえば良いのに」

「しょうがないでしょ。魔王様はこのごっこ遊びが大好きなんだから」

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