俺が今できることをやろう
「よ~し、お前達! これからもドンドン俺を頼って良いからなぁ~って
誰もいないじゃん」
確かそこら辺に五木姉妹やベガがいたような気がするのだが・・はて?
まあ良いや。
みんな頑張っているようだし、俺はそうだなぁ・・・アルタイルの偵察
ドローンでこの周辺を調べてみるかな。
俺はアルタイルのコントロールルームに入る。
「あ、マスター。周辺にアンノンは確認出来ません。」
「ご苦労さん、ナイン。ちょっと偵察ドローンを使いたいんだけどな」
「分かりました。こちらがドローン関係のコントロールパネルです。」
「どれどれ、えっとタッチパネル方式か。多分このDroneというボタンだな
なるほど、一覧が出てくるのか。偵察用、対地攻撃用、対空攻撃用色々
あるんだな・・・」
「偵察用はこれか。」
俺はSpy Planeというボタンを押してみた。
『偵察ドローン射出します』
アルタイルがそう告げると、目の前のスクリーンにドローンから送られてくる
画像が表示され、そこに戦闘機のHUDの様にクロスゲージと対地速度、高度、
方位がオーバーレイされる。
「おお!フライトシミュレーターみたいだな。このジョイスティックで操縦
するんだな。スラストレバーは、この根元に付いてるスライドバーかな」
「ゆっくり偵察したいから速度は限りなくゆっくりにしてと・・右旋回、左旋回
うん、なかなか反応が良いな。さて、まずはこの大学の周辺を一廻りっと。
うん、操縦法は把握できた気がする。それじゃあ、少しづつ周回する円を
広げていくかな」
俺は偵察ドローンを螺旋状に徐々にその円を広げていく。
「なるほどな。この辺りは、大学と公園が多いようだ。お、動物園がある、調査対象
に入れるか。いや、もう動物たちを飼育する者もいないだろうし・・・そうなると
動物も残っているとも思えないな。ドローンの画像からも動く物を認識出来ないし・・
動物園は良いか・・・おお、農園! ここに行ったら野菜とかの種があるかも。
チェックだ。」
俺は、ドローンから送られてくる映像から、役に立ちそうな箇所をマーキングして
いこうと思ったが、とりあえずは、農園を調べてみることに決めた。
「よし、ドローンを戻そう。 このボタンだろう多分」
俺はRTBと書かれたボタンに指を当てると
『リターン ツゥ ベース 確認。ドローン帰投開始します』とシステム音声が
流れた。
と、そのすぐ後から
『ガイア、帰還します』
という、アナウンスが流れた。
お、帰ってきたのか。ドローン偵察で結構時間使ってたんだな。無事で帰って
きてくれて良かった。
俺は、翔子とカオス、そしてセブンを迎えにアルタイルを飛び出した。
「お~い、翔子、カオス、セブン~」
地面から生えたように直立しているガイアから3人が出てきた。
「あ、ただいま~~ おじさ~ん」
翔子が笑顔で抱きついてきた。
「おかえり、翔子」
俺は、翔子の頭を撫でながらカオスとセブンに
「で? どんな感じだ?」と整備と補充の状況を確認する。
「整備工場を見つけてガイアの整備とミサイルや弾丸の補充は出来ました」
カオスが報告すると
「自衛隊基地でありったけの武器弾薬を入手してきました」
セブンがそう報告した。
「そっかぁ、ご苦労さん。じゃあ、カオスとセブンは点検整備をしてこい」
「翔子は、冷蔵室に先日作ったフルーツみつ豆もどきを冷やしてあるから、
それでも食べて少し休むと良いよ。」
「分かりました、マスター」
「うん、そうするよ 少し疲れちゃったし、じゃあまたね」
さてと・・・俺はドローンで目星を付けた場所を調べに行くかな。




