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これからのこと

全員でリクレーションを終えリフレッシュした俺たちは、これからの方針を協議した。


とにかくここで抗ウィルス薬を完成させること。

アルタイル、ガイアの保守点検及び弾薬の調達方法の模索。

自給自足体制の模索。

日本国内にあるゼウスの拠点の探す。

この4点に重点を置いて、その後、大板方面にあるという最後の機動要塞の確保。

そして、大国にあるという凶悪ウィルスの無効化。

これらを目的とすることで意見は一致した。


「量子コンピュータと2つの機動要塞搭載コンピュータのと連携は上手くいっています。

組み込んだ解析ソフトもエラーも出ずに正常に動作しています。」

ベガとカオスがそう告げる。


「コンピュータの分析結果が出るまでに臨床テストが出来るように機材を調整して

必要と思われる材料を揃えておくわ」

早苗が菜穂に手伝ってもらいながら実験の準備を進める。


「多分、大阪まで行けば整備工場とかあるかもだけど不確かだし、一度、前に整備

した自衛隊基地内の倉庫に行くのが確実かもしれないね」

翔子がそう提案した。


「通常の武器弾薬、及び大国にてウィルス兵器を破壊するのであれば爆薬なども

補充したいところです」

セブンが進言する。


「生活必需品、医薬品等の備蓄は現状では問題無さそうです。」

ナインが報告する。


みんなの報告、提案を聞きながら、俺は方針を考える・・考えるがなかなかまとまらん。

まとまらないまま知恵熱まで出てきそうだ・・こりゃいかん


俺は2つの鍋に水を入れて火にかける。

一つには粉寒天。もう一つには黒砂糖を入れて煮る。

寒天はすぐに溶けるから火から下ろして粗熱を取り、その間に黒砂糖の方のアクを取る。

寒天はすぐに固まるからこのパットに流し込んでと・・冷蔵庫に入れておくか。

そうこうするうちに黒砂糖の方もとろりとした黒蜜に変わったので火から下ろし、

粗熱を取る。


ん?何をしているのかって? 考えすぎて頭が飽和しそうなときは、無心になれる

料理をするのが一番なのだ。 これ、経験則な。

で、今回は、料理というかおやつだな。フルーツみつ豆を作ろうと思ってな。

しかし・・・赤エンドウ豆が手に入らなかったから厳密にはみつ豆では無いのだが・・

てなわけでっと

冷蔵庫で冷やした寒天をサイコロ状に切り分けてっと。

器に盛って、やっぱり冷蔵庫で冷やしておいたミカンと桃缶の缶詰を開けて盛りつけ、

冷めた黒蜜をかけて出来あがりっと。 アイスクリームでもあれば良いんだが、

贅沢は言えないな。

うむ、良い艶だ。いっただきま~~す。あ~~ん。


「ああぁぁぁぁ なんか美味しそうなもの食べてる!!」

「自分だけずるいですわ!!」

「あたしもそれ食べた~~~い!!」


「うわっと! ビックリさせるな! 白桃ちゃんが落っこちちゃったじゃないか!」

俺は、テーブルの上に落ちた白桃を指で摘まんで食べる。

なんというタイミングで現れるんだこの子達は 食い物の匂いに敏感なのか?

「意地汚な・・・・」

「うるさいわい! 分かった分かった、お前らにも作ってやるから待て」

「しかし、お前達、各自作業していたんじゃ無いのか?」

「ちょっと小腹が空いたからスナック菓子でも食べようと思って来たら

なんか甘い匂いがしたので覗いてみました~」

「そかそか ほい、出来たぞ、食ってみろ。みつ豆もどきだ」

「わーーーい」

「なんか変わった食感だけど美味しい~~~~ 幸せ~~~」


「そいつを食べたところで丁度良い。早苗と菜穂の方の準備状況は?」


「基礎工程くらいならすぐ実験を開始できるよ」


「そっか翔子、ガイアの整備状況は?」


「やっぱり弾薬が著しく減ってるね。船体の被害はほとんど無いかな」


「だよな。弾薬の補充なんだけど、ガイアが眠っていた高エネルギー加速器研究機構

に、アルタイルを整備したような整備用の倉庫があるんじゃ無いかな。ガイアなら

ここに来る迄の地中トンネルを逆にたどれば楽に行けると思うし、敵にも見つからない

だろうからさ翔子、セブン、カオスと一緒に高エネルギー加速器研究機構まで行ってきて

くれないか?帰りに自衛隊基地にも寄って通常兵器の武器弾薬の補充も頼む」

「良いわよ。」

「今言ったように、地中走行だから発見されることも無いと思うけど、整備中に

探知される可能性もある。セブンを同行させるが注意してくれ。無線は封鎖で、

緊急時だけな」

「分かったわ。じゃあ、すぐに出発するわ。今日中に帰ってこられると思うよ。」

カオスとベガに会ったら、ベガにガイアが整備に出かけている間はアルタイルで計算を

続けるように言っておいてくれ」

「それも了解だよ。じゃあ、おじさん! 行ってきます。」

「あ、翔子ちょっと待て」

「何?」

俺は、翔子の頭を撫でて

「気を付けてな」

「うん・・・ありがと!」


笑顔の翔子を見送りながら、俺はガラにも無い事してんなと、思った。

未来に来てからの俺は、なんか変なんだよな。


55歳の俺が20歳の女子大生妻を娶るなんて奇跡があったけど、わずか

半年で離婚届を渡されてジ・エンドだったし・・・

思えば以前の俺は、女に縁の無い人生だったよなぁ・・・


それが今はアンドロイドが4体とはいえ7人の女の子に囲まれてる状態で、

端から見たら、ロリコンハーレムの変態おっさんだよな完全に・・・

その実は、主夫みたいなもんだけどな ハハハ・・ はぁ・・・

ま、あいつらに恋愛感情なんて持つことも無いだろうけどな。

あいつらは家族だからな。それも有能な家族。

でも、この未来は何というか優しさが足りない気がするな・・・

心に余裕が無いからか、いや、優しくされたことが無いからなのかもな。

俺がこの世界に来た理由ってゼウスをやっつけるって事だけじゃないのかもな。

ま、俺にできる事なんてたかが知れてるけど、やるだけやってやるさ。


「ねぇねぇお姉様、おじさんが百面相しながら悶えてますわ」

「菜穂ちゃん、見ちゃいけません! 変態がうつります!」

「どうしましたか? 早苗、菜穂」

「あ、ベガさん、おじさんが壊れてるの」

ベガは俺をチラッと見ると

「心配入りません。あれで正常運転ですよ、菜穂」

「そうなんだ・・ あ、それでベガさん、何かご用ですか?」

「そうでした。早苗、基礎解析が完了しました。実験室のコンピュータに

入力したいと思いますが、いかがでしょう?」

「あ、出来たのですね。はい、では、早速実験を始めましょう。菜穂も

来てちょうだい。」

「は~~い」

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