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翔子
『翔子、そうじゃないよ、ここのネジを先に外さないとカバーは外れないぞ』
『あ、そうかぁ 分かったパパ。』
『翔子は飲み込みが早いなぁ、将来はパパみたいにエンジニアになるのかい?』
『なれるかなぁ エンジニア』
『翔子ならなれるさ』
パパ・・パパ・・・
またパパの夢を見ちゃった・・・あの日、大きな爆発の後、必死に私を冬眠
カプセルに押し込むと笑顔で手を振って部屋を出て行ったパパ。
あれがパパを見た最後だった・・・すぐに眠ってしまったから・・・
目覚めたときはすっかり周りが変わってた、そしてなんか締まらない感じの
おじさんとの出会い。過去から来たって本当なのかな?
でも、ノスタルジックスペースで昔の料理やゲームを教えてくれたって事は
本当なんだろうな
どこか私のパパに似ているおじさん。
パパみたいにコンピューターや機械に強いおじさん。
パパじゃ無いけどパパみたいに感じるおじさん。
ずっとこのまま一緒に暮らせたら良いな・・・




