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帝国薬科大学到着

激しい加速Gに耐えて10分。

『アルタイル、目的地に到着、五木姉妹のいる建物の前に着陸します。』


加速Gが消えて呼吸が楽になると、俺はすぐにシートベルトを外して、ドアハッチから

表へ出た。

「おかえり~~ いらっしゃいませかな どっちでもいいや、早かったねぇ」

「お疲れ様、すぐ話したいことが山ほどあるんだけど、とりあえず、一息いれて

ちょうだい。私もそこまで鬼ではないから」


俺たちの到着した音を聞きつけて、建物から五木姉妹とセブンが出てきて、俺に

話しかけてきた。


「よぉ、お前達こそお疲れさん。無事で何よりだよ。確かに高速飛行で身体の

節々がギシギシ言ってるんで、ちょっと休ませてもらうよ。今、8時15分だから

9時になったら菜穂の言ってた喫茶ルームに集合しようか」

俺がみんなにそう言っていると


『ガイア指定座標に到達。地上に出ます!』

という、音声が響くと同時にアルタイルの横に地中から飛び出すようにガイアが

出現し、停止した。


反射的にナインが戦闘態勢を取りながら俺に

「マスター、あれが新しい機動要塞ですか? 敵では無いですね?」

と、確認してくる。 五木姉妹は唖然とした顔をして直立に立った、銀色の

ドリルを見上げている。


「ああ、あれが新しく仲間になった機動要塞ガイアだよ。ナイン大丈夫だ。菜穂、

百聞は一見にしかずだろ?」

「なんか・・・機動要塞ってどこか尖ってるよねぇ・・・」


俺は、そのガイアから降り立った少女を手招きしながら、一同に紹介する。


「この子が、ガイアの管理コンピュータ、カオスだ、仲良くしてくれ」

「カオスです。よろしくお願いします」

「五木早苗です」「五木菜穂よ」「セブンです」


「じゃあ、自己紹介が終わったところで俺は少し休むよ。また後でな」

菜穂がカオスを見て、ゴスロリ仲間が増えそうだわと言っていたのは

聞かなかったことにしようと思う。


俺はアルタイル船内に戻ると自室に入りバスタブにお湯を張る。

ゆっくりと風呂に浸かって身体をほぐし出てくるとベッドに腰掛ける。

「ふう・・・なんとか機動要塞をもう一機確保できたけど、まだこれからだよなぁ」


ピーッと部屋の片隅で音がしたのでそっちを見るとクローゼットの上の緑のランプが

点滅している。そういえば風呂に入る前に服と下着、クロゼットに入れたんだっけ。

俺はクローゼットを開けてみる。

「おおお、ちゃんと洗濯されたように綺麗になってるじゃないか! スゲーな

クローゼット」俺は綺麗になった下着と服を身につけると

「あ、そうだ、風呂上がりにも丁度良いし、早苗の知りたがっていたドクターペッパー

冷蔵庫から持ってくるかな」

ノスタルジックスペースのコンビニに置いてあったのを見たときは感動したもんだ。

昔はどこのスーパーでも自動販売機でも売ってたんだけどな。いつしか消えてたんだ

よなぁ。草場君に頼まれて夏葉原に行く度に買ってこさせられたっけな。

俺は1番の冷蔵室からドクターペッパーの缶を2缶持ってくると冷えたその1缶の

プルトップを開け、一気に飲み干す。

「くぅこのなんとも言えない味わい。砂糖の塊って感じでもあるがまあ良い。」


そうこうしているうちに9時になったので、俺は船外に出て、菜穂に喫茶ルームに

案内してもらおうと思ったのだが・・・

「なんだい?その椅子とテーブルは」

そう、アルタイルとガイアの間にテーブルと椅子が並べられ、そこに全員が着席して

お喋りに興じていたのだ。しかも・・・

「で、ベガ、カオス、その格好はなんなんだ?」

ベガもカオスも服が替わっていたのだ。

「菜穂さんが自分の部屋から持ってきてくれたのですよ。ミリロリとか言う服だ

そうですの。こちらの方がマスターを誘惑しやすいとか言って」

「私は菜穂に無理矢理着替えさせらられたのだ。この方が絶対に合うからと。

なんでもゴスロリだそうだが、どうだ?似合っているか?」

俺は、頭を抱えながら菜穂を睨み付ける。


「どうよ。暗黒のロリータトライアングルフラッシュよ!」

「分かった・・・菜穂、お前は厨二病確定だ・・・」

「何よ?厨二病って」

「知らなくて良い・・・・で、なんで椅子とテーブルを用意して寛いでいるんだ?

喫茶ルームに行くつもりだったのだが?」

「定時連絡じゃ詳しい話は出来なかったんだけどね、ここの学食と喫茶ルームって

フードサーバーなのよ」

「ああ、スープみたいな奴が出てくるんだっけ?」

「そう、今まではそれが当たり前だと思っていたからなんとも思わなかったんだけど

おじさんの料理食べてから物足りなくなっちゃって・・・」

「料理って言ったってほとんどレトルトなんだけどな・・まあ、確かに歯ごたえが

ある方が食べた気がするからな」

「そういうわけで、おじさんのお料理食べたいなって」

「そういうわけって、どういうわけだよ。まあ良いや。作ってやるから運ぶの手伝えよ」

「やったー」

餌付けしてるような気もしないでは無いが美味しいは、正義って言うしな良いだろ。

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