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高エネルギー加速器研究機構

「ここだな・・・とりあえずメインの施設に行ってみるか。俺たちの最先端科学研究所

もサーバルームが機動要塞だったしな」

俺は、自動小銃を構えながら目の前にある大きな建物に歩き出す」

「そうね」そう言いながらベガがついてくる。

2人してメインと思われる研究所の建物に入ってみる。入場ゲートがありその横に

受付カウンターらしきものがあったので、まずはそちらへ行ってみる。俺の研究所と

同じようにIDカードによる認証システムらしい。ゲートの先には大きめの両開きドアが

あり、その中が研究室になっているようだ。

「あのゲート、乗り越えて入ったら、警報とか鳴るかな?」

「さぁ?ここのIDカードリーダーが作動しているということは、手続きを無視したら

鳴るんじゃない?」

「だよな・・警備員はいないと思うが警報だけでなく、何かしらの撃退装置があったら

やばいよなぁ」

「考えていてもしょうがないですよマスター」

「あ、おい待て!」

俺の制止する声を無視してベガがゲートを飛び越えた。

『コードレッド コードレッド 侵入者あり コードレッド』

「やっぱり警報が作動した。言わんこっちゃない」

俺は、自動小銃を警報を発している装置に向け、数発発射する。これで警報音は黙らせたが、

フロア中の赤い点滅はそのままだ。俺はベガに続いてゲートを飛び越えようとして、

膝をぶつけ、大きなドアの前にうずくまる・・・

「痛ってぇぇ・・・だから、俺は一般人で、兵士の訓練なんかゲーム上でしか

受けたことないんだっての」そんな俺を哀れむような顔で見下ろしながらベガが俺の

手を取り、立たせながら

「まあ、ゲートを越えられたんだから良しとしましょう。マスターは少し運動した方が

良いですね、これからは」

「はいはい」


ドアを開けて中に入ってみると様々な実験装置のようなものがあり、コントロールパネルが

たくさん並んでいる

「雰囲気は俺たちの研究所のサーバルームっぽいけどな。」

「電源が入りませんね。システムが立ち上がらないことには確認も出来ないわ」

「ここでも、マスターキーとかいう奴が必要なんじゃないか?」

「そうですねぇ マスターの場合は、システムが必要だとしてこの時代に強制的に

転送させたから、マスターキーも簡単に作成できたんだと思いますけど、この施設は

そういう人物がいなかったのでしょうか?」

「いたとしてもウィルスにやられちまったとかな」


「誰ですあなた方は!!」


俺がベガと話をしているといきなり後ろから声をかけられた。

思わず振り返り小銃を構える。

そこにいたのは、ベガのような小柄の少女で手には拳銃のようなものを

握り、銃口をこちらに向けていた。

その堂に入った構えを見て、かなう相手じゃ無いと判断し俺は小銃を床に

置いて両手を上げ、ベガにも手を上げるよう、小声で指示する。

「怪しいものじゃないって、定番な答えだけど、本当に怪しい者じゃないんだよ」

「ゲートを無断で越え、警報装置を壊しておいて怪しくないですって?」

「ああ、少なくともゼウスではないよ」

「何しに来たのです!」

「ここに機動要塞って奴があるかなぁってね」

「なぜ、それを!」

「あ、やっぱ、あるの? 機動要塞」

「質問に答えなさい!」

「あー俺たちも、機動要塞の乗組員でな、他の仲間を探しているって感じなんだが」

「あなた達が?」そこでベガが一歩前に出てその少女と正対する。

「私はベガ、機動要塞アルタイルの管理コンピュータよ。どうやら貴女もそう

みたいね」

「貴女が? ちょっと待って・・・確かに波長は合っている、確かなようね。

そう私は、機動要塞「ガイア」の管理コンピュータのカオスよ。よろしくベガ」

そう言って、ようやく少女は構えていた銃を下ろしてくれた。表情は、どこか

ホッとしたように見えた。

「それでそっちの人間は?」

「こちらは私のマスター坂井弘幸様です。」

「こんなさえない男が貴女のマスターキー? 苦労するわね」

「そんなことありませんわ。以外と使えるのですこれでも」

「聞いていれば散々な言い方だなお前達!」

2体の管理コンピュータの会話に思わず突っ込む

「管理コンピュータが起動しているということは、もうガイアは起動しているの?

「そうじゃないわ。研究所の警報装置が作動したから、緊急で私が呼び覚まされたの。

人間の管理者、警備員等はもう、いないからね」

俺は無視かよ・・・・


「そう言うことね。 じゃあ、マスターキーも無いからガイアは、起動できないの?」

「その前に、今どういう状況なの?この施設内にもう人はいないようだし、どこからも

通信が入ってこないから、現状を把握できないのよ。」

「そうよね、じゃあ、私が分かる範囲でこれまでの経過を説明するわ」

「おい、俺の立場は・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「なるほど・・・状況は分かりました。ゼウスが所有するウィルスをまずは無効化

するのですね。あなた方は、少しでも味方を必要としてここに来られた。そういう

事ですね?」

「そう言うことだね。 今は少しでも味方が欲しい。5台作られたという機動要塞も

俺たちのアルタイルと君、ガイアと大板の一機だけになったらしいしその大板の一機も

無事かどうか分からない状況なんだ」

ようやく俺の話を聞いてもらえた。俺の立ち位置って・・

しばし思案顔だったカオスは唐突に

「分かりました。協力します。」と、言った。

「マスターキー無しで起動できるの?」

「エマージェンシーモードで私が起動しました。すでにE-OSで動いていますから

可能です。ただ、搭乗員がいませんので、私一人でコントロールするしかありません

ので、本来の性能を出し切れません。」

「それは仕方ないだろう。助かるよ。じゃあすぐに起動してくれ えっと、カオス」

「分かりました。そこの席に座り、シートベルトを締めてください」

この辺りは、同じ手順っぽいな。俺とベガが席に着きシートベルトを締めるのを

確認すると

「ガイア、起動します」という声とともに部屋の壁が動き出し、細長い形に変形

し始めたかと思うと、何かが回転し始める大きな音と振動が部屋中に響き渡った。

「なんか、アルタイルとは全然違う形態みたいだな ベガ」

「ええ、あ、床が前方の方へ斜めに傾き始めましたよ、マスター」

「うぉっ! 本当だ。大丈夫なのか?カオス!」

「このガイアは、地中走行型の機動要塞なのです。これで正常運転です。」

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