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ノスタルジックスペース2

「みんなお腹は落ち着いたな?」

「うん、初めてのパスタ美味しかった。あと、この飲み物もシュワシュワして

美味しかったよぉ」

「気に入ってもらえて何よりだ。さて、ここに拠点を置いてもいいんだが、

いつ、ゼウスが来るか分からない。そこで、いつでも移動できるように食糧と

飲み物をアルタイルに運び込んで備蓄しようと思う。で、それは俺がやるとして

お前達は、この一つ向こうのファッションストリートに行って、お前達の服と、

生活用品なんかを調達してくれ。あ、その際、戦闘時でも問題無いような服と

靴を最低でも一揃い用意してくれな。セブンは引き続きこの子らの警護を頼む。

ナインは、俺と一緒に食糧なんかをアルタイルに運び込むのを手伝ってくれ。

調達し終わったら各自、アルタイルに戻ってくれ」

こうして俺たちは、それぞれ目的の品物を手に入れるため散っていった。

「さて、ナイン。この店の裏からカップ麺、冷食、パックご飯、菓子類それと

、ええととにかく俺の言った箱を全部アルタイルに運ぶぞ。そこにある

台車を持ってきてくれ」

「分かりました。マスター。指示していただければその段ボール箱を台車に積み

ます。」

こうして俺とナインは6往復という行程を経て2軒のコンビニの倉庫にあった、

冷凍、冷蔵保存可能な食材と俺の下着類をアルタイルに運び込んだ。

服はこの世界に来たときに着ているジャケットにワイシャツのままでも

とりあえず問題無いだろう。あ、でも撃たれた後の穴が開いてるか・・

まあ良いか男だし、元々着る物にそんなに固執してなかったからな。

「助かったよナイン。少し休んでくれ。エネルギー補充は、必要無いとベガから

聞いたが保守点検の意味でも休息は必要だろうからな」

「ありがとうございます。マスター では、少し休ませていただきます。」

「さて、あの子達が帰ってくるまで少し俺も休憩だ。女の買い物は時間がかかると

相場が決まっているからな」

打ち合わせテーブルに移動すると俺は椅子に腰掛け、ぼんやり天井を見上げる。

ゼウスか・・・俺がこの世界に呼ばれたのは、ゼウスを倒し、世界を元の世界に

戻せって事なんだろうか? しかし俺と2体のアンドロイドそしてあの3人の娘。

あとは、このアルタイルという機動要塞だけ。この程度の戦力で戦えってのか?

だいたい俺は、戦闘はド素人なんだぞ。まあ、戦闘ゲームとかシュミレーション

ゲームはやってたけどさ。

あの3人の子達の能力は不明だし、このアルタイルのAIは脳天気でエロっぽいしな

「失礼ですわ マスター」

突然、俺の前に一人の美少女が現れた。

「うぉっ! 誰だおまえ!」

「いやですわ、アルタイルの管理コンピュータのベガですよ マスター」

「へっ?」間抜けな声を出してしまった。でもさぁまさか機動要塞がこんな少女

だなんて思わないだろ普通。

「なんです? 私が可愛いから声も出ないってことですかぁ?」

「あ、いや・・・お前、本当にこの機動要塞なの?」

「はい、管理コンピュータの化身というイメージでしょうか。ヒューマン

インターフェイスとしてこの姿が意思の疎通がしやすいと、設計者が用意していたの

ですわ。」

「なんか凄いなこの機動要塞って。っていうか設計者の趣味がよ~わからん。

なんで管理コンピュータの化身をこんな美少女の形にしなきゃならんのだ。

しかもフェロモン全開って言うくらいの胸元開きまくりのオフショルダーニット、

ピッチリのタイトミニと、きたもんだ」

「設計者がロリコンだからに決まってるじゃ無いですかぁ マスターと一緒ですよ」

「俺はロリコンなんかじゃ無い!」

やっぱ、疲れるわ・・・・性格はそのまんまか・・・

まあ、確かに会議するにしても同席して意見交換とか楽そうだわな

そんなビックリアクシデントでわたわたしてるところに3人がショッピング

カートに品物を満載して帰還した。

「ただいま~~」「ただいま戻りました」「疲れた~~」

「おう、無事戻ったか。って、1人1カートかよ。どんだけ持ってきたんだ。」

「女の子は色々必要な物があるのですよ。おじさんと違って」

「はいはい ああ、セブン、今、ナインには休息を与えて保守点検をさせているんだ、

お前も休息しろ。 この中なら安全だからな」

「分かりましたマスター。 休息させていただきます。」

「あれぇぇ ねぇねぇおじさん、この子だぁ~れ?」自分と同い年に見えるのか

翔子がベガを見て興味を示した。

「ああ、そいつはこの機動要塞の管理コンピュータ ベガ だそうだ」

「へぇぇぇ おじさんがナンパしてきた子じゃないんだぁ」

「何で俺がお前みたいな若い子をナンパすると思うんだ」

「だって、おじさん、ロリコンっぽいから」

「「ええぇぇぇぇぇぇぇ おじさん、ロリコンなのぉぉぉぉ」」

五木姉妹が俺から距離を取りながら蔑む目で俺を見る。

俺はガクッと膝を着いて頭を抱える。

「お前達に俺はどう映っているんだ・・・」

「「「変態おっさん(ちゃん)」」」

「ま、そうだよな・・・まあ良い、お前達の部屋に案内するついてこい」

俺は3人娘を連れてエレベータで一つ下のフロアへ移動する。

「中央にある丸テーブルの周りに部屋が12個あるだろう?便宜上ドアの上に

1~12の数字を割り振って置いた。まあ、時計みたいな物だな。で2番は

冷蔵庫と冷凍庫が備え付けられている、この2つには、主に食料と飲み物が入れてある。

冷凍庫はともかく、冷蔵庫に入っている飲み物は適時飲んでも構わないぞ。

んで、3番は倉庫だ生活用品や乾物などを収容している。

で、1番は厨房になっている。

12番は、今降りて来たようにエレベータだ。

んで後の4~11番が空いているから好きな部屋を各自使って良いぞぉ」

「へぇぇぇ個室かぁ、気が利くじゃ無い、おっさんなのに」

相変わらず一言多いな早苗は。

「ありがとうございます、おじさま」

おおぉおじさまかぁ、おじさんより全然良いけどなんかこそばゆいなw

姉の早苗と違い菜穂ちゃんはほんと、お嬢様女子高校生って感じだよなぁ

あの歩道橋の上で誤解するような行動をして俺を歩道橋の下へ落下させたあの

女子高生とは比べものにもならないって、イヤなことを思い出しちまったぜ。

「へぇぇぇ狭いけどトイレもお風呂も付いてるんだぁ 鏡もあるしクローゼットも!

良い部屋じゃん! ぼく、この部屋に決めたよぉ」

早速、一つの部屋を開けて中を調べまくっていた元気ッ子って感じの翔子が

カートを押して5番の部屋に消えた。その後、早苗が6番、菜穂が7番に決め、

それぞれカートとともに、部屋に入った。まだそれぞれの部屋のドアが開いている内に

俺は、「部屋の中に時計が付いているだろ?今、17時半だ。19時に夕飯にするから

中央の丸テーブルに集合してくれよ」

「「「はーい」」」元気に返事して3人は部屋のドアを閉めた。

よし娘達の部屋が決まったところで、あいつらも呼んでくるか。

俺はエレベータでコントロールルームに上がると、保守点検シーツに座っている2体の

アンドロイドに声をかける。

「セブン、ナイン、点検は終わったか?」

そう、声をかけると2人は目を開け、「「はい、マスター」」と、立ち上がる。

「ベガ、どこにいる?」

「ここにいますわよぉ」いきなり身体をひっつけてきたベガに

「うぉっ! どこから現れたおまえ!」

「うふふ、ずっとマスターのそばにおりましたわ」

「マジか・・・気配を感じなかったが・・・まあ良い。お前達、一緒に下のフロアに

来てくれ」

そう言って3人のアンドロイドを下層フロアに連れて行き、

「お前達にも個室を与えようと思う。4番は俺が使うことにしたから8~11番の

部屋が空いているので好きな部屋を使ってくれ」

「私は特に部屋など必要無いのだが?」セブンがそんなことを言うとナインも

「私も部屋は必要ありません。保守点検チェアがあれば問題無いし」と言う。

「あらぁぁ 2人とも女の子なんだし、プライバシーって必要よぉ。それと、

保守点検チェアも部屋の中に設置してあげるから、ゆっくり休めるわよ? もちろん、

私は、ありがたく使わせてもらうわぁ ベッドの上であんなことやこんなことを

妄想して・・・」

「それ以上しゃべると、たたき壊すぞ! ベガ!」

俺はつかれた表情でベガを発言をシャットアウトする。

結局、8番にセブン、9番にナイン、10番にベガという部屋割りになった。

「まあ、とにかく部屋を使ってくれ。で、19時にこの中央テーブルに集まってくれ。

全員で夕食とともに今後のことを話し合いたい。」

そう言うと俺は、倉庫に入ってパックご飯とレトルトカレーを人数分(アンドロイドを

除く)厨房に運び込む。

「さて・・電子レンジはコンビニから運び込んだしこれを使えば簡単だ。 あっ・・

食器って言う物が無かったっけ・・・・う~~む・・・・さっきのなんちゃらスペース

に100均とか無いかなぁ ちょっと見てくるか」

俺は、台車を一つ転がしながらなんちゃらスペースに向かう。

幸い、辺りに敵の気配は無い。ゆっくり台車を押しながらノスタルジックスペースに

到着すると、俺は広場に立っているこのノスタルジックスペースの案内図を見つけ、

どこに何があるのか調べてみた。

さっき行ったグルメロード、女の子達が買い物に行ったファッションロードの他には

えっと・・・レジャーストリートに物作りロードか。とりあえず行ってみるか。

ガラガラと台車を押して2つの通りを歩いて行く。

「おっホームセンターみたいな感じの店がある。あそこなら欲しいものがあるかも

しれないな」

「おっ家電コーナーがある。 炊飯器ゲットだぜ。食器もあるな。よしよし。

米とかは置いてないよなぁ・・・昔、ばあちゃんが言ってたっけ、日本人なら

米さえあればなんとか生きていけるわよってな。あ、包丁セットか 一応、武器にも

なるからこれも持っていこう。 さて、次はレジャーストリートを散策だ」

「なるほど、キャンプ用品や海水浴用品なんかを売ってたのか。ハンティング

ナイフや、ボウガンもあるな。持っていこう。お?花火か 何かに使えるか

これも有るだけ持っていくとするか」そんな風に楽しくショッピングっぽい事を

俺がしていた頃、アルタイルでは・・・


『レッドアラート! レッドアラート! 多数のエアボーン接近中!』

『迎撃態勢! 「オロチ」起動! 乗員は配置に付け! レッドアラート』

突然、アルタイル船内に警報が鳴り響き、赤いパトライトが回転する。

「な、何事ぉ?」「どうしたんだぁ?」「何事です!」

部屋から全員が飛び出してくる。

「敵襲なのです! みんなコントロールルームへ急ぐのです!」ベガがそう叫んで

エレベータへ向かう。後の者達も慌ててエレベーターに飛び乗った。

「セブン! 「オロチ」のコントロールパネルに座ってフルオートのボタンを

押すのです!」「了解!」

「マスターは、どこなのです?」「そういえば、見ないわね」「寝てるんじゃ無いの?」

「こんな大きな警告音の中で寝ているなんてあり得ないのです。ナイン! マスターを

探すのです!」「了解!」

『オロチ、迎撃モードフルオート。 アンノン接近中、距離1200 機数12』

『アンノン 2手に分かれます。8機がこちらに向かってきます。距離800 4機は

左に旋回ノスタルジックスペースに向かう』


「マスターはどこにもいません! 厨房に食事を作ろうとした痕跡のみ!」

「まさか・・ノスタルジックスペースに何か取りに行ったとか?」

「一人で? バカじゃ無いの!」「今はそんなこと言っている場合じゃないのです」

「目の前の敵を迎撃したら、すぐに向かうのです!」

「あああ、あたし達はどうしたら?」

「五木姉妹は、操縦系統のコントロールパネルについて、迎撃したらアルタイルを

ノスタルジックスペースの中へ進行させるのです!」

「翔子は、迎撃したら偵察ドローンを発進させてマスターの居場所を探すのですよ」

「「「わ、わかった」」」

『アンノン400に接近。オロチ、レーザー照射開始、迎撃します。』

『アンノンから小さなブリップが複数分かれて接近。ミサイルと推測。CIWSを起動』

『アンノン迎撃成功。しかし2発のミサイルが破壊できず接近中・・当たります』

そのメッセージとほぼ同時に船体が激しく揺れ、いくつかのパネルから火花が出る。

「きゃあああ」

「大丈夫なのです。被害は軽微です。ドローンを飛ばすのです、翔子」

「どのボタン? ああ、わかんないよぉ」「Droneと書かれたボタンを押して、表示された

一覧からSpy Planeと書かれた箇所をタッチです!」「わ、わかったわ」

『偵察ドローン射出』

「そうしたら目の前のモニターに地図が表示されますから、右側のジョイスティックで

ドローンを操縦してノスタルジックスペースを捜索するのです。左側のモニターに

ドローンのカメラ映像が出るはずです。」

「うえぇぇ酔いそうな画面・・・でも頑張る。おじさんを探すわ」

「急がないとマスターが危ないのです! アルタイル発進準備をしておいてください」

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