番外編 運命の赤い糸①
本編よりも番外編が多い・・・・だと・・・?
読んでいただきありがとうございます。
俺は運命というものを信じていなかった。
このときまでは。
◇◇◇
「はぁ」
「どうしたんだ千歳?ため息なんてついて」
「いや何でも。あの時の人可愛かったなって」
「またその話か・・・」
「またってなんだ。またって。俺はあの時に運命を感じたんだからな」
「はいはいわかったわかった」
「けっ・・・。自分は彼女とイチャついてるくせに」
「ん?なんか言ったか?」
「いや何も言ってないです。だからその手をおろしてください特務少将」
「ごめんごめん」
俺たちが終戦後の休暇から帰ってきて、はや一ヶ月。
終戦したというのに戦時中よりも多い事務仕事をしている今日このごろです。
それにしたって幹也のやつ。なんで彼女と別れてないんだよぉぉぉぉおおおぉぉ!
別れるって話だったんじゃないのかよ。
こっちはこっちで別れた時用に掛けてやる言葉を準備してたのに。
クソっ。「次、頑張れよ!」って笑いながら言ってやりたかった・・・
毎日毎日俺の前でイチャつきやがってぇ。
もし彼女がこの場にいて直接イチャついてたら俺は石投げる自信があるね。
とにかく爆ぜろリア充!
俺は日々の思いをパソコンのエンターキーにのせる。
幹也はそんな千歳の様子を不思議に思いながらも言わなければいけないことを思い出した。
「あっ」
「ん?どうしたんだ幹也?愛しい彼女からメッセージでも来たのか?」
「お前は俺をなんだと思ってるんだ?仕事はちゃんとやるよ。あぁそうだった。そういえば今日、新人が来る」
「新人?」
「あぁ。噂では軍の事務能力テスト満点だったとか」
「嘘だろ?あのレベルを満点?化け物じゃないか」
事務能力テストとは簡単に説明すると、軍の入社試験のようなものだ。
といっても筆記試験しかないため、前線で戦う兵士ではなく後方での仕事をする人員のための試験だ。
しかし、その難易度はとんでもなく高い。
あの日本の有名大学を凌ぐ難しさだそう。
ようするに今日来る新人はめっちゃ頭がいい。
「あっ。後、化け物はやめておけ」
「どうしてだ?」
「今日来る新人は女だからな」
まだ俺はこの時、運命なんて本当に信じていなかったんだ。
もう察しのいい皆さんは気づくかもしれませんね。
千歳の今後にご期待ください。
自分の今後の参考とモチベーションのためにも評価とブクマの方お願いします。
次回は1月3日の10時に投稿予定です。
ぜひ、自分のもうひとつの作品も見ていただけると嬉しいです。
それでは皆さん。また次のお話で。




