第二の人生が始まる。
閲覧していただきありがとうございます。
ふかふかと暖かく薄暗い包み込むように閉鎖されたところに私はいる。
……
私に話しかけているのだと分かるがよく聞き取れない。
・・・・・・・・
意識がはっきりとしてくるのがわかる。
……もう少し・・・・もう…少し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
薄暗い世界から まばゆい世界に
「こんには、私たちの赤ちゃん。」
はじめて目に映るのは、優しさと愛に満ちた女性の顔だった。
ぼやけた視界でも 眩く暖かさに満ちた眼差しに顔がほころぶ。
「ねぇカリュム。今、私を見て笑ったわ。」
「ほんとだなぁ。ありがとう生まれてきてくれて。」
「この子の名前は?」
「女の子だから『カノン』はどうだ?」
「素敵な名前ね。」
無事に私が誕生した。
月日が流れて生誕 3か月 首も座りました。
やっと自分で寝返りもできるようになった。
これから3~5年は、行動範囲が狭いので知識を蓄えよう
自分のことも調べないといけないし
あっと言う間に幼少期は過ぎるだろう。
「あぅ・・・ばぅ。(かんt・・い・)」
こんな…発声もままならない。(泣)
【名称】カノンのベット
【詳細】カリュム作 安全性に難あり。
鑑定のスキルが しっかり使える。
(この難ありって何? )
表示されている【詳細】にふれてみたら
【補足】 いびつな木材を使用しているため、グラつく。
組建てが甘いため2年持てば凄い。
(このカリュムって父親のことかな?あと………すぐ壊れるわけではないようなので…良しとするか。)
気を取り直して自分の手を鑑定にかけてみた。
【名称】カノン(3か月)
【種族】人族 【性別】女性
【能力】鑑定・創造
【魔力】をタッチ
【補足】全属性可
魔力量は、成長とともに増えていきます。増やしたいときは魔法をなるべく使い魔力を減らして増やしてを繰り返すことをお勧めいたします。
魔力の器の形が決まるとされる14歳までにおこなうのがグッドです。
(【補足】さまさまだ。結構役立つ・・・・。)
鑑定スキルを活かしながら この世界のことを知っていこうと思う。
まずは 土台作りをしっかりしないとね。
赤ちゃんでは 生活範囲が狭いので情報収集はできない。
神様が言ってたが魔力量があると色々できるらしい。
まずは、魔力を増やしていこう!
(鑑定)
【名称】カノン
【種族】人族 【性別】女性
【能力】鑑定・創造
創造の部分に触れる。
【補足】
【創造】 魔力を代償にいろいろ作ることができる。
無からの創成は 大量の魔力を必要とするので気をつけてください。下手したら 死んじゃいます。
神様より
5回だけ代償なしに 創造が使えるようにしてあるので大切に使いましょう。
頑張ってチートになってくださーい。
(・・・・神様って?)
いろいろ思うことはあるが 5回も代償なしはありがたい。
まずは、方向性を決めて私なりに考えよう。
とりあえず
【全言語使用】
どんな言語やことばを理解する。
話す・聞く・書くに困らない。
【クリエイト】
生活品や武器などの作成が可能。
材料が必要になる。
【知識辞典】
前世の記憶の中から知りたい情報を検索できる。
一度見聞きした情報なら閲覧可能です。
の3つを作り2個は保留にしました。
早速 【知識辞典】を使ってみよう。
【知識辞典。】
なぜか何も起きない。 自分を鑑定鑑定して能力が増えていたので得とくしたのは間違いない。
もう一度鑑定を使い【補足】をしてみると。
【知識辞典】 知りたいことを思いながら念じて利用してください。
本日よりこの世界情報収集を行います。
なるほど、便利だが情報が今の段階では、情報が少ないようだ。
ガチャッ
部屋の扉の開く音が聞こえた。
「カノンちゃん。いい子にしてましたか?」
母か入っていた。
「初めの子どもだけど あんまり泣かないし こんなに手のかからない子で大丈夫なのから? 」
母よ 赤ちゃんらしくなくてすいません。
私は、自分だけの時間を作りたいのと授乳とオムツがたまらなく 恥ずかしのです。
体は 赤ちゃん
中身は おばさん
・・・・精神的につらいです。
しかも、胎児から意識があったんだ。
神さまのコノヤロー!!
カノンの物語が今はじまりました。