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異世界ぼっち酒 ~クエスト調査官リュウジの事件簿~  作者: 九重七六八
第1話 グレイウルフの森全滅事件
22/83

殺害の犯人

今日から出勤開始の方が多いと思います。

電車の中でコロナに気を付けつつ、お楽しみください。

冒険者ギルドに到着したリュウジは、2日ぶりのシャワーと温かい食事をし、そしてふかふかのベッドで6時間ほど睡眠を取った。そして起きると調査結果をアオイとギルドマスターであるタンゾウに報告をした。


「冒険者の仲間割れが原因ですと?」


 タンゾウはそうリュウジに聞き返した。恐らく、予想だにしなかった答えなのだろう。


「犯人は誰だと言うのですか?」

「そりゃ、決まっているだろう。唯一、死体が最初に見つかったレンジャーの男だろう……。犯人が穴に埋まっているわけがない」


 リュウジはそう言ったが、その言葉には何か裏があるような含みがあった。


「穴に埋まっているって……」


 アオイは反論しようとしたが、バタバタとドアの外が慌ただしくなったために、中断せざるを得なかった。どうやら、捜索隊が戻ってきたようであった。

 捜索隊はリュウジが見つけた砦入り口付近の地面を掘った。そして埋められた死体を見つけたのだ。


「どうだった?」


 リュウジは顔色を変えずに報告を聞いて戻ってきたアオイにそう尋ねた。リュウジには、穴に埋まってた死体の正体が分かっているようであった。


「……リュウジさんの予想は?」

「くくく……統括官殿は、可愛い顔をしているのに意地が悪いな」


 リュウジは気を悪くしたようでもなく、アオイの質問によどみなく答えた。


「埋まっていた死体は戦士2人。そして恐らく魔法使いの女もだ」

「……当たりです……でもなぜ、分かったのですか?」


 アオイはリュウジに疑問をぶつけた。これは隣で聞いているギルドマスターのタンゾウも同じ質問をしたかったであろう。

 彼はじっとリュウジの回答を聞いていた。


「レンジャーが犯人と仮定すれば、その3人が埋まっているしかありえないだろう」

「……私が聞いているのは、レンジャーが犯人と決めつけた理由です。それにパーティにはヒーラーもいました」


 アオイは疑問を投げかける。なるほど、確かに新たに見つかった死体からすれば、レンジャーの犯行と言える。また、一人の残ったヒーラーの男を無視しているリュウジの態度が気になった。

 

「そもそも、戦士2人は格闘のプロだ。いくら不意をついたところで、2人を殺すことは困難だろう。レンジャーがまともに戦って勝てる相手ではない。それに魔法使いの女も侮れない。むざむざ殺されるとは考えにくい」

 

 そうタンゾウも疑問を口にした。それをリュウジはニヤニヤして聞き、そして答えた。その答えはアオイもタンゾウも驚くものであった。


「戦士の男2人に魔法使いの女が1人。計3人を殺害したのはレンジャー。しかし、本当の犯人は別にいる……」


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