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VRMMOの管理人  作者: 総督琉
第0章 楽しかった世界
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第4話 フレイヤ

俺は街中(まちなか)をぶらぶらと歩く。また改造をしているものが現れたらしなければならないからだ。


俺は街中で不思議な光景を見る。なぜかNPCがNPCを殴っていた。プレイヤー同士ならあり得るのだが、NPC同士はまず無い。俺は殴っていた男を払いのけ女の子に話しかける。


「大丈夫か」


NPCの女の子を見ると、NPCには流せないはずの涙が目から零れ落ちていた。


「君は……プレイヤーか?」


だがステータスを見てもNPCと表記してあるし。


「私は…フレイヤ……フレイヤって言います。」


どんなNPCよりも、どんなプレイヤーよりも可愛い笑みを浮かべた。


俺はフレイヤという少女とパーティーを組んだ。フレイヤの装備はボロボロの布の服だったので、いい装備を整える事にした。


「星10の防具がいっぱいあるぞ。星10はレア度最大だから、死ぬことはないよ」

「いいや、私は努力したい」


フレイヤはモジモジしながら言った。


「確かにそうだな。でも死ぬなよ」


フレイヤは顔を赤く染めた。まるで現実みたいな感じだ。


突如アラーム音が世界に響き渡る。


~イベント発生、イベント発生。~


「イベント!」


今回のイベントはリュックモンキーというレアモンスター。リュックモンキーはアイテムをたくさんドロップするモンスターであり、プレイヤーからはこよなく愛されている。


「行くぞ、フレイヤ」


俺はフレイヤの手を引っ張り、イベントに向かう。

リュックモンキーの巣窟へ着く。


プレイヤーが多い。やはりこれ程人気のあるイベントはなかなかないから驚くのは必然だ。


リュックモンキーが襲ってくる。僕は槍を出し、リュックモンキーを刺す。アイテムが6つほどドロップする。普通はドロップするとしても一つか二つなんだが、このモンスターは全てのモンスターのドロップアイテムをドロップする。だからプレイヤーから人気がある。


2時間が経つ。


「一通り倒したな」


フレイヤのレベルは1から12まで上がっていた。リュックモンキーは経験値が少ない。


大きなアラーム音が響き渡る。


~イレギュラー発生、イレギュラー発生~


その瞬間空が割れる。

割れた空から鳥型のイレギュラーモンスターの《トリガタ》とその眷族(けんぞく)の《オオトリ》が空から降って空一面を埋め尽くす。


「嘘……だろ!」


空から降ってくるイレギュラーモンスターに、他のプレイヤーは怯え逃げ出す。


「フレイヤ、離れるなよ」


フレイヤは俺の腕をしっかりと掴む。


「管理人スキル《強制消滅》」


眷族の《オオトリ》が消滅していく。眷族を殺されて怒っているのか、《トリガタ》が襲ってくる。


「管理っ……」


腕が……貫かれた!?

しかも管理人はプレイヤーモードではない限りHPが減らないはずなのに……HPが……


フードの男がこっちを向いている。


「改造者か!」


地面が大きく揺れる。


「次は地面か!」


地面が割れまたイレギュラーモンスターが現れる。


「あれは《ツチノコガタ》。レベルは10000。 見た目はツチノコそのものであり大きな体での戦いを得意とする凶暴なモンスター。」


フレイヤは《ツチノコガタ》を睨み付けながら語る。フレイヤがこんなに怖い顔をしたのは初めてだ。


「管理人スキル《強制消滅》」


《ツチノコガタ》と《トリガタ》は消滅していく。


「改造者め」

「強制ログアウト」


俺は目覚める。…………VRMMOから…


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