異世界でうだつのあがらなかった中年のお話。
「……意外と来てくれるものですねぇ」
三世は手元の白紙に人の名前を書き綴りながらそう呟いた。
この名簿はそのまま住民の記録帳となる。
つまり、わざわざ移住してくれる人がいるという事だ。
物資もない。技術もない。金もない上に理解不能な獣人ばかりは山ほどいる。
しかも元戦争していた敵国だ。
そんな悲惨な状況だとわかっているのに、わざわざ三世の領に移住してくれるというのだ。
感謝という気持ち以外思いつかない。
例え一部は無税に釣られてやって来たのだろうとしても、本当にありがたい事だった。
マリウスとドロシーはルカが独り立ちした事もあってか即座に移住してくれると約束してくれた。
特にドロシーはいないと貴族のお仕事的に困る未来しか見えない為実務的な意味でもありがたい。
ただ、移住は溜まっている仕事を終わらせカエデの村に仕事の後続が来てからの話である。
当然先の事になるだろう。
当然の事ではあるのだが、フィツはこの村に残る為お別れとなる。
別れの挨拶をした時は、あっさりとした別れになると思ったがそんな事はなく、フィツは激しく泣いた。
頭がはげ顔に大きな傷のある強面のおっさんが泣くという衝撃の光景は当時の客は色々な意味で驚いていた。
三世との縁はそれほど深いものではない。強いて言えば気の合う友人位の関係だ。
では何故フィツが悲しんでいるかと言うと、三世ではなく、ルゥとシャルトの方が原因である。
フィツからしたらルゥは一番弟子で、シャルトは推しのアイドルとなる。
料理キチでミーハーなフィツが泣かないわけなかった。
カエデの村の挨拶回りが終わった後、三世は馬車に乗ってルゥ、シャルト、ルナ、楓と共にお世話になった人に対するお礼回りに向かった。
まず三世は二人の操縦士の元に向かう事にした。
二人がラーライル国内端っこの農村にいると事前に聞いていたのでそこに向かってみた。
が、そこで会えたのは大きい方の操縦士、田所修一の方だけだった。
もう一人の細くてひ弱な方の操縦士田中正次はドラゴニュートの国に移住してしまったらしい。
流石にドラゴニュートの国に向かう事は出来る気がしない為、三世はマサツグと会うのは次の機会とすることにした。
マサツグは気性が荒く争いごとが大好きなドラゴニュートの世界に何故か入り、必死に力を磨いて生きているそうだ。
自分の想像する彼とはかけ離れた生活をしている事に驚きを隠せない三世。
だが、それもこの世界に適応したという事なのだろう。
しかも予想外な事に大変良い関係を築きながら暮らせているそうだ。
以前助けに来てくれた時の巨大なドラゴン。
彼もドラゴニュートでマサツグと仲が良い為手伝いに来てくれたらしい。
三世がシュウイチにお礼の言葉を伝えた後――。
「それで突然なんだが、ヤツヒサさんとこの領地、人手は足りてるかい?」
シュウイチの言葉に三世は苦笑いを浮かべた。
「獣人の手でしたら余ってますよ。人の手は五桁単位で足りませんか」
「そうか。だったら一つ条件を付けてくれるなら俺達家族三人は移住するぞ?」
「それはとても助かりますが、その条件とは――」
三世の言葉と同時に、奥にいたシュウイチの奥さんエルシーナと娘アメリアが姿を見せた。
「まあ条件なんて後付けでこの人は最初からそちらに向かうつもりでしたけどね」
そうエルシーナが微笑みながら口にした。
「ちなみに条件というかお願いは私とママにルゥお姉ちゃんがご飯の作り方を教えて欲しいなー。すごく上手なんでしょ?」
そう言いながらアメリアが少し恥ずかしそうにルゥの方を見た。
「ん。別に良いよー。でもどうして?」
「私は単純に美味しい物が作りたいから。ママはパパの為にもっとご飯が美味しくなりたいからだよ!」
そうアメリアが言葉にすると、シュウイチとエルシーナは顔を真っ赤にした。
「では二か月ほど以降でしたらいつでも構いませんので領に来てください。場所はわかりますよね?」
「ああ。忘れるわけがないわな」
三世の言葉にシュウイチはそう返した。
確かに忘れる事などありえないだろう。
様々な思いを込めて獣人と戦ったあの場所を、二人が忘れるわけがなかった。
「再度、あの時はありがとうございました。おかげで色々とうまくいきました。貴族になってしまったのは想定外ですけどね」
「良いさ。それにお礼なら……三人で飯を食った時、泣くほど美味かった宿屋のおばちゃんの飯に感謝しようぜ」
その言葉に三世は噴出し、同時にある事に気が付いた。
「ふふっ。……ところで、あなたの奥様が料理の練習がしたいと言ったのは、あなたのその言葉の所為じゃないです?」
「――あ」
シュウイチが小さくそう呟きエルシーナの方を見ると、少しだけ拗ねた表情で顔を反らしていた。
次に向かった場所はとある貴族の屋敷だった。
何と表現したら良いかわからない恩義ある人?にどうしてもお礼を伝えたかった。
そんなわけで絵本に書いてある住所を参考に移動してみると、その屋敷の傍でクワを振って畑を耕している目的の人物?が目に入った。
「おや皆さん。何か御用でしょうか?」
そう目的の人?人物?――ぶたさんことリックはそう尋ねてきた。
大体二頭身ちょいくらい。
一メートルもない身長の不思議な生き物。
一応豚らしいのだが、とてもそうは見えず、かといって人でも獣人でもないのだから不思議生物という言葉以外出てこなかった。
三世が助けに来てくれたお礼を伝えると、リックも彼女が会いたがっている事を教えてくれた事にお礼を言い、お互い譲りあいぺこぺこし続けキリがない状態になってしまった。
ある意味日本人あるあるのような状況である。
それをルゥが仲裁し、お互い相殺だからお礼を言うのはなし。
ただしお互い何かして欲しい事があったら正直に言う事という体裁を整えてくれた。
対人関係の構築という分野では、誰もルゥに勝てない。
仲良しになる能力だけに限定して言えば、王族のコミュニティ形成能力すら遥かに上回るだろう。
三世からリックに望む事は何もないが、リックは三世に一つお願いがありそれを言葉にした。
「僕をヤツヒサさんの領に住ませて欲しいんだけど良いかな?」
もちろん断る事はないのだが、疑問に思い三世は理由を尋ねた。
「どうしてです? ここでの生活に不満があるとは思えませんが」
「あーえーっと……ここにいるとその……捕食というか身の危険というか……」
もごもごと言いづらそうに呟くリックの態度に、シャルトとルナの二人は理解し「あ」と小さく声を出して呟いた。
結局理解出来たのはこの二人だけで、三世は良くわからないままリックの申し出を素直に同意した。
グラフィ、コルネとは会う事が出来なかった。
お礼というよりも会って話したいだけなのだが、どこにいるかもわからなかった。
三世の後を引き継いだドロシーがフィロス国王と話し合いを進め、三世側についた人全員の無罪を強引に奪い取った。
ただし、グラフィだけは別である。
故意に軍、騎士団の進行を妨害した証拠も残っている上、別行動をし軍も無断欠勤を続けていた。
どうしても罪が残ってしまう。
死罪になる事はないとフィロスは教えてくれたのだが、現状でグラフィがどうなっているのかさっぱりわからない。
コルネに関しては会えない理由に想像が付く。
コルネが三世を拒絶しているからだ。
軽い口調とにこやかな笑顔でいつも明るい彼女だが、その実コルネは義理堅い。
国に従ったとは言え、敵対した三世に会う事を拒否しているのだろ。
正直に言えば、今回はどうしようもなかった。国という視点で見るならこちら側が完全に悪者である。
だが、それでもどこかで二人とはまた会い、笑って話したいものだ。
もう国王フィロスとはそんな関係を築けないからこそ、三世はより一層そう考えた。
最後に三世達はガニアの国に向かった。
ガニアの首都に入った瞬間、英雄としての歓迎の嵐を受けそのまま玉座の間に通される。
良くも悪くも変わらず、ガニアの民にとって三世、というよりルゥは英雄そのものだった。
ガニアに来た理由はこれからの付き合いを続けていくという意味があった。
表向き言えないが駆けつけてくれたマーセルことソフィに対するお礼という意味でも、ラーライルの貴族となった今後の付き合い方という意味でも避けては通れない部分である。
個人的な交友があるからか、ありがたい事にガニアの王と王妃は三世に対して変わらず、いつも通り接してくれた。
『困ったらいつでも言いに来てくれ。出来るだけ配慮しよう』
『何時でも頼って良いからね。ヤツヒサさん』
そんな王と王妃様。
確かにいつも通りで、扱い自体は大して変わっていない……はずだが、絶妙に政治的な何かに巻き込まれている気がしないでもないように三世は感じ取れた。
帰り際に、ソフィは三世の傍によりこっそり耳打ちした。
「何かあった場合、私を正妻にしてヤツヒサさんを取り込むつもりだから借りを作る時はしっかり考えて対策練った方が良いよ。私はどっちでも良いけど」
三世は色々な意味で溜息を吐きたくなるのを堪え、出来る限り頼らないようにしようと心に誓った。
旅行も兼ねての挨拶巡りは終わり、戻ってきたときには三か月が経過していた。
理由は単純で、距離の問題である。
もっと言えば、移動時間が非常に長いからだ。
今まではカエデさんのおかげで移動時間を十分の一以下に出来ていたがこれからはそうはいかない。
さすがに、今の楓に馬車を引かせるわけにはいかなかった。
いや、能力的には問題なく出来るだろうがあまりに見栄えが酷すぎる。
『新しい貴族様は女性に馬車を引かせる性癖があるらしい』なんて噂が広まった後にはどうなるか想像すらしたくない。
そうなると普通の馬に頼らざるを得ない為、どうしても移動に時間を多く取られてしまう。
高性能な馬は戦略的意味合いもある為、金を出してどうにかなる物ではない。
改めて、三世はカエデさんのありがたみを感じていた。
が、それはそれでとても楽しい日常だった。
ルゥ、シャルト、ルナ、楓と共に五人でたっぷりと話をしながら色々な場所を巡る。
そんなゆるやかな日常に文句などあるわけがなかった。
だがしかし、楽しかった挨拶回りも終わりを迎え、遂にこの日がやってきてしまった。
そう、旅立ちの時である。
三世の住むべき領主の屋敷はとうに完成していた。
後は領に向かい、領主としての責務を果たすだけだった。
貴族となる証は本来王城にて忠義を示す儀式を行わないと得る事が出来ない。
だが、色々な意味で爆弾である三世に来てもらい、儀式を開くというのは王としても国としても都合が悪い為、変則的ながらカエデの村に直接証が送られてきた。
ちなみに見た目は学校の卒業証書そっくりである。
これにて三世の名前は『ヤツヒサ』から『ヤツヒサ・ミツヨ』に正式に認定され、伯爵となってしまった。
三世の領では先にトリテレイオスとその集落の者達が現地入りしており、現地の獣人達に説明をしているという手筈になっている。
貴族となり管理することから少しずつ発展させていくこと。そして、王の座を手放すという事も含めて――。
三世八久は王たる器ではない。それは自分自身が一番良くわかっている。
勝手になって勝手に辞めて悪いとは思っているのだが、獣人の王などと言った称号は自分の身には重すぎるのだ。
潰れる事が目に見えている。
ただわがままな気持ちで、獣人達を助けたかっただけの三世にはとてもではないが耐えきれなかった。
カエデの村を出ていく時、村には大勢の見送りが集まっていた。
村の住人はほぼ全員が揃い、牧場から大量の動物たちも脱走して見送りに参加しており、何故か牧場の客までもが三世達が出ていく事に涙を流していた。
「元気でなー!」
「いつでも帰ってこいよー!」
「面白い施設作ったら教えろよー!」
「シャルトちゃーん! うわあああああ!」
「ヒヒーン」
「めぇ~」
「もー」
様々な思惑と声が交錯し、良くわからないオーケストラと化していた。
これだけこの村が賑やかだった事は今まで一度もないだろう。
たった一年程度の付き合い。
それでも、確かにここで三世は一年、生活していた。
この盛大な声達こそが、三世がこの村で過ごした軌跡そのものだった。
馬車がゆっくり移動すると、声は更に大きくなり、多くの人が馬車に向かって手を振った。
三世は馬車の中から全員の姿が見えなくなるまで、ずっとずっと手を振り続けた――。
こんな時は泣くのが相場だが、不思議と涙は出てこなかった。
ただ、胸がとても温かった。
「……あれ。羊って牧場にいませんでしたよね……」
楓はこっそり、小さく声で呟いた。
領に到着するのにかかる期間はおよそ二週間ほど。
移動中三世はある事を考え、そのまま口に出した。
「足の速い馬が欲しいですね。やっぱり――」
続きの言葉を紡ぐ前に、三世は頬に違和感を覚え言葉を遮られた。
「――もう乗せてあげられないけど、それはとても嫌です」
ぷくーっと餅みたいに膨れながら、楓は三世の頬を軽く抓っていた。
「ふふっ。わかりました。別の移動方法も考えていきましょう」
その言葉に楓は微笑み頷いた。
二週間ほど野宿を挟んで休みながら馬車で移動し、三世は自分の領地に到着した。
そこで待っているのはトリテレイオスただ一人。
他には誰も迎えにきてくれていなかった。
――まあ。責任を投げ捨てる王なんてそんなもんですよね。
三世はそう考え自嘲して見せた。
そのまま誰とも会わないまま見栄えの悪い城の中に入り、三世達はトリテレイオスと共に二階の玉座の間に移動し引継ぎの儀を始めた。
儀式と言ってもそう面倒なものではなくとても単純である。
王の冠、マント、杖を身に着けたまま三世は玉座に座り、跪いているトリテレイオスの方に杖を差した。
「王位を譲る」
その言葉と共に三世が身に着けていた王冠、マント、杖はふわふわと浮いて移動し、トリテレイオスの方に移動しトリテレイオスは立ち上がり、それらを身に着けた。
そのまま、三世は玉座を立ち退いて儀式は完了となり、三世は晴れて王ではなくなった。
この瞬間、三世は急激に体が重くなるのを感じた。
今まで王として配下にしていた数万の獣人達との繋がりが消え、能力のブーストがなくなったからだ。
牧場主でもなくなり、王でもなくなった今の三世はスキルの影響を与えあう者はごくわずかの身内のみとなった。
「王位。確かに――」
そうトリテレイオスは呟き、こっそりと配下達に最初の命令を下した――。
ドドドドドド。
何やら地響きにも似た音が聞こえ、三世は何事かと思い城の中から外を見た。
そこに見えるのは窓から見える範囲全域から、城目指してまっすぐ全力で走ってくる獣人達の姿だった。
そのまま待つこと待つことに獣人は数を増し、城の前で歓声を上げだした。
その数およそ八万。領民のほぼ全員である。
「前王様ー。色々ありがとー。これからもよろしくー!」
わーわーと歓声の中から声数人の声が響く。
その声は前王、つまり三世の事を称える声で埋め尽くされていた。
「皆で主を驚かせようと思って隠れて待ってたんだ。出て来る合図は俺が王になったら出すって事にしてな。驚きました?」
三世は素直に頷いた。
「はい……。これだけ多くの人に慕われている事に――驚いています」
「こいつら全員、ぶっちゃけ馬鹿です。だからこそ、どれだけ主が苦労してこの場にいるのか、そして主がどれくらい大切にしてくれたかわかってるんですよ。本能で」
おそらく、短い間でも繋がっていた事が原因だろう。
いや原因はどうでも良いし、感謝の心も嬉しいが、三世にはそれ以上に嬉しい事があった。
ずらっと見える獣人達の姿。
これ全員が、一歩間違えたら一人もいなくなっていたのだ。
だが、現実は全員、ここにいるのだ。生きていてくれたのだ。
その事に三世は心から彼らに感謝し、そしてそれだけでもう、十分な気持ちとなっていた。
「前王様ー。綺麗どころ多いっすよねー。一人嫁にくーださい!」
そんな声が聞こえ、三世は少しだけイラっとした気持ちになった。
今までは人中心の社会だった為、そういう事は滅多に起きなかった。
が、これからはそうではない。ここは獣人中心の社会である。
しかも楓は人である為、人社会に行っても安心はできない。
彼女達がそう言う目で見られるのは、三世はとても嫌だった。
そして嫌な理由を自分なりに解析し、その結果自分が酷く醜い存在であると三世は自覚した。
つまり、ただの嫉妬である。
三世は自分に苦笑いを浮かべながら、大きく手でバツの字を作り、下から見ている獣人達はそれを見て大爆笑をして見せた。
獣人達にとってちょっとした冗談である。王ではない為獣人達は敬意こそ持っているが三世の扱いは尊い者ではないからだ。
そんな彼らと三世の様子を見て、四人は幸せそうに優しく微笑んでいた。
今までお付き合いいただきありがとうございました。
これにて完結となります。
しばらくは文章を直し続けはしますが、話としましては『異世界転移でうだつのあがらない中年が獣人の奴隷を手に入れるお話。』は終わりとさせていだきます。
やりたかった事を言葉にしますと二つです。
一つは何人かの方に言っていただきましたが『優しい世界』
不合理はなく、それでいて確かにそこにある。そんな世界が描きたかったです。
もう一つは『心に傷を負った中年の立ち上がり続ける姿』
心に傷を負った、だから立ち上がる。
それでも傷というものは簡単に治りません。だからこそ、何度傷ついても、何度辛くても立ち上がる。
ただ、それは一人ではできません。誰かの助けがなければ、弱者は生きていくことすら地獄となります。
だからこそ、心に傷を持った弱者である三世が多くの人に助けられ、何度も立ち上がり正道を歩む。
そう言った話が書きたかったです。
なのでやりたい事は大体終わりました。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
今まで一度も言いませんでしたが、最後ですのでお願いをば。
もし、心から楽しかったと言って下されるのでしたら、ブックマークや評価等私に伝わる何か動きを宜しければお願いします。
やはり読んでくださる方の意見や応援は本当に力になりました。
その上で、これからのものかきさん人生の参考にさせていただきたいと思っています。
ぶっちゃけて言えば評価の高い作品や感想、意見等を参考にしてこれからどういった話にするか考えようと思っています。
更にぶっちゃけて言えば続編やら番外編やら何やらも考慮しようと思っています。
なので評価はもちろん、ツイッター等色々私に繋がる何かアプローチがあればとてもとても嬉しいです。
この話はここで終わりますが、ファンタジーのお話を書く事はずっと続けていく予定です。
もし他の作品も読んでいただけたら嬉しいです。
では、最後まで読んでいただき、その上あとがきまで付き合っていただきありがとうございました。
次も皆さまが読みたくなるようなお話を書けるよう、精進させていただきます。




