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男でも 三人よれば めんどくさい

2018/12/11


一区切りついた感じですね。

牛さんの評判が割と良くてよかったです。

書いていてつらかったのでうまくできてるかとても不安でした。

「いただきます」

 牛を看取ったあの日以来、ルゥは食事の時必ず手を合わせてから食べるようになった。

 今までもいただきますごちそうさまと言っていないわけではないが、そこに深い意味も命を奪う覚悟も含められていなかった。

 簡単に言えば、気軽で適当だったのだ。

 そんなルゥは、最近では誰よりも丁寧に手を合わせて頭を下げてから食事を始める。

 命を奪うという行為を、あの牛の肉を食べたことにより、誰よりも理解していた。


「ルゥちゃん、急に成長したねー。見た目もだけど中身が」

 そう呟いたのは、マリウス家の食卓に混じっているコルネだった。

 三世の様子を見るついでに遊びに来るコルネは、ちょくちょくと一緒に食事を囲んでいた。

 これは他の誰でもなく、ルカが言い出した事だった。


 金銭的にも体力的にも、負担は大きくないのかとルカに尋ねたところ――。

「いんや別に。最近は食器洗いだけじゃなく調理もルゥちゃん手伝ってくれるし。それにコルネさん来てくれたらそれはそれでいいことあるし」

「いいことですか?」

「騎士団第二隊長がうちに来るという事実。遠まわしに話したらこっちにイチャモンかけたりする変な客が減ったわ。冒険者用装備の注文受けたりしてたらどうしてもめんどくさい客ってのが一定数いてねぇ……」

 そういえば販売から何から全てルカにまる投げしていた。

 ただでさえ荒くれ者が多い職業な上に女の子が店の管理をする。

 嘗められたりと色々大変な事は想像に難くない。


「それなりに数字とか扱えますし、手伝いましょうか?」

 そんな三世の提案をルカは微笑んで返した。

「そうね。仕事覚えるのも独立したときのためになるかもしれないし。でもそれは修行がキリついたらね」

 目先の心配をする三世とは別に、三世の未来の事まで考えながら動くルカ。

 ――これは生涯頭があがりませんね。

 三世は自分の情けなさも含め苦笑いを浮かべた。




「実は今日は遊びにきただけじゃなくて用事があるのです」

 コルネが食べ終わって食器を片付けた後で話し始めた。

「毎回お前ばかりズルいということでもう一人仕事でこちらに来ます。んでんでヤツヒサさんに会いに来るのでちょっとヤツヒサさんお借りしていいですかね?」

 コルネがマリウスに尋ねる。

「問題ないぞ」

「はーい。ついでにマリウスさんもどうぞどうぞ。せっかくなので皆で出迎えしましょう」

 そう言いながらコルネは全員を外に案内しようとした。

 さて誰が来るのか。

 三世が考えながらその人の事について尋ねた。

「それでその人はいつ、どうやって来るのですか?」

 その質問にコルネは微笑みだけで曖昧に返事し、マリウスに質問した。

「ところでちょっと広めの落書きしていい土地ってありますか?」

コルネがチョークを持ってそうマリウスに尋ねた。


 最初は三世家の庭を使おうかとも考えた。

 だが。まだテントや中の道具を片付けてない為時間がかかる。

 なので、マリウス宅の道の傍を使うことをした。


 医療道具はともかくテントはバラして置いたままだ。

 乾燥やら除菌やらで片付けるのに思ったより時間がかかっていた。




 一同が見守る中、コルネは白いチョークを持ち、紙を見ながら地面に模様を描いている。

「よいしょよいしょ。……あ違うわ。直して直してこうしてこうして……」

 独り言を呟きながら、大きな円の中に複雑かつ精巧で、幾何学的な模様が描かれていく。

 恐らく、魔法陣というやつだろう。

「んー。完成。でも反応がないな」

 腕を組んで首を傾げているコルネ。


 三世はコルネが見ている紙を覗き見、そこに描かれた模様と地面を見比べた。

「ああ。ここ違いますね」

 三世はそう言って絵を指差した。

「あれっ。んーよくわからないからヤツヒサさん書いて」

「えっ。私魔法とかわかりませんよ?」

「大丈夫。私もわからない。誰が書いても一緒だから。ほら! 早く!」

 コルネが急かしてるのには一つ、明白な理由があった。


 後ろでルゥがわくわくとした様子で、飛び出すのを我慢して待ってるからだ。

 遊んでいるように見えるらしい。


 子供×地面に落書き×大切な仕事=大惨事。


 コルネの慌てている理由を察した三世は、急いでチョークと紙を受けとり地面の魔法陣の修正を始めた。

 その間、コルネはルゥの注意を引きつけに向かった。


 元々手を使う仕事が多かった三世は手先が非常に器用である。

 それに加えてスキルと能力での補正がかかっている現在の三世は精密機器並に精巧な作業が可能である。

 コルネが苦戦していた魔法陣は、あっというまに完成した。

 コルネの間違いやうっかりミスは非常に多かったが、それを口に出さない程度には三世はデリカシーを持っていた。




 完成した模様は内側から白い光を発しだした。

「ほー。こうなるんだ」

 ルカが呟きマリウスと一緒に興味深く眺める。

「はいはい。お疲れ様でした。ちょっと離れてね」

 コルネは三世と近づこうとするルゥを誘導して円から距離を取った。


「じゃあ後は赤いチョークで」

 赤いチョークで円の傍に字を書き加える。

 字は完了とこちらの文字で書かれていた。


 その瞬間光は眩く目を眩ませるほどに強くなり、目視出来る程度に光が弱くなった時にルーザーが姿を現した。

「邪魔をするぞ。仕事を建前に羽を伸ばしにきた。まともな外出は一年ぶりくらいかのぅ」

 そう呟くルーザーはうんざりしたような表情をしていた。


「転移魔法なんてあるんですね」

 三世は驚愕した表情のまま呟いた。

「ははは。まあ高い難度にかかる予算とその他もろもろの制約、非常にめんどいから使い手なんてほとんどいないからな」

 ルーザーは笑いながらそう答えた。


「ああ、そうか。その方法で私が元いた拠点に行かれたのですね。それは外出にはならないのですか?」

 その質問にルーザーは三世に溜息を吐いた。

「あそこで羽が伸ばせるか? 軽蔑の眼差しとあれこれ聞いてくるだけの連中に加え、常に変な緊張感とギクシャクした気まずい空気が流れ続けていたぞ」

「――失礼しました」

 三世は苦笑いを浮かべてそう呟いた。


「っとそちらの二人は初対面だな。ギルド長のルーザーだ。不快な名前で呼びにくいならギルド長と呼んでくれ」

 マリウスとルカに話しかけたルーザーに対し、マリウスは丁寧に頭を下げて返事をした。

「鉄級冒険者のマリウスとその娘のルカです」

 その言葉に合わせルカがぺこりと頭を下げる。


「あれ? 師匠冒険者だったんですか?」

「ああ。希少な材料を取りに行くのに密猟にならないようにと……ついでの小遣い稼ぎにな」

「ちょくちょく金欠になってお父さん依頼受けてたよね」

 そう言って冷たい目をするルカから、マリウスは目を反らした。




「さてとっとと用事を済ませてしまうか。まずはこれだ」

 そう言いながらルーザーは三世に手紙を渡した。

 その手紙は田中からの手紙で、日本語でこう書かれていた。


 今から一週間後に野生動物の狩猟に行きます。

 少々危険で人数が欲しいので出来たら協力をお願いしたいです。

 もし大丈夫なら一週間後に狩猟の準備をしてギルド前に待機して待っていてください。


 危険な事から出来るだけ避けていた三世だ、がそろそろ避けられなくなってきた。

 臆病な三世はその事が非常に怖く、恐ろしいのだが……ほんの僅かにわくわくする自分も確かにいた。

 今が勇気を出すべき時だろう。

 三世はそう考えた。




「手紙ありがとうございます。返信は必要ないようです」

「そうか」

 ルーザーが短くそう返した。


 三世はルーザーに聞いてみたかった質問があった事を思い出した。

「ギルド長。そういえば昨日出来た武具がユニークらしく、何か能力があるそうなのですがギルド長なら見れますか?」

 その言葉にルーザーはほぅと短く感嘆の声をあげた。


「もうユニーク装備が出来たか。それは運に愛されてるな」

 武具の特性や能力を見る事が出来る人はそれなりにいるらしいのだが、知り合いで出来そうな人がルーザーくらいしか三世は思いつかなかった。


「私はそっち側の鑑定系も大体は出来るぞ。まあそれなりに長いこと見たら誰でも出来るもんだが」

「見ていただきたいのですが良いでしょうか?」

「ああ。構わんぞ。ちょっと気になるしな」

 その言葉に頷き、三世とルゥは革製のガントレットをルーザーに渡した。


「ふむふむ。……これはいいものだな。金貨十枚出したとしても買える物ではない」

 ルーザーが楽しそうにそう語った。


「まず武具のユニーク化というものは理由が様々だ。まずは単純な会心の出来。ほぼ全てが偶然の領域でうまくいった場合出来るそれと素材が優秀だった場合。出来と素材重複するから腕がよくて素材が優秀だと確率が上がるな。そして最後。素材だった者の強い気持ちが篭った場合だ。呪いであれ祝福であれ特に強い気持ちだとユニーク化しやすい」

 その言葉の後、ルーザーは三世の方を見ながら呟いた。

「どれが影響してるかヤツヒサならわかるな」

 腕も微妙。

 素材としても三流以下。

 それなら一つしか該当してなかった。

 三世はそっと頷いて見せた。


「この世界に馴染みがない為想像しにくいと思うが、こっちの神様は私達に大きく影響を与える。例えば、神が慈悲を与えて下さった物はやたらと強化されたりする。うちの神は優しくて涙もろいからな。きっとこのガントレットも神様からの祝福があったのだろう」

 ルーザーがさらさらっとメモ帳のようなものに書き写し紙をこちらに渡してきた。


【護るべき者の為に】

 ヤツヒサ

 使用者の体力と精神を強化する。

 また誰かを護る行動に出る場合その行動自体を強化する。


【護るべき主の為に】

 ルゥ

 使用者の体力と筋力を大きく向上させる。

 自分の護るべき者がいる場合耐久も向上する。


 そう書かれていた。

「ほぼ専用装備だな。よほど神はお前達の行動を気に入ったようだ。内容は聞かないでおこう。神がかかわると、簡単にありえない奇跡が起こるぞ。その代わり、神は滅多に降臨なさらないけどな。」


 三世は母の心の強さに感謝した。

 そして興味本位で申し訳ないが青年の小物入れがどんな能力になっているか是非聞いてみたかった。

 あの小物入れこそが本命である可能性が高い。

 それならば、きっと凄い効果が付いているだろう。


 ルゥはもらったメモを見るが良く読めないようで頭を抱えながらがんばって読もうとしていた。

 ――まだ絵本しか読めませんからねぇ。




「さてもう一つの用事だが。そちらが鉄級のマリウス。いやマリウス様。是非お力をお貸し下さい」

 ルーザーが丁寧にお辞儀をしてマリウスに頼み込む。

「用件は」

 いつものただ一言をマリウスは告げる。

 ――これだけなら本当に仕事人のようで格好良いんですよね師匠。実際は緊張してるだけですが。

 そう三世は思った。


「アレを」

 ルーザーは三世……というよりも三世の身に着けているライダースジャケットを指差した。

 マリウスの片眉があがる。

「自分用の物が欲しくて来ました。是非ご協力を」

 マリウスが断る。

「すまない。ソレは弟子の発想とレシピから生まれた。俺ではできない」

「私はかまいませんよ」

 マリウスの言葉に三世が返す。

「いやそうじゃない。単純に俺だけだと出来ないんだ。見た目もだが、単純に俺の作りなれた形じゃない。デザインの問題だけでなく、センスや発想力の次元が違う」

 こっそり何度か試したが無理だったとマリウスが言葉を足して呟いた。


「ならばヤツヒサよ。今日はギルドじゃなく私を友として協力してはくれないだろうか」

 ルーザーが申し訳なさそうに三世に尋ねてきた。

「私が手伝ったら出来ますか師匠?」

 三世はマリウスに尋ねてみた。


「……一ついいか?」

 マリウスが鋭い瞳でこちらを見据える。

「はい。なんでしょうか?」

「…………俺の分もいいか?」

 非常に言いづらそうに、そしておどおどとした態度でマリウスはそう呟いた。


 良かった。

 ライダースジャケットはこの世界でも好評なんだ。

 三世は喜んだ。

 自分のセンスが間違っておらず、これだけの人を魅了した事が何故か無性に嬉しかった。


「いっそのこと。量産化を目標にやってみましょうか。協力は惜しみません」

 そんな三世の呟きにマリウスとルーザーは頷いた。


 師弟協力の上ギルド長も完全協力体制となった。

 おまけとしてギルド長は命令権を悪用しコルネも雑用係として参加させられた。

 ルカも喜んで参加してた。

 目が銭のそれになっている為、ルカの目的は非常にわかりやすかった。

 ルゥもよくわかってないが手伝いたいということで協力してくれていた。


 こうして――史上稀に見る規模の贅沢な人材を使った非常に無駄なプロジェクトが発足された。

 残念ながら、デザインに秀でた人間が一人たりともいなかった為、一種類のみしか設計できなかったが。




 そして長い戦いが始まった。

 最初の一つがあるとは言えそう簡単に再現できるものではなかった。

 それも、量産化を考慮した場合難易度もはね上がっていた。


 前回の成功を頼りに、幾度も挑戦するが、その全てが失敗作へと変わっていく。

 それでもあきらめる事なく、挑戦を続ける。

 高価な革も前回以上にふんだんに利用していく。

 今回はルーザーという強力なスポンサーがいる為予算は有り余るほどとなっていた。


 前回に比べ、急成長した三世がいる。

 雑用係なんて三人もいた。

 コルネの目からハイライトが若干消えていたがルーザーは気にもしなかった。


 そんな失敗を恐れない男三人が馬鹿な知恵を出し合い――そして試作壱号が完成した。


「なぜこうなった」

 マリウス、ルーザー、三世は同時にそう呟き頭を抱えた。

 ぴったりしたズボンと体形が丸わかりなツナギ。

 黒一色のソレに今回は全力ということで金属のチャックを付け、それをルゥに着せた。

「きついけどなんかかっこいい! どう? どう?」

 そう言って嬉しそうなルゥは三世にそう尋ねた。


「……」

 なんかエロい。

 男三人の気持ちは一つになった。

 出来上がったのは革ツナギ。

 実際にバイクでの走行や事故を想定しているためぴったりしている。

 つまりスタイルが、女性の体のラインがそのまま出ているという事だ。


 身長高い女性なら似合うんじゃないだろうか。

 そんな考えで嬉々として製作を開始し、現物を見たら想像以上にアレだった。


「これはボツで」

 三世はそう決め、小さく呟いた。

 そのままルゥはルカとコルネに連れられ奥で着替える事となった。

 女三人がいなくなった時にマリウスが口を開いた。

「さっきの奴を、レシピでくれ。いや念のためだ。うん」

「あ、私にも頼む。もしかしたら色々役に立つかもしれないからな。うん」

 それにルーザーも頷き、そう呟いた。

 そんな二人と三世は、固く握手をした。

 三世はとても奇妙で、そして変な絆を感じた。




 何回かの試行を重ね、試作弐号が完成した。

「何か違うような」

「だが格好はいいぞ」

 マリウスの発言にルーザーはそう感想を述べた。


 先ほどのライダースーツの利点を三世は二人に説明した。

 高速度での移動中に事故が発生した場合、少しでも傷を減らし人体を保護する為であると。

 それを聞いたマリウスは、戦闘用に改良出来るのではないかと考えた。


 そう話していると、コルネの冷たい視線が三世に向けられた。

『またいやらしい変な服を作るんじゃないでしょうね?』

 その瞳はそう言っているようだった。


 そんなわけで、今度こそ男性用のものを作ろうと決め、さきほどのライダースーツをベースに一部を硬化加工した皮を縫い合わせ足していく。

 手もしっかり保護するべきだと考え、滑り止めのついたグローブを用意し、完成した。

 出来上がったのは見事に変身ヒーローのそれだった。

 それも五人で一つではなく改造人間の方のアレである。


「いいじゃん!超かっこいい!」

 コルネはそう叫びながら目を輝かせた。

 ルゥは何とも難しいような悩んだ表情を浮かべていた。


「うむ。確かに性能も高い上にデザインもいい。何か好みと違うというか」

「うーむ。確かに。それに何かが足りないような」

 マリウスとルーザーがあーだこーだと言い合う。

 そしてルゥが一言ぽつりと呟いた。

「頭が守れてないから頭を守らないと」

「それだ!」

 ルーザーとコルネは一緒に叫び、その声に合わせマリウスが頭のパーツを作ろうとしだした。


「――あの、一旦方向性戻しましょう」

 そう三世が呟き、これもボツとなった。

 ルーザーとコルネは妙に悔しそうにしていた。




 原点に戻ってライダースジャケットの製作を開始するマリウスと三世。

 今までの時間は何だったのか。

 普通に……そしてあっさりと目的のライダースジャケットは完成した。

 だが、マリウスは二着だけ作成して量産計画を停止した。


「師匠。もう量産出来るようになりましたが、しないのですか?」

 その質問に、マリウスは頷いた。

「ああ。これはお前のデザインだ。俺が世に出す物ではない」


「いえ。私の元の世界の誰かのデザインですので私オリジナルというわけでは――」

「それでもお前がこっちにきて考えながら作った形だ。あっちに戻っても同じものは間違いなくないぞ。これはお前の中のイメージを現実に形にしたものだからな」

 言われてみれば全く同じデザインに出来るわけがない。

 何故なら、そこまで正確に覚えてないのだから。

 三世がイメージするそれっぽい形、それを再現しただけなのだから、三世のオリジナルデザインと言っても間違いではなかった。


「だからこれは俺達三人だけにして、次からの量産はもう少しデザインを変えてから売ることにする」

「すまないな。私も師弟の中に混じってしまって」

 ルーザーはジャケットを羽織りそう呟いた。

「気にするな。俺達はもう仲間だ」

 マリウスはジャケットを羽織り、これ見よがしに強調しながらルーザーに手を伸ばす。

 ルーザーもそれを見て、微笑みながら――しっかりと手を強く握り合った。


 三世もそれに混じり、ジャケット同盟三人で抱擁しあう。

 ここに、ライダースジャケット三兄弟が誕生した。


 女性陣は三羽烏を放置し、さっさと上に戻って夕飯の準備を始めた。

「るーるるー」

 ルゥは楽しそうに料理の手伝いをする。

 それとは対称的に、コルネとルカは疲れた顔をしていた。

 二人は、ウィンドウショッピングで女性に付き合い続ける男性の気持ちが少しだけわかったような気がした。



ありがとうございました。

止まらないブクマ

増える感想。

上がる評価。


まだまだ駆け出しの私に何を期待してくださったかわかりません。

ですが気に入っていただけてるのは伝わっています。

だからこそ全力で全開で楽しく物語を進めさせていただきます。

少しでも多くの人が楽しめたら大変喜ばしいです。

同じこと最近繰り返しすぎて真面目にあとがきまえがきに困ってます。

どうしましょう(´・ω・`)


では再度。ありがとうございました。

ここまで読んで下さり感謝します。

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