三十階
女性達の騒動も終わり、三世とマリウスはドラゴンの牙による防具作成の為作業場にいた。
加工したプレート状の牙を革の中に縫い合わせるという細かい作業の為、二人とも椅子に座り、ちまちまと革や布を編み上げる。
防御力やエンチャントだけではなく、着心地も戦闘力に直結するというのがマリウスと三世二人の持論だった。
着心地が悪いとストレスになり、そのストレスは長期戦闘や雨や泥など不快な戦場で大きく差が出る。
集中力やモチベーションの維持も戦闘力に影響する一つだと思っているからだ。
そんな作業中、三世がマリウスに一つ質問をした。
「師匠、バレンタインどうでした?」
その言葉を聞いて、マリウスはぴたっと手を止めた。
三世の方を見ると、三世は口角を上げていた。
からかい半分だとマリウスは理解した。
マリウスは三世の頭をコンと叩いた後、小さく呟いた。
「まあ……悪くなかった」
マリウスはそれだけ言って、作業を再開する。
照れながらも、極力正直に言うマリウスの態度からは、その人柄の良さが大きく出ている。
だからこそ、三世はそんなマリウスを人として尊敬していた。
「……お前の方はどうだった?」
マリウスが心配そうに尋ねる。
当たり前だが、嫌なことはない。
それだけ想われて嫌と言えるわけがなかった。
強いて言うなら、申し訳ないという感情が近いだろう。
「……悩みが増えて少々困ってます」
三世は正直な感想を述べ、苦笑した。
マリウスは立ち上がり、部屋の隅のスイッチを入れて席に戻った。
「これで、外部に声は絶対に漏れん。言ってみろ」
煩い作業用の防音装置を稼働させ、マリウスはそう尋ねた。
三世は少し悩んだが、マリウスの己の心境は吐き出すことにした。
心の深くの部分に入り込み、そして難しい内容の為話すべきか悩んだが、逆に考えたらマリウス以外には絶対に話せない内容だった。
師匠であり、同性であり、そして妻帯者のマリウスにしか話せない内容だった。
三世は己の心境を吐露した。
『誰かに思われるほど立派ではない自分』の為に、心を砕いてくれる人達に申し訳ない気持ちでいっぱいであると。
ルゥはまだだが、シャルトは間違いなく自分を愛している。
最初は捨てられる恐怖と、救ってくれたお礼という感情だったが、今のシャルトの感情は間違いなく男女としての愛情だ。
それに加えてルゥも近いうちにそうなる予感があった。
例え二人は誰かと結婚しようとどうなろうと、幸せになるならそれで良かった。
三世が二人を捨てることはないし、二人も三世が捨てることはあり得ないと理解している。
しかし、娘以上を求められるとは考えていなかった。
二人とどう接すれば良いかわからず、三世は深く悩んでいた。
それに加えてルナの問題もある。
分かりやすい好意を持ってくれて接してくれる。
それがどの程度か三世にはわからない。
最低でも、恋心は持っていると自惚れても問題ないだろう。
だけど、今の三世にそれを受け入れることは出来ない。
これはルゥとシャルトも含めてだが。
心に余裕がないからだ。
もっと簡単に言えば、人を愛することが出来ない。
男女としての愛情を考えられるほど三世の心に余裕はなかった。
ルゥとシャルトは家族の延長で考えたら良い。
だけど、ルナの場合はそうはいかない。
相手が悪いわけではない。
正直に言うなら、ルナという女性を素敵だとも思っている。
悪いのは己自身だ。
誰かと隣り合って生きられるほど、自分は上等な人間ではないと三世は知っていた。
毎日の槍の練習も、獣医としての縫合の練習も、職人としての革の練習も、苦しくても辛くても毎日続けてきたのは一つの理由がある。
【怖い】からだ。
何かをやり続けていないと、自分が生きてはいけない気がする。
誰にも認めてもらえない気がする。
そんな脅迫概念が三世を支配していた。
三世の正直な心境を聞き、マリウスは一つ理解した。
どうして三世を息子のように見えたかだ。
マリウスと三世に歳の差は一回り程度、三十代と四十代だ。
そこまで大きな差があるわけではない。
だけど、マリウスは確かに三世を息子と見ていた。
ルカの兄にあたるとすら考えている。
その理由は簡単で、三世が幼いからだった。
心が弱い、幼く、そして苦しんでいる。
だからこそ、マリウスの目には三世が幼く映っていた。
「義理ではあるが、俺はお前のことを息子と考えている。だけど同時に、お前を一人前の男とも俺は認めている。他の誰かなんと言おうとお前はちゃんと出来ている」
ぽんぽんと頭を叩きながらのマリウスの言葉に、三世は一瞬救われたような気がした。
それでも、やはり自分は救われてはいけないのだと、思わずにはいられなかった。
話すことがなくなり、二人は無言で作業に没頭した。
無言であることの方が、二人には心地よかった。
その数日後に、全員分の防具が完成した。
ドラゴンの牙を使ったレザーアーマー。
硬く、動きやすく、何より軽い。
ダンジョンなどはもちろん、通りにくい閉所の移動でも妨げにならないのは大きな利点だ。
ドロシーの装備だけ、アーマーではなくインナーにしていた。
どうやら魔術の関係で、戦闘でも普段着の方が都合が良いらしい。
ついでに細かい装備も一新した。
ブーツや槍、盾などに加え、ついでにルゥとシャルトに渡していた指輪も更新した。
今までの魔石を外し、高価な魔石にドラゴンの粉をエンチャント素材として加工する。
指輪の効果が【自動で弱めの障壁を一度だけ張る】から【望んだタイミングで強固な炎の障壁を張る】に変更された。
あいも変わらず左手薬指に指輪をはめようとするシャルトを三世は止め、右手中指に付けさせた。
シャルトは少しだけ膨れ、三世をジト目で見ていた。
指輪は三つあり、残り一つは三世が所持している。
ソレは三世の指にサイズが合わない。
一体に誰に向けて作られたのかわからないが、それでも持っていないといけないような気がしてチェーンを通して首からぶら下げた。
準備が揃いいつものメンバーで十日ぶりにダンジョンに向かった。
二十六階から入り、特に何の問題もなく三十階に上がる。
攻撃が当たらないので防具の変化は特に感じない。
だけどその方が良いだろう。
攻撃を食らう頻度が多いなら、防具より先に着ている人の方がダメになるし、ついでに言えば牙の修復は材料がない場合は異常な程高価となる。
様々な意味で、攻撃など当たらないに越したことはない。
三十階でまた予想の出来ないダンジョンを引き当てたようで、全員で目を丸くして驚いた――そこは森だった。
階段を上がった場所は森の端のようだった。
背の高い木に囲まれ、光が差し込んでくる場所は少ない。
今いる場所は森ではあるが少々変な空間になっていた。
十メートル四方ほど、木々が取り除かれ、小部屋のようになっている。
そして小部屋のようなフロアから道が出ていた。
土で舗装された道はしっかりと枝や木が避けられていて、三世程度なら立ったまま通ることが出来る。
マリウスが若干屈まないといけないくらいだろう。
確かに森ではあるが、ダンジョンの形式をしていた。
道が分かりやすい為、そこまで苦労することはなさそうだ。
一つ問題を上げるとしたら、三方向の分かれ道であることくらいだろう。
そして、分かれ道の間に看板が立てかけれていた。
【賢王の森】
恐らくだが、賢王が番人の名前だろう。
「ヤツヒサ。賢王について何か思い当たるか?」
マリウスの質問に、三世が考え込む
「推測は出来ますが……少し自信が持てません。森を探索して情報を集めましょう」
狼やシカを森の王と呼ぶ場合もあるし、正しい賢王の意味なら人の可能性も十分にある。
そして一番の候補はあまり考えたくない。
「それならとりあえず右から適当に進んでみるか?」
マリウスの言葉に三世は頷き、一同は分かれ道右手から探索を開始した。
歩いている途中、シャルトが微妙な顔をしていることに三世は気づいた。
おそらく、シャルトも賢王の正体を予想出来てしまったのだろう。
スキルにより知識が伝達される為、三世と同じ考えに行きついた可能性が高い。
――出来るなら、アレ以外が良いな。
三世とシャルトは同じ想像をし、同じことを考えていた。
右手にまっすぐ進むと最初と同じような小部屋があり、また三択の道が見える。
後ろと左手、正面と道が繋がっていた。
「とりあえず正面に進むぞ」
マリウスがそう言って、まっすぐ歩くと看板が見えてきた。
【賢王の森】
なぜまた同じ看板があるのか悩み、そしてもう一度まっすぐ歩くとまた同じ看板が見えた。
マリウスとドロシーが頭を抱えている中、三世がそのギミックに気づいた。
「これ、正しい道を通らないと最初の地点に戻されるタイプの迷路ですね」
ゲームではおなじみのギミックだが、ゲームのない世界では想像もできないだろう。
怪談といい転がる岩といい、このダンジョンを作った魔王はどうやら異世界人以外に攻略させないような設計にしている節がある。
「はー。なるほど。つまりどこかにヒントがあるって考えていいかな。攻略を前提に作ってるんだし」
一を聞いて十を理解できたらしい。ドロシーがそう言うと、三世は頷いた。
幸い敵の気配は近場にはない。
道に踏み入らないように、最初の小部屋を手分けして調査した。
その最中に、シャルトがくいっくいっと三世の袖を引っ張った。
三世がシャルトの方向を見ると、シャルトは地面に指を差している。
そこには軸だけになったリンゴが転がっていた。
軸も上部分しか残っておらず、歯形で逆算すると三メートル以上の体格の持ち主。
どうやら、三世とシャルトの嫌な予感は当たりそうだった。
「ねえねえ。ちょっとついてきてくれない?」
ドロシーが左手の道の前で手を振り全員を呼んだ。
「もしかしたらいけるかもしれないからちょっとついてきて」
そう言うドロシーを先頭に、道を進んでいった。
左手の道、右手の道、後ろの道、左手の道……。
これまで一度も看板を見ていないことから、正解の道を進んでいるらしい。
「それで、答えは何だったんですか?」
三世が尋ねると、ドロシーは天を指差した。
「太陽の方向よ。最初はありえない方向に太陽があることに気づいてね。これはおかしいと思って皆についてきてもらって移動したの。そうしたら今度は太陽が別の場所に移動してた。これは間違いないと思ったわ」
少し自慢げにドロシーがそう言った。
確かに、陰鬱な森なのに小部屋では必ず太陽が見える。
そう考えたら確かにヒントにはなっていた。
そのまま進んでいくと、道が一本だけになり、正面に大きな部屋が見えた。
五十メートル四方の部屋、その中央には四メートル以上の大きな巨体の生き物が、直立してこちらを見据えていた。
「ああ。やっぱり」
三世とシャルトは同時に声を出した。
賢王。その正体は森の賢者とも呼ばれるゴリラだった。
「同じならミミズクとかシカの方が良かった……」
三世は悲しい声で、そう呟いた。
「それで、アレは何だ?有名なのか?」
マリウスがゴリラに指を差して三世に尋ねてきた。
「有名かどうかは置いておいて、ゴリラですね。見ての通りのパワータイプの特徴と、見た目とは裏腹に心優しく賢い側面を持つ動物です」
三世はそう答えた。
確かにゴリラは握力など強いが、どちらかと言うと争いが嫌いな動物である。
神経性のストレスに弱く、よく腹痛を起こすとも知られていた。
そして、そんなゴリラと戦いたくなかったと三世は考えていた。
戦いたくない理由は色々ある。
番人だとどうかわからないが、ゴリラは心優しい生き物である。
力が強く、優しい。
それだけで戦いたくない理由になるのだが、一番の理由は別である。
賢いからだ。
心理学者の実験により、ゴリラに手話を教えたところ会話が成立したという記録もある。
ゴリラが人にペットをねだり、猫をペットにした。
そして猫が死んだ時、ゴリラは悲しいと手話を示し、泣いた。
つまり、死の概念を理解しているということだ。
だからこそ、三世は単純に戦いたくなかった。
相手が罠をしかける知能を持っていると考えられる。
番人として変化しているのだ、最悪人よりも賢い可能性すらあるだろう。
「作戦会議を開きましょう。相手の知能を人と同等を想定してください」
三世がそう言うと、全員三世の傍によってきた。
三世はマッピング用の方眼紙の裏面を出し、書きこむ準備を始めた。
「では意見をください。相手の行いそうな罠、仕掛け。それに対する方法。そして、相手の取りうる行動を予測していきましょう。アレをゴリラと見ず、少々臆病な巨人と考えてください」
その後、全員が一通り意見を出し、いくつか作戦を話し合った。
その結果、シャルトの作戦が選ばれた。
「そういえば、ここでまだ一体も敵が出てないね。気配は多いのに」
というルゥの言葉より、相手の作戦が増援または伏兵であると予想されたからだ。
シャルトの考えた作戦は必要人数が少なく、伏兵にも対処できる為その作戦となった。
作戦内容は、足を止めて、殺す。
端的に言えば速攻である。
「それじゃあ、作戦通りで行くぞ。ヤツヒサ。無理なら早めに教えてくれ。こっちも何とかしてみる」
マリウスの言葉に三世が頷く。
今回のキーパーソンは一番実力の劣る三世である。
一番重要で、そして一番危険な役割の為、マリウスは若干の心配をしていた。
しかし、同時に信頼もしていた。
――ヤツヒサなら大丈夫だろう。
そんな師匠としての信頼を。
「じゃあ行くぞ!」
マリウスの言葉に合わせ、森の大部屋に全員で特攻した。
入った瞬間、賢王は強く胸を叩きだした。
ドラミングなのだろうがその衝撃は異常で、まだ二十メートルは距離があるのにビリビリとした震える空気を感じる。
そしてそのドラミングの直後に、二メートルから三メートルほどのゴリラが、十頭ほど上から降ってきた。
木の陰に隠れていたらしい。
ゴリラ達は着地し、一斉に三世達に襲い掛かった。
伏兵からの囲い込み。
王道であるが、それをゴリラという筋力に優れた動物が行うのだからたまったものじゃあない。
振ってきたゴリラにルゥ、マリウス、ドロシーが足止めとして立ち向かい、シャルトが弓を構えながら賢王に近づいた。
三世は、既に一人で賢王と対峙していた。
槍を持たず素手のままジリジリと賢王に近づく三世。
間合いはとうに賢王の範囲内に入っていた。
ある程度の実力の読める賢王はまず疑ってかかった。
目の前の男は自分よりも格下で、一人で突撃するような実力者に見えない。
しかし、実際は一人で突撃してきたということは、きっと自分を殺しきる切り札を持っているのだろう。
賢王はそう考え、リスクリターンを計算し、全力で攻撃を行うこととした。
その結論に油断や余裕は入っていない。
両手を握り、天高くに掲げ、跳び上がる。
そして着地しながら、三世ごと地面に両拳を叩きつけた。
轟音が響き、地面に亀裂が走り、木々は大きく揺れる。
その行動に一切の油断はなかった。
気づいたら賢王は背中から地面に叩きつけられていた。
実力では確かに三世はそれほどでもない。
鍛え続けた効果とスキルの効果により、並の冒険者程度は強くなった。
逆に言えば、戦闘能力はこれだけ鍛えても並の冒険者程度しかなかった。
三十階の番人を一人で倒す可能性はあまり高くないだろう。
しかし、三世にはこのパーティーの他と比べ、優れている能力を三つ持っている。
まず一つ目は、負け癖がついていないことだ。
訓練相手は常に格上のマリウスで、そしていつも負けている。
しかし、マリウスは訓練中常に負け癖が付かないように気を配った。
負けても良い。
負けて当たり前。
その発想になった瞬間、マリウスは三世を怒鳴り散らし、叱り上げた。
気持ちが負けたら絶対に勝てない。
どれだけ格上でも諦めず、最後まで勝機を探せ。
厳しいマリウスの訓練だが、その効果は確かにあった。
特に、いつも格上と戦う三世にとっては、大きな意味があった。
二つ目は観察である。
シャルトほど遠くが見えるわけでもなく、ドロシーのように見えない物を見たり視力を強化したりと細かいことが出来るわけではない。
ただし、この世界に来てから常に敵を観察することを中心に生活してきた三世は、【見】の能力に特化していた。
相手の行動から攻撃パターンがわかり、一手早く予測できる。
落ち着いて行動することが取り得の三世の性格とも合っていて、見る能力はパーティーの中でも一番優れていた。
そして三つ目。
最大の要因にして三世の最高の能力。
それは動物相手に特化していることだ。
相手を見て、筋肉の付き方と体付きから重心を予測でき、筋肉の躍動で相手の行動を先読みする。
動物相手の【見】であるなら、三世はこの世界で誰よりも優れていた。
知識、観察、スキル。
三つの方向から、動物の行動と攻撃範囲を三世は予想出来た。
飛び込んで振り下ろす瞬間、三世は賢王の足元にまで進んだ。
拳があたらないようにしゃがみながら前に行き、そして両足が降ってくる位置にロープを置く。
そして、着地した賢王にロープを引っ掛けて、足に絡ませた。
ちらっと触って診たが、残念ながら賢王は動物判定ではないらしい。
それでも、動物と同じ骨格をしている以上、三世にはその行動が理解できた。
賢王が足元に隠れている三世に気づく前に、三世はロープを引っ張り賢王は背中から地面に落とした。
その瞬間、すぐ傍に待機していたシャルトが弓で光の矢を射る。
「では、これにて終幕とさせていただきます」
そうシャルトが言うと同時に、賢王の胸に矢が刺さり、胸の内側から無数のメスが生まれた。
肉のえぐれる音はせず、ガラスが割れるようなパキパキといった軽い音と同時に、賢王は消滅した。
残されたゴリラ達は、おろおろとした後我先にと戦うのを止め逃げていった。
「お疲れ様ですシャルト。さすがですね」
三世の言葉に、シャルトはため息を吐いた。
「いや、むしろご主人様が流石としか言えませんよ。良く一人で転ばせることが出来ましたね」
実際はそれほど難しいことではない。
骨格の問題もあるが、何より着地してすぐだった為ゴリラ側も足に意識がいってなかったというのが大きい。
「動物相手なら俺より強いかもな」
マリウスのその言葉に、三世は手を横に動かす。
「いえいえ。攻撃力も防御力も足りてませんしロープが効かない相手が出たら出来ることがなくなるので」
「謙遜も過ぎると嫌味になるぞ。せめて得意の動物相手くらい自信を持て」
マリウスにそう言われ、三世は苦笑いを浮かべた。
三世にとってソレはあまり嬉しいこととは言えなかったからだ。
「三十階突破したけどどうする?」
ドロシーが尋ねると、全員で顔を見合わせた。
シャルトが若干疲れているが、それ以外はまだいけそうだった。
シャルトも途中で回復できるし、余力もまだある。
一同はこのまま、三十一階に乗り込んだ。
ありがとうございました。
塔のイベント以外に今回やることがあるので少々ペースアップします。
飛んだ部分は同じことの繰り返しと思ってください。