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水の中の私  作者: リリィ
1/8

フトシ

ある日散歩してました。

幸せそうな家族がいました。

殺してやりたいと思いました。


そのとき、思いついた内容。


短時間で書き上げたので誤字脱字、説明不十分、行間の適当さが目立ちますが、ごめんなさい。


また再編集します。

僕は大学生。

クラスに好きな女がいる。

名前はカオリ。

つまらない俺の人生を華やかにしてくれる存在、僕はそう直感した。

直感は信じる方だ。無意識こそ本当の自分だと思う。


でも、カオリには恋人がいる。

名前はスバル。

見てしまった。

放課後の教室で、セックスしているところを。

カオリは喘いでいた。男も喘いでいた。

カオリのおっぱい、まんこ、吐息。

全てが嘘だと思った。

いや、嘘だと思いたかっただけだ。

心の中で、認めていた。それでも、受け入れたくなかった。


気が付くと僕は果てていた。

ぼんやり、ちっぽけなチンコに自分自身を投影していた。

自己嫌悪に陥る僕、カオリとスバルはキスをする。

幸せそうなキス。

涙が出た。声を出したかった。叫びたかった。足掻きたかった。


けど、世間の目を気にする僕は、何もできない小さなダンゴ虫。

自分の中に入り、世間の匂いに接しない存在。

哀れ、情けなかった。


僕の知らないカオリ。

スバルの知るカオリ。

僕の知るカオリはスバルの知るカオリ。

僕しか知らないカオリに会いたい。

・・・・・・だから、アイにイクよ。




なぁスバル。

お前はカオリをどこまで知ってる?

自宅?授業?バイト?

そんな基礎知識で満足するお前は糞だ。

カオリと付き合う資格のない糞。

糞は公衆便所に流されて臭い臭いバキュームカーの中で死ねばいい。


僕は違う。

カオリを知る努力、もっと深い奥底まで知る努力をする。


カオリはいつもあのトイレを使う。

そして、一番奥の個室に入る

カオリのトイレを見守ることが僕の日課になっていた。

カオリが便秘症だなんてわかりきったことだ。

もちろん、生理日もわかってる。


カオリの血。暖かい血。

懐かしい気持ちになる。


なぁスバル。

お前はカオリの血を知ってる?

僕は知ってる。

とても美味しい。


カオリの血が僕の中で生きてる。

これほどうれしいことはないよ。

君の一部になったみたいなんだ。


なぁカオリ。

君は僕を知ってる?

君は僕に気づいてる?

カオリは今、何を考えてる?

僕のことは頭にないんでしょ?

でもね、それでいいんだよ。


君は僕にとって、神秘的な存在。

遠いから愛しいと思えるし、慈しみたくなる。

そう思うんだ。

だから、君が誰かの物になるのが嫌。

嫌なんだ。絶対に嫌なんだ。


絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に。


僕は君の物。

君の一部であって、絶対的なんだよ。

君の一部は僕しか認められないよ。

僕だからこそ、君なんだよ。

君に値する人間は僕しかいない。

他の誰でもないよ。

・・・・・・わかってほしい。


もちろん、君に強制するつもりはないよ。

ただ、君はまだわかってないだけ。

だから、僕が導いてあげる。

僕は君の物。

絶対的に。

他の誰でもない、僕だけが君の物。

それだけだよ。それだけ。



そして、またいつものように君はあのトイレへ行く。

僕は何だって知ってるよ。






カオリはトイレに入ると、便座を開けず、座る。

そして、頭を抱える。

フトシはその光景に違和感を感じる。

カオリはカバンから妊娠検査薬を取り出し、便座を開け、検査を始める。

フトシはその行為を理解できず、ただ興奮している。

そして、カオリは行為を終え、下着を穿き、もたれるように脱力する。

静かな時間が流れる。長く短く。


カオリは検査薬を確認し、ゆっくりと頭を抱える。

悲しげなカオリを見て、フトシはその光景に耐えられず、個室を後にする。

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