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第七話 旅立つ前に……。

ふう。来週分確保。書くのが同時進行していてしかしそれを療養中といって15分だけという限定が付く日が多く、大変です。活動報告出してる余裕がないのですが、よかったら続きを読んでいってください。



 メリウスが指し示したところはクリスタリウム・ペイクという山岳地方にある山の一つだった。ティアが尻尾で示したところと同じだ。

「旅の始めはここじゃ。この神殿に入り、水晶に書いてある謎かけを解く事が必要じゃ。そこはこのような温暖な森の中ではなく、大昔にあった氷河の中にある。氷河自身が神殿なのだ。そなた達は、今の装備では凍え死んでしまう。十分な防寒と、山に登る道具を得てクリスタリウム・ペイクに臨むのだ。幾多の試練があるかもしれん。エレナ・シルヴィアは炎のエレメントも兼ね備えておる。そのエレメントから引き出した魔法で身を包み、進むのじゃ。己との対話が始まる地点だ。試練が終わった後には成長した自分を見る事ができるだろう。努々、氷河の道のりを安易に考えぬ事。そこには信頼できる武器屋もいる。そしてそなた達二人以外に出会う人物もいる。あらゆる人と交流することを無視してはならぬ。二人だけでは終われぬ使命、と心しておくのだ。ワシから言えるのはこれだけじゃ」

 そう言ってふっと表情を和らげてメリウスは二人を見る。

「少しお茶を飲んで行かんか? 時を急ぐ旅だが、和むことも必要。いや、これはワシ自身の言い訳じゃな。そなた達とまたこうして会えるのを楽しみに待っておる。さぁ。アフタヌーンティーじゃ。時間は違うが」

 テーブルの上にいつしか、軽食とお菓子、そして紅茶ではなくハーブティーが三人分用意されていた。ライヴァンは目を丸くして驚いているが、エレナ・シルヴィアとメリウスは気にすることもなくハーブティーを楽しんでいる。

「あら。王国にはアフタヌーンティーはないの?」

 不思議そうにエレナ・シルヴィアが聞いてくる。

「あるにはあるが。……。いや、なんでもない」

「あら。今、呑気な奴らとでも思ったでしょう?」

「いや」

「じゃぁ、お馬鹿さんとでも?」

 少々語気が強い。ご機嫌斜めになりそうだ。ライヴァンはとにかく答えを出す。言わないと延々と聞かれて不機嫌になるだけだ。ほんの少しの間、ともにいただけなのに相手の言動が手に取るようにわかるのが不思議だった。ライヴァンは言葉を続ける。

「いや、ゆっくりしているとは思ったが、それが流儀なら仕方がない」

「そうよね。あなたの国も私達も一刻を争う事態なんですもの。でも過酷な旅に出る前にほんの一時の休憩を取ることで失敗することも減るわ。心を落ち着けなければ乗り越えられない試練ですもの」

「なるほど……」

 ライヴァンが納得する。

「では、私もゆっくり頂こう」

 悠然と王族らしく優雅な仕草でカップを持つとハーブティーを楽しみ始める。

「そこは、王子様、なのね」

「出自が出自なもので」

 嫌味かと思ったがにっこり笑って紅茶を飲みサンドウィッチを食べる。王宮で食べるより美味しい。自然と笑みがこぼれる。

「お気に召したかな?」

 メリウスがエレナ・シルヴィアの気難しいのを察して茶目っ気たっぷりに聞いてくる。

「どの料理人が作るよりも美味しいです。やはり自然の者は自然の中で頂かないと」

 言葉もどこかしら昔のいい子の王子様に戻っている。エレナ・シルヴィアはそれを面白そうに見ている。その視線に気づいて見るとエレナ・シルヴィアは優しい目線でライヴァンを見ていた。

「シルヴィ? 何か顔につているかい?」

「い、いいえ。ただの見物客よ。さぁ、メリウス自慢のお菓子を頂きましょうっと」

 そう言ってエレナ・シルヴィアは華麗に飾り付けされたお菓子と取っ組み合い始めたのだった。

 

 もうすぐ旅立ちの時間だ。その前のほんのつかの間の平和な時間を二人は楽しんでいた。

 クリスタリウム・ペイクという冬山はどれほど厳しいのか。ライヴァンは頭の片隅で少しずつ思考を次に向かわせていたのだった。

ここまで読んでくださってありがとうございました。内容をうろ覚えなので続きを書くのが止まってます。そのうち殴り書きの感情のままに書いて清書という具合になるので、お待ちください。その間はすでに書いてある話をお届けします。ではまた。

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