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第五話 小さな森の妖精ティアと銀色の涙の秘宝

危ない。予約が飛ぶところでした。明日、メインが旅たちサブで整えていたところ普通に起動しても入力できない事態に。かならず再起動後に可能となるのでこまっていたのですが、何を間違えたのかsurfaceの回復ドライブをつかったら直ってしまいました。でも指紋認証ができない。ドライバの関係でしょう。これから挑戦。ドライバ再インストール。寝たいんだけどね。それでは朴念仁同士の恋をどうぞ。


「さて、出かける前にこの子に名前をつけないとね」

 ライヴァンの肩をうろちょろしているリスの姿を取った森の守護者を見てエレナ・シルヴィアは言う。

「あら。この子、『銀色の涙』をつけてるわ」

「銀色の涙?」

「このヴェルディリスに伝わってきている秘宝の一つよ。この子が持っていたのね。『銀色の涙』を持っているからティアという名前が良いかしら」

「なかなか言い名前だ。俺もその名前はピッタリだと思うよ。ティアは銀色の涙を表しているからね」

 言いながら、ライヴァンは自分に子供が生まれればその名前がピッタリだと思う。その相手に何故か目の前の相手のエレナ・シルヴィアがぽん、と出てきた。思わず、動揺する。ティアはそんな主人を面白そうに見ている。

「こら。ティア。主人をからかうんじゃない」

「あら。ライ。この子の言葉がわかるの?」

「いや、感覚と表情で。言葉はわからないが、なぜか魔法がかかったように流れてくるんだ。どういうわけなんだろうか……」

 考え込むライヴァンをティアは尻尾で鼻をくすぐる。

「こら。くすぐったらくしゃみが……。……!」

 大きなライヴァンのくしゃみがこだまする。

「こんな聖域で盛大にくしゃみをする人初めて見たわ」

 エレナ・シルヴィアがクスクス笑う。そのエレナ・シルヴィアをティアと飼い主がぼーっと見る。

「何見てるの? 何も持ってないわよ。ああ。これね。ティアは」

 エレナ・シルヴィアが掌を開くとそこには一個のクルミがあった。ティアはそれをつかむとぼりぼりかじる。頬袋がぱんぱんに膨らむほどため込む。

「ティア。そんなにため込んでももう埋め込む土地はないわよ。私達は旅をするんだから同じ所に帰ってこないわ」

 と言われてもこの頬袋のクルミは渡さないとばかりにライヴァンの首の後ろに逃げる。

「ためるだけためて埋めて帰ってこれないのは悲惨だな。ティア。頬袋に入れすぎないようにこの袋にいれなさい。これはティア専用にするから。ただ。シルヴィからもらうクルミは一回に一つだからね。わかったかい」

 ティアは返事の代わりにため込んだクルミの中身をライヴァンの用意した革袋に入れる。

「いい子だ。ティアはいい子だ。我々の旅を助けてくれる優しいティアだからね。さぁ。ティア、次に向かう所はどこだい?」

 ライヴァンが地面に地図を広げる。ティアはとことことライヴァンの肩から降りると険しい峰が書いてある所を尻尾で指し示す。

「クリスタリウム・ペイク? こんな山奥に生命の泉が?」

 ライヴァンが呟く。

「いいえ、ここには人の望みを叶える水晶があると言われているの。ここで生命の泉の手がかりが残っているのかもしれないわ。クリスタリウム・ペイクは大昔にできあがった氷河が残っていると聞いているわ。そういえば、すっかり忘れていたわね。このヴェルディリスには大賢者メリウスがいるの。この人の話を聞かないで旅立つ馬鹿はいないわ。早速行きましょう」

 そう言って歩き出そうとしたエレナ・シルヴィアにティアが飛び乗って頬を尻尾でなでる。

「ティア? ああ。そうね。この秘宝を守れるのはメリウスだけね。持っていきましょう。試練が解かれれば誰にでも入れるもの」

 エレナ・シルヴィアはどこからか鞄を出すと「森の心臓」と聖典をいれてまたどこかへ消した。ティアは普通だが、ライヴァンは口をぽかんとあけて見ている。

「なんていう顔をしてるの。ただの魔法の鞄よ。あなたが剣を振るうのが得意な代わりに私は魔法が得意なの。これもメリウスからもらった鞄ね。もう随分と会ってないわ。元気かどうか見に行きましょうよ」

 エレナ・シルヴィアはライヴァンの手を取って引っ張る。ティアは再びライヴァンの肩に戻るとそのまま二人の歩くままにした。

 

 森の賢者メリウス。どんな爺さんか、とライヴァンは勝手に思いつつエレナ・シルヴィアに引っ張られるのを楽しんでいた。

しかし、明日メガネの処方箋をもらうのに目を酷使していいのだろうか。指紋認証だけはしたい。それでこれ買ったのに。整備品です。アマゾンで。何かと便利だったのになぜかこんな事態に。それでは、次予約して挑戦します。

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