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第二話 ここから始まる恋の旅

第二話です。宜しくお願いします。ロマファンにしては真面目すぎるのであえてロマファンとは銘打ちませんでした。ただの恋愛ベタの話です。このお話の続きを読んでくださっている方には感謝です。ゆっくり執筆しています。途中で追いついたらごめんなさい。執筆続行中です。



「あ。邪魔してしまったかい? ここに土地の生命力をつかさどる妖精の姫がいると聞いてやってきたんだが、君、じゃないね?」

「でなかったらどうなの?」

 冷たい声でエレナ・シルヴィアは言う。

「また、別の場所を探すよ」

 立ち去ろうとした背中にエレナ・シルヴィアは待って、と声をかける。

「あなたはこの王国の人なの? どうして土地の命の問題を抱えているの?」

 え、とライヴァンは再び振り向いた。

「俺はこの国の君主に連なる者だ。この剣の紋章さえ見てくれればわかる。王国では土地が荒廃して人々が住むのに難しくなっている。土地の荒廃は森の荒廃ともつながっている。森の命の当人に聞いてみれば何かわかるかもしれないと思って…」

「私にもわからないのよ」

 え、とライヴァンは耳を疑った。彼女は自分が当人だといったとライヴァンにはわかった。

「君が森の妖精の姫、なのかい?」

「そう見えないならそう見えないんでしょうね」

 どうして自分はこんなに人間に突っかかているかわからない。

「私がこの森の主よ。この森もそのほかの森も衰退する一方だわ。すべてが滅ぶ前にこの原因を突き止めて解決しなければいけないの」

「君にもわからないのか……。で、君は今、何を?」

「見てわからないの? 旅の用意よ。私も森を救うために解決策を探す旅にでるの」

 相変わらず、上から目線で言ってしまう自分が自分ではないように感じる。こんな態度は一度も取ったことがないのについ取ってしまう。だが、王子は意に介さないらしい。名乗ってきた。

「俺はライヴァン。君の名は?」

「エレナ・シルヴィアよ」

 やや、優しい声で言うエレナ・シルヴィアをライヴァンはじっと見つめる。

「何?」

「普通の女性と変わらない。本当に妖精なのか?」

「羽でも出してみましょうか? おバカな王子様」

 馬鹿といわれてむっとした表情を出したライヴァンを見て不思議と心がほっとするエレナ・シルヴィアだ。

「旅は道連れともいうわね。同じ目的なら一緒に旅をしない? あいにく私には剣がふるえないの。護衛として一緒に旅してもらうとありがたいわ」

 エレナ・シルヴィアは自分で言いながら驚いていた。

 

 このお馬鹿な王子と一緒に旅?

 

 だが、ライヴァンはにっと笑うとうなずく。

「確かに同じ目的だ。いいだろう。一緒に旅を始めよう」

 喧嘩ばかりの道中になりませんように、となぜか思いながら荷物を持ったエレナ・シルヴィアだった。

 

 妖精の姫と人間の王子。決して相いれない二人の旅が始まった。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

週二回更新ですので、週一回よりは良いですよね。本好き王女は月曜でしかも週一。読む人いるのかしらとこちら同様思うのですが、せっかく書いたので載せています。宜しくお願いします。

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