いや、それは予測できたでしょ
暴力問題で甲子園を途中辞退した高校が『聞き取りの結果1,2年生で暴力事案は無かった』という事でさっさと秋季大会への出場を決めて色々炎上騒動が起きています。
そしてどうも新しい暴露が飛び出てきてるみたいで下手をすると秋季大会もアウトになる可能性が出てきているようです。
暴露記事の内容が本当かどうかなどは今回のエッセイでは触れる気はありません。思うのは……『いや、この展開は容易に予測できただろ』ですね。
これまでいろいろな業界で『大丈夫だったよ~』と言った後に第2、第3の暴露がボンボン出てくる事態がどれだけあったでしょう。これだけ世間の注目を浴びてる事案です。絶対何かしらあるに決まってるじゃないですか。
まして『聞き取りの結果~』とありますが、そんなもの正直に喋るわけないしあれだけの事をしているなら部内でも暴力が蔓延してる可能性とか十分考えられます。某大学のおクスリ問題だってそうじゃないですか。
何というか危険予測が本当に甘い。正常性バイアスとかその辺が働いてるんでしょうかね。
でもこういうのって結構あるんですよね。
例えばウチの職場ではある事で亡くなった利用者様がいて家族からクレームが発生し、『訴訟になるかも』という事案がありました。一応大丈夫でしたが……
普通、こういう事が起きると似たような事に対して気を付けようというなるはずですが……何か同じことをやってました。嘘やん、事案が起きたの半月前だぞ?と戦慄ものです。
それで注意してみたのですがあまり危機感を持っていない、むしろ『こいつうるさいな』位の反応でした。何か、『クレームふっかけてきた』くらいにしか思っていないみたいです。
えーとですね、その苦情の内容が正しいか間違っているかは別として『訴えられる危険性』ってのをもう少し考えられんのかなぁと思ってしまいます。
そんな事をいちいち考えてたら介護出来ないとか言う人も居ますが考えとかないといけないんです。
ある職員は『家族との関係は良好だし』と笑ってます。甘いよ。もし亡くなった時に何かしら疑わしい事があった時、その家族は『仕方ない』と思っていても周囲がそうじゃない場合もあります。
実際、何件かそういう事案を見たり聞いたりしています。良いか悪いかじゃなくて実際あるんですから。
『でもそんなの滅多に怒らないし会社が守ってくれるじゃん』と思ったあなた。
甘いです。会社は割とあっさり切り捨ててきますよ?介護の場合だと記録が薄かったりすると『あっ、これガチで戦っても負けるわ』となりますしね。下手したら詰みますよ。
何か転倒防止とか目先の危険はしっかり対応して何なら『おい!』ってツッコむような真似をすることもあるんですが少し未来の可能性は予想しないんですよね。もちろんがっつり気にしすぎてもしんどすぎるのでほどほどにですが……
さて、学校の話に戻りましょう。
不祥事系の問題など、これまでも色々な学校でそれなりのケース事例があるわけです。
いじめなんかない大丈夫だと言った後で出るわ出るわとか。何なら廃部になって大ダメージを受けた学校なんかもあるわけですよね。
それなのにここまで甘い対応というのはもしかしてわざとやってるのだろうかと思ってしまう事も。
ただね、やっぱ居るんです。
『自分は大丈夫』ってタイプの人。
飲酒して『長年乗ってるから大丈夫』とか『10分ほどだし問題ないや』って運転して事故を起こして挙句の果てには逃亡するとかいう最強コンボをかます人とかね。
気にしすぎも問題ですが、もうちょっと慎重さも必要じゃないかなぁと思います。