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Sonora 【ソノラ】  作者: じゅん
マルカート
197/319

197話

 突然ですが、自分はフレデリック・レベレットと申します。パリにあります、モンフェルナ学園の音楽科に通う一六歳です。身長は一八〇弱あります。楽器はコントラバスをやっています。あのデカいヤツです。見たことはありますでしょうか。


 さて、みなさんはコントラバス、というものはどんなものだと思いますか。「低い音を担当している」「男性に多い」「ジャズバーによくいそう」なんて声が大多数でしょう。間違ってはいないです。実際そんな感じです。


 弦が四本のものと五本のものがあるのですが、ものすごく簡単に説明すると、四本は大体ジャズで五本はクラシック、と覚えてください。本当は細かい部分で違いがあるのですが、五本は音が暗めになりやすいので、ジャズにはあまり向いていません。


 弦楽器では最大であり、一番低い音を奏でています。ヴァイオリンのいないオーケストラはありますが、コントラバスがいないオーケストラというのはちょっと考えられられない、それくらい重要な位置にいるわけです。どこかにいます。今度探してみてください。


 クラシックでは弓で弾く『アルコ奏法』が主流ですが、ジャズでは指で弾く『ピチカート奏法』が主です。他には弦を引っ張って叩く『スラップ奏法』なんてのもあります。どれもそれぞれ良さがあるので、優劣は決められません。でも自分はクラシック出身ですのでアルコ奏法でやらせてもらっています。


 呼び方がたくさんある楽器でして、他にも『バス』『弦バス』『ダブルベース』なんてのもありますが、全部同じ楽器です。日本では『ウッドベース』なんて呼ばれ方もしているようです。弾き方も呼び方も、本当に色々ある楽器なんです。


 弓の握りも二種類あり、下手で握るジャーマン、上手で握るフレンチ。前者はなぜか日本やドイツ語圏で多い、なんていうのも聞きますが、詳細は不明です。自分はフレンチ。まわりにもジャーマンはほぼいません。


 始めたきっかけですか? まわり友人なんかはやはりミルト・ヒントンの、勝手に体が動き出してしまうようなビートにやられて、なんてのもいますし、女性であればエスペランサ・スポルディングの、弾きながら歌う姿に憧れたり、というが一般的ですかね。


 自分は……これは各国共通であってほしいのですが、コントラバスというより音楽を始めたきっかけが『モテたい』です。なんとなく、音楽ができると異性からモテるのではないか? そういうアレです。多いと思いますよ、そういう人。


 ですが言い訳をさせていただきたいのですが、自分は全ての女性からそういう目で見られたい、というわけではなくてですね。気になる女性、同学年なのですが、その女性が音楽をやっていたから、それだけです。その女性だけなんです。他意はありません。

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