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不死病  作者: 葉訓
1/7

日常

こんにちは、葉訓です。

何となく小説を書いてみたい、と思い始めました。

初心者ですので読みづらい部分等あると思いますが、読んでいただけると幸いです。

 何か大きな出来事とかきっかけがあったわけではない。特に変化もない、安定した日々を送っていた。だが、そういう日は決まって突然に、前触れなくやってくる。


 いつものように夜が明けたのだが、相変わらず何回も設定したスマホのアラームは少しも聞こえなかった。コンタクトを付けたまま寝たせいで、目が開かない。乾燥してくっついた重い瞼を薄ら開くとカーテンの隙間から太陽の光が入ってくる。それが眩しく辛く、自然とため息がこぼれた。大きく伸びをして、重い体を起こす。寝室からリビングに行くのすら体がだるい。


何気なくつけたテレビからはニュース原稿を読むアナウンサーの声が聞こえる。そして1日が始まってしまったことを実感するのである。ソファに座り何分か無心になった後、スマホを開いてその日の天気や交通情報を見る。普段通りバスの時間を調べて確認したあと、渋々身支度をする。


数ヶ月前に組んだ時間割を思い出しながら、この前買ったリュックサックに教材やらレジュメやらを入れていく。

気に入っているパーカーとデニムに着替えて、それなりに髪を整えた。ワックスのせいで、髪の毛がベタベタするのはあまり好きではない。何事もある程度が一番いいのだ。


右手には親友に誕生日プレゼントで貰った有線なしのワイヤレスイヤホンとスマホ、左手には定期と学生証が入ったケースを持ってリュックを背負った。全く、なんでこんなにも紙は重いのか。そんなことを思いながら家を出てバス停へと走った。


スマホに表示されている時間とにらめっこしながら小走りで向かった。まだバスは来ていないようだ。ふっと息を整えて友達からメッセージが来ていないか、SNSを開く。講義をサボりがちな友達からテストの前にレジュメを送って欲しい、とのこととアルバイト募集の知らせくらいしか来ていなかった。つまんな、とスマホをデニムのポケットにしまう。レジュメはまた今度送ればいい。そしてまた学食をおごってもらおう。


バスは4分遅れてバス停に到着した。バスのドアを運転手が無表情で開ける。お願いします、と小声で運転手に言いバスに乗るが、運転手は全く反応しなかった。出発し揺れる車内をウロウロしながらいつもの特等席を見ると知らないおじいさんが座っていた。少しがっかりしてその1個後ろの席に座る。イヤホンを付けて、ポケットからスマホを取り出し、音楽アプリを開くと毎朝聴く曲を小さい音で再生する。窓の外には人やら車やらが行き交い、それに合わせてバスも最寄り駅へ向かっていく。また、なんら変哲もない1日が始まる。

自分のペースで書き進めたいと思います。

ありがとうございました。

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