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予定変更・Ⅲ 恋人は魔法少女?






「カー君達を追いかけて来たらいきなり集団に襲われてるしその上イリュシ

オンで有名な壊し屋に襲われるし…」


目の前にいるこの魔法少女?が本当に自分達の知り合いで友人カイルの恋人

であるのかその言動を見ればもう疑う余地はなかった。


「そして今まさに私のカー君を襲おうとしているし…許さない!!」

「何処どう見たらそんな状況に見えているのか…色々言いたいが恋は何とや

らだな…」

「待って!!ヴェコちゃん!!この人…いやドラゴンさんは僕の友達なんだ

…」

「て、テッ君!?」


しかし明らかに彼女は戦闘態勢。

理由は単純明快だが誤解で友達同士が戦いになるのを止めなければと綴也が

彼女を制止しようとする。


「うむ…この男は我の親友だ…」

「そんなごまかしが信じられるもんですか!!」


と魔法少女?コルデリカは即否定した。


「え!?」

「テッ君の事を何も知らないクソ野郎が友達になる筈ないじゃない!!」

「え?」

「だってこいつ…姫神殺しは白い姫神を引退に追い込んだ責任で切腹して償

うのは当然!とかネットのインタビューでテッ君の事酷評してたじゃない!

!」

「え?」

「ええっと…………………」


魔法少女?の指摘に黒いドラゴンは考え出した。


「おい…どういう事だ?」

「ええっと……………………………………あ!!」


暫くしてハッとなった。

黒いドラゴンは魔法少女?の指摘に心当たりが有った様だった。


「…その…噂で聞いていた姫神殺しと実際に出会ったこの男とのイメージの

差がな…その…激しすぎて…な…すまなかった…」

「「「ああ…」」」

「あの…納得されると…悲しい…よ…」


黒いドラゴンの釈明に納得する旧友達。


「だって…よ…」

「綴也君…普段聞くと凄いよ君の噂…」

「僕も君じゃないって解ってても引くよ…」

「恵っちゃんも言ってたよ…反吐が出るって…」

「あの女…自分が言うなって思うんだけど…」

「イメージとのギャップが激しすぎだ…本当に…」

「うう…何だかごめん…」


その場の全員の指摘に綴也も噂の自覚は確りとあるので反論は出来ない。

思い返すとドラゴンは自分と会話している時に姫神殺しと知ってから頭を抱

えていたのはおそらくこういう事だったのかと理解した。


「皆は遠くに逃げて!!私その大蜥蜴野郎をぶっ飛ばすから!!」


魔法少女?が杖を振るうと所謂漫画やアニメで出てくるピコッっという音が

しそうなハンマーが無数に出現する。

出てきた武器はファンシーと言えれるであろう雰囲気で今の状況に似合わな

いものだったがそのハンマー一個一個の巨大さ故か放たれてる不思議と感じ

る威圧感と言うべきものが彼女の戦う意思に満ち満ちているのを現している

様だった。


「ヴェコちゃん!!だから…このヒトは…」

「離れておれ…友よ…その友人達よ…忘れているだろうがあの女は先程まで

お前達と喧嘩していた連中を殲滅したのだぞ…」

「ど、ドラゴンさん?」

「おい…テメェ!!俺の恋人に…」

「言って聞かないならばやるしかなかろう…これは我が蒔いた種よ…殺しは

しない…」

「でもヴェコちゃんは…」

「それにな…親友の友で知らないとはいえ我にもな何度も言われてカチンと

くる一言もあってな…」

「え?」

「我が友よ…頼むから我の事は蜥蜴野郎とは言ってくれるなよ…あの女みた

いにな…」


苦笑しながら黒いドラゴンも戦闘態勢に入った。


「界塵竜って呼ばれてるトップクラスの幻想住人だとしても!!私のカー君

と友達を襲った事…後悔させてやるわ!!」

「我が友の友人故に殺しはしないが…我に喧嘩を売った事がどういう事か思

い知らせてくれよう…」

「私だってカー君を襲った事がどういう事かアンタに思い知らせてやるわ!!


魔法少女?が杖を指揮棒の様に振るうと彼女周囲に展開された数多のピコッ

という音がしそうなハンマーが一斉にドラゴンに襲い掛かる。


「む!?」


ハンマーは全てが真っ直ぐに飛んでいかず意思が有るかのように黒いドラゴ

ンの全ての方向を囲み殺到していた。


「愛らしき槌よ!!」

「チぃ!!」


ドラゴンがその手の大剣を手にハンマーを斬り落としていく。


「まだまだ!!」


だがハンマーの数の多さとハンマーの複雑な動きそして先程の手加減宣言の

所為か黒いドラゴンの身体に打撃が襲う。


「くっ!!武器の外見の割に質が悪いではないか!!」


その打撃も外見に似合わず重いようで黒いドラゴンの表情に苦悶が見えた。

ドラゴンは何度も身体にハンマーを打たれてながらも大剣を巨体からは考え

られない速さで振るいハンマーをすべて斬り落とした。


「光の円環よ!!」


ハンマーを全て斬り落とされた魔法少女?が再び杖を振るうと杖から虹が表

れて円が描かれて彼女が何かを唱えながら振るうたびに数は増えていき遂に

はドラゴンを包囲する程の数になっていた。


「くっ!?」

「斬り裂けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


彼女の叫びと共に虹の輪が黒いドラゴンに襲い掛かる。

光の円環は黒いドラゴンの皮膚を斬り裂いていく。


「クッ!!があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


黒いドラゴンは咆哮と身体からオーラと呼ばれるであろうモノを放ち共に口

から光を吐いた。

ドラゴンの全身と口から放たれたオーラと光は次々と虹の輪を街並みごと消

し去って魔法少女?に向かうが魔法少女?も残っていた虹の輪を自分の前に

集めて黒いドラゴンの光を相殺していた。


「クッ…仕留められなかった!!」

「噂は所詮噂か…噂以上に厄介ではないか…貴様…」


これまでの攻防を言葉にするとそれだけだ。

だがそれは戦いの当事者か本当に遠くにいる者達が言える事だった。


「「「「うわああああああああ!!」」」」


現在避難中の者達からすれはそれは激しい嵐の真っただ中で逃げてと警告され

て離れていても直ぐに安全な場所まで避難できるとは限らない。


「み、みんな…大丈夫!?」

「な、なんとかな…」

「と、とにかく離れないとね…」

「で、でも…」


ましてや戦いの発生地から逃げている以上激しい攻防による衝撃や街の破片

が吹き荒れてとても思う様に進めなかった。


「全然逃げらんねぇ!!」

「ヴェコちゃん強過ぎだよ!!あの界塵竜と互角に渡り合ってるよ…」

「待って!!何か…」


思う様に進めない四人に街の破片が飛んできた。


「おい!!?」

「きゃあ!!」

「くっ!!?」


それは四人を押し潰すには十分過ぎる大きさと躱すのは出来ない速度の破片

だった。


(間に合え!!)


光剣の玩具を手に綴也がその流れ弾を斬り払う。


「綴也!?」

「まだだ!!」


破片はこの一個だけではなく激しい攻防が更に破片を生み出し自分達に降り

かかる破片を綴也斬り払っていく。


「はぁ…はぁ…」

「大丈夫か?…綴也?」

「な、何とか…でも破片が多すぎて…これじゃあ進めない…」


攻防は激しくなりそれは破片を増やし結果綴也達は進めなくなっていた。

どうしたら良いか考えようとして…。


「どうした…ら…」


新たな流れ弾が飛来したのが見えたが斬り払うのは間に合わず綴也は近くに

いたカイルを突き飛ばした。


「がぁあ!?」


その直後に飛んできた鋭い破片が綴也の左手を切断した。


「綴也君!?」

「おい!?」


旧友達が駆け寄ろうとする中旧友達に新たな破片が降りかかる。


「危ない!!」


綴也が旧友達を押しのけた直後破片は綴也の左足を潰しながら彼等が数秒前

にいた場所に着弾した。


「!?!?!?」


再現されたもので現実に腕も足も損傷している訳では無い。

とはいえ痛みに綴也は言葉も出せない。


「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「なめるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


その直後魔法少女?と黒いドラゴンが咆哮を上げながら至近距離での激しい

ぶつかり合いが生む嵐が彼らを飲み込んでいった。

巻き込まれた彼等は自分達が空からコンクリートの大地に迫る様に落ちて意

識が途切れた。


「お、お前ら…大丈夫か?」

「う、うん…」

「だ、大丈夫…でも体中が痛い…って感じた…」

「………………」


彼等が目覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。

旧友達には何度も出てきた事もある馴染みの部屋だった。


「これ…観客状態でも痛みは再現されるんだね…」


皆両者の激突に巻き込まれて宙に放り出されて地面に叩き付けられ結果死ん

だという事でこの部屋に転送されたのだ。


「ったく…このゲーム臨場感がスゲェって言われるけどやっぱ怖すぎるわ!

!」

「いやいや…これだけの臨場感をコントローラー無しで自分で味わえるから

人気なんですよこのゲームは…」

「お前…オカマ野郎!!」

「ミトさん?」

「ミト…さん?」

「私はミフル…ミトラの双子の妹ですよ…兄と間違えないで下さいね…お二

人さん…」

「それはその姿の設定だろうが!!このオカマ野郎!!」

「どうもロリコン!!元気してました?」

「ロリコンじゃない!!何でもかんでもロリコン言って許されると思うなよ

!!」

「お久しぶりです…ミフルさん」

「相変わらずなんですね…」

「ウフフ…綴也さんをからかう為ならば自分の身体を女体化位して自身のイ

メージの安全性を可能な限り確保しなければ綴也さんを楽しめませんから…

ウフフ…」

「人間にできない方法をそんな気持ち悪そうな事の為に使うな!!」


人間にはできない方法を使う理由にカイルが人間としてモノを申す。

カイル達綴也の旧友達も恵里香同様にミフルもといミトラとはそれだけの口

が叩けるほどの付き合いはあった。


「この部屋に来るのも何度目かわからないけど…今回は住人状態じゃないか

ら…って綴也?」

「………」

「おい…綴也…」

「……………」

「綴也さん…」

「え?ミト…さん…って…あ!!」


ミフルに呼ばれて綴也はようやくハッと我に返った。


「ゲームとの区別がつかなくなってたんですね…」


ミフルの指摘に今の今までゲームと現実の区別がつかなくなっていた事を自

覚した。

この部屋に来るまでの間に色々混乱の中にあった為か頭の整理が追いついて

なかった。


「ご、ごめん…僕…」

「いえいえ…その為に私が二十四時間監視しているのですから…ましてやこ

のゲームではそれも致し方ない…」

「それで何でヴェコがここにいるんだよ!?というかヴェコ強すぎだろう!

!」

「ヴェコちゃんですか?魔法少女?コルデリカ最近有名になってるんですよ

…知りませんでした?」

「知らねえよ!!」

「いやー凄い凄いあの子も短期間であんなに成長するなんて…しかし恋人の

事を知らないとは…まあ何でも知りすぎているのもどうかですが少しはその

手の話をしても良いのでは…」

「いや…それは…」

「カーーーーーーー君!!」


突如として扉が開き今話題に出ていた魔法少女?の声が聞こえたと思ったら

長い金髪を後ろにまとめている女性がカイルに走り出しそのまま勢いよく抱

き着いた。


「うわぁ!?ヴぇ、ヴェコ…何で…」

「カー君が死んじゃったってミーちゃんから聞いたから…」


綴也達の中で一番高身長のカイルよりも高い身長と女性として羨望の抱くであ

ろう美貌とプロポーションを持っていた。

それがあの魔法少女?の現実の姿だった。


「恋人が攻撃に巻き込まれて死んだ言ったら否や…ドラゴンとの戦いを迷わず

放棄して…」

「「「…」」」

「ごめんなさい…皆んも巻き込んじゃって…」

「「「……」」」

「そうだ!!テッ君!!」

「え!?」

「何であんな事言ってドラゴン庇ったの?」

「え?」

「綴也…説明頼む…」


彼女はまだ黒いドラゴンが綴也の友達である事を疑っていた。

綴也は現実の姿になったヴェコに今までの説明をする事にした。

始め彼女は疑いの色を濃くしていった。

だが話が終わるにつれて表情も疑いから理解に変わっていった。


「友達の話は本当だったのね…でもそれはおかしいよテッ君…」

「え?おかしい…かな?」

「「「それはどうかと思うぜ(ぞ)(よ)…」」」

「うう…」

「自覚はあるでしょう…相変わらずね…テッ君は…」

「お前が言うなヴェコ…ってお前イリュシオンをやってたのか?」

「うん…学校の友達と一緒にね…で…何で私から逃げたの!!というか最近

私の事避けてたでしょう!!」

「ウッ!!」


ヴェコの指摘に気まずそうに顔をそむけるカイル。


「テッ君もカー君に伝言頼んだのに忘れてたでしょう…」

「ごめん…久しぶりに連絡が来た時に通話が切れちゃった後に思い出して…

また今度で良いかなって思ってそのまま忘れてた…」

「もう…でカー君は何で私から逃げるの!?」

「いや…そりゃ両親に挨拶は速過ぎるだろう!!」


それが彼女の指摘に対するカイルの言い分だった。

しかし綴也達カイルの友達は逃走劇の理由にある程度察してはいた。


「それは大事だけど今じゃなくても…」

「私のパパとママには会ってくれたじゃない!!」

「いきなり家に連れて行かれたからな!!しかもこいつら同伴で…」

「「「うんうん…」」」

「私は綴也さんを通して楽しんでましたけどね…」

「黙れ覗き屋オカマ!!」


過去にカイルはヴェコの家に連れてられそのまま両親と友人同伴での挨拶を

した事があった。

あの時友人達である綴也達も独特の緊張感を忘れる事は出来なかった。


「カー君は私の事…」

「お前な…俺はお前のご飯を食べて一生過ごしたいんだよ…お前の作るご飯

が食えない今はどんだけ生き地獄か…」


ヴェコが悲しそうに言いかけた言葉をカイルは即座に否定した。

それは彼女の悲しそうな問いかけに対する答えとして正しいとは言えないだろ

う。


「カー…くん…」


しかしそれがカイルが彼女という人間と付き合った理由でありカイルという人

間の彼女に対する偽りのない答えだった。


「カー君…」

「とにかく俺の親への挨拶はもう少し待ってくれ…四年後位…」

「長過ぎるよ!!何でそんなに具体的なの!!」

「自分の年齢に自覚を持ってヴェコ!!」


カイルの言葉にヴェコはカイルに詰め寄ってくる。

この二人の言葉と行動のじゃれ合い共とに家から続く逃走劇?は一応の決着

を迎えたのだった。


(((この二人が結婚するまで何度も続くだろうな…これは…)))


だが次があるだろうなとカイルの友達三人は予感がしていた。

何故なら何度も経験があるからだ。

彼女は何度か同じような事をしてこの様に宥めているのだ。


「さて…ヴェコちゃんの事は落ち着いたとはいえ…これで解決とはいかない

んですけどね…」

「あ!!だよねドラゴンさんに…」

「いえ…そうではなくてですね…」

「え?」


ミトラの指す先にモニターが表示された。


「え!?」


モニターに映し出された映像には綴也の友達である黒いドラゴンが暴れてい

た。


「さて…どうしましょうか…ね?」

Mル…さて世の中上手くいかないというのは色々な所で使われま

   すが…。


E香…作者の筆が進まないのもその所為とか…


???…それは私の所為です。

    すみません。


E香…思うように進まんというのは良くある事だ。

   それの所為にしない様にする事だ…


???…何か気分を変えたいです…

   コロナ禍で気分も例年より良いとは思えないし作りたいけ

   ど思うように進まなくて外も必要な事以外は基本自粛して

   るし自分が作った作品も読んでくれてる人がいるのかもわ

   からなくて…気晴らしに笑える作品を主に借りようとは思

   ってるんだけど何を借りたら良いのか…


Mル…何を借りてるんですか?


???…○ってはいけないシリーズとか…○らない話とか…○ー

    1グランプリとか…○PONとか借りてるんです。

    何度も借りてると新しいのが欲しくて…

    アニメも好きで借りてるけど新品は高いので手を出しに

    くくて…


E香…貴方達の時代はそんなに大変なのか…?


???…ただ大変なのは僕だけじゃないし僕は断然幸運な方なん

    でこんな風に愚痴るのも申し訳ないんですけど…


Mル…でも進めるしかないと解っているでしょう。

   だったら…


???…まあ、そうです…

 

Mル…鈍足でも亀の如き速さでも書けという事です。


???…耳が痛いけど…頑張ります。


Mル…解決にはなりませんが何であれ誰であれ電子製命体であれ

   悩みを愚痴るだけマシです。

   悩みは溜め込んでもどっかで爆発しますから…綴也さんの

   様に…


E香…アドバイスの様に聞こえるがこの人の愚痴をダシにして綴

   也君をイジりたいだけだろう貴様…


Mル…ウフフ…綴也さんは私の玩具なのです。

   その玩具の笑顔が見れないというのは私も気分が良くない

   のですよ…


E香…こんな男何で作った作者?


???…まあ…面白そうだからです。

    綴也君の日常には場を盛り上げてくれる人は家族以外に

    は皆無ですので…


Mル…貴女はどちらかと言うと綴也さんを日常を盛り下げる人で

   すからね…


???…(沈黙)


E香…ちょっと、何で向こうを向いている?


一方、その頃…


綴也…へっくちゅ!?

   風邪かな?

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