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家路…戦場横断







「準備は良いですか?」

「は、はい…」

「そんなに緊張しなくても…家に帰るだけですから…うふふ」

「それは無理です!!」

「まあ…こんな中ですから」


休憩時間も終わり綴也は駅の出入り口に立っている。

思命の言うとおり家に帰るだけなのは間違いない。

しかし門限を守る為に目の前に写る戦いの嵐にこれから飛び込んで行かなけ

ればならない。

目の前には目に止まらない様々な色の爆発音や衝撃が舞っている。

その原因は駅の大きな画面で映し出されている。

まさか家の門限を守る為にゲームの中とはいえそんな中を横断しなければな

らないと思えば緊張していた。

そして帰り道がまるで世界が終わる様な光景等自分は何かの物語の主人公じ

ゃ無いし門限も迫っているのだから普通に帰らせて欲しいと綴也は切実に思

った。


「よし!!行きましょう!!」

「ええ!!」

「行ってらっしゃーい」


門限は刻一刻と迫っている。

意を決し綴也はまるで嵐の中に飛び込む様に駅の外に出る。

思命は綴也の様子を見てどこか見守る様に後ろについて行く。

傍から見るとまるで何かを覚悟して戦場に足を踏み入れる様に見えなくも無

いが実際には家の門限を守る為に足を踏み入れているのである。


「すみません…思命さんにも」

「いえいえ…今日は仕方がありませんよ…」

「でも僕が…」


元は自分があの騎士との決闘を受けてしまった事と自己管理が出来ていなか

ったからだったと思った。

自分だけならまだしも仕事とはいえ思命まで巻き込んでしまった。


「ぷっ!!」

「え!?」

「ああ…失礼しました…寧ろ謝るべきは私ですね…」

「え!?」

「トイレの時…実は私は貴方を少しからかってたんです」

「え?」

「ミトラさん…いやミフルさんに綴也君はトイレの事を知らないだろうと聞

いて…少し悪戯心が…」

「いや…全然そんな風に見えなかったんですけど…」

「そ、そうですか…だからこれでおあいこという事で…ね?」


思命からの告白に実は思命の現実であるサクラと合わせ鏡の様な少女にそん

な一面がある事に寧ろ驚いた位だった。

思命から告白されなければからかわれていた等綴也は気付きもしなかった。

だからと言って怒る気は微塵も無かった。

からかわれる事は綴也にとっては日常茶飯事だし思命のやった事位は軽い

と思う。

いつも彼をからかう電子製命体はまずその為に自分の身体を性転換している

のだからからかうという行為の格が違いすぎるのだ。


「ありがとう…思命さん」

「いいえ。それにアルバイトはもう定時ですから今から家に帰りたいと思っ

たらこの状況では誰でもこうしないといけませんだから綴也君が気にする必

要はありません」

「思命さん…」

「む!?失礼!!」

「えっ!?うわ!?」


突如思命に綴也は再びお姫様抱っこされてその場を離れた瞬間に何かが飛ん

でそれが爆発した。


「あの…これは?」

「まあ…あの二人ですから…」


その原因は目の前にあった。

綴也達が街を進むたびにどこか近くか遠くかで爆発が起ったり建物だったも

のが更に砕けたり地面が揺れるのを感じた。


「これも…あの二人が…」

「おそらく他の戦闘はあっても巻き込まれて強制終了ですね。まあこれでも

今日は大人しい方かも…」

「え!?」


思命には解かるらしいが綴也にはその違いは解からなかった。

解かるのは映像で映し出されているのはあの二人の戦いが見る人に解かる様

に速さを調整している事だけで実際に見れば速すぎて見えない事だ。


「まあ…とにかく先に進みましょう…私達もその巻き添えを食う可能性があ

りますから…」

「待て!!」


思命から降りて進む綴也の目の前に沢山の住人達が立ち塞がっていた。

綴也は今日だけで集団が立ち塞がるのを何度も見ている。

その数は今日見てきた中でも少ない方だが千人はあるようだった。

前の方にはどこかで見た事が有る様な気もする住人もいた。


「あの二人に手出しはさせん!!」

「え!?」

「そして…思命さんを解放させてもらう!!」

「ええ!?」

「綴也君!!こっち!!」


まるで正義の味方達が悪人の企みを阻止せんという様子で一斉に綴也に殺到

してきた。

綴也は思命と二人で逃げた。

住人達の攻撃が激しく逃げ回る内に此処が何処だか解からなくなっている。

しかし住人達は攻撃を緩めることは無い。



「うっ…くっ…何で!?」

「お前がその人の弱みに付け込んで脅迫して傍に付かせているのは調べがつ

いてる!!そしてその人を利用してあの二人が弱った所に…」

「ちょっと待って下さい!!僕は只家に帰りたいだけで…」

「そんな言い訳が通用するか!!ならば駅の転送装置を使えば良いだろう!

!」

「メンテナンス中です!!」

「だったら待てば良いだろう!!」

「門限があるんです!!」

「だからってこんな明らかに危険を冒す必要など無い!!その時点で貴様の

見え透いた嘘は通じない!!」


さらに綴也の言葉に住人は聞く耳を持たなかった。

いや持っていたとしても嘘だと断言したというのが正しい。

如何にかして誤解を解きたいが今はとにかく家に帰る事を優先しないと門限

が守れない。


「え!?」


帰る為に全力をそそぐ綴也の目の前に倒れている誰かがいた。

それは先程まで自分と決闘していたあの騎士だった。


「う…っ…」


傷だらけで決闘の時の綴也と同じ様に片手片目両足が斬られていた。

自分も先程までああだったのでとても痛いと言うのは理解していた。


「危ない!!」


綴也に向かって大きな火の玉が飛んできた。

避ける事も出来たが避けると倒れている騎士に直撃する。

綴也は大剣を手に綴也はそれを打ち返そうとする。


「掛かった!!」

「え!?」


すると火の玉から沢山の幻想住人達が綴也に殺到してきた。

綴也は彼等を全て迎え撃つ事は出来ない。

せめて騎士に攻撃が当たらないように門限を守れないと覚悟を決めて大剣を

手に取り迫り来る住人達を迎え撃とうとした。


「え!?」


その時覚悟を決めた綴也の大剣から蒼い炎が燃え盛り住人達をまるで波の様

に押し流していった。

前にもそんな出来事があったが蒼い炎はまるで何事も無かった様に消えてい

った。


「これ…」


何度かこの大剣の蒼い炎には助けられている。

どんで原理でこうなるのかはわからないが綴也は感謝し目の前に倒れる騎士

に駆け寄った。


「大丈夫ですか!?」

「き、きさ…ま…?」


近くで見ると本当に先程までの自分を見ている様で本当に痛そうだった。

尤も綴也にそんな怪我を負わせたのは今目の前の騎士だったが何でその騎士

がそうなっているか分からないがこの騎士をここに放っておく事はしたくは

なかった。


「思命さん!!この人を!!」

「「え!?」」


騎士と思命が驚きの声を上げる。

二人が驚くのは無理も無いと思うが綴也は続きを口にする。

もっとも綴也の行動に二人が驚いたのは正解だが何に対して驚いたのか理解

出来ているかは別の話である。


「女性にこんな事を頼むのは申し訳ないんですけど僕よりも貴女の方が担い

でくれた方が安全だから!!お願いします!!」


門限は大事で現在の最優先事項。

しかし目の前で怪我人を放っていて帰宅するくらいならば遅れて怒られても

良いと思った。

実際両親に知られたら叱られる気がしたしそんな親だからこそ自分は家族仲

は何だかんだ良いのかも知れないとも思う。

自分で騎士を担げないのは情けないが狙われているのは自分で自分の巻き添

えにするわけにはいかない。

それ故に思命にお願いしたのだ。


「やれやれ…仕方がありませんね」

「あ、あの…」

「女性に担がれるのは恥ずかしいでしょうがしばしのご辛抱を…ね?」

「は、はい…」


思命が騎士を担いで綴也は再び走り出した。

騎士も思命の正体を知っているのか女性に担がされるのは気まずそうにして

いるのを見て綴也は申し訳ないと思うが門限と目の前の怪我人を両立するに

はこれしかなかったので納得してもらうしかないと心に言い聞かせた。


「おのれ!!怪我で動けない奴を人質になど!?」

「いや…俺…僕は…」

「姫神殺し…貴様は…」


住人達の怒りと敵意が更に増していく。

彼等には綴也の行為がそんな風にしか見えなかった。


「逃がすな!!」

「此処で止めないと何をするか分からんぞ!!」


綴也達は囲まれていた。

いつの間にか彼らの仲間が到着したのだった。


「一斉攻撃で仕留めるぞ!!」


彼等は綴也に攻撃を向けようとする。


「…」

「綴也君!?」


綴也は思命達から離れた。

少しでも二人を巻き添えにしない為にも。

彼等は綴也は二人を置き去りにして逃げた様に見えた。

しかし今は二人を巻き添えにしない為にも都合は良かった。

門限は守れないが彼等を巻き添えにするのはもっと駄目だと思った。


「「「「「終わりだ!!姫神殺し!!」」」」」


住人達がまるで悪役を倒す最高潮の場面の様にに声が一つになった各々の一

撃が綴也に放たれる。


「が!?」


その寸前に住人達に向かって何かが飛んできた。

それは大きな柱だった。

あのヴィヴィアンヌとドラゴンの戦いでこの街中に転がっている物だった。

それが彼らに直撃し中には腹を貫きそのまま光になって消えたり足や手が砕

けて悲鳴を上げている者もいる。


「よお…楽しそうじゃねえか…」

「貴様等…悪役生会!?」


そんな悲鳴の中に男の声がした。

その男は綴也も見た事がある者達だった。

綴也がイリュシオンでうっかりオアヤ・アオバになってしまった時に人生で

生まれて初めての鬼ごっこをした集団のリーダーだった。


「悪役生会といえど姫神殺しに味方するなど…」

「はっ…俺等よりも弱い奴には興味も戦う気もねえよ…ましてや仲間を置き

去りに逃げる様な腰抜けになんてな…」


綴也の方を見て狼の顔をした男が笑って言った。

綴也とは戦う気が無くなったという事と彼にも自分はそう思われた事にに何

か言いようのない寂しさを感じた。


「…」

「ウチのメンバーの中に門限がある奴がいてな…その為に新天神駅目指して

いたらあの二人の戦いだろう…巻き込まれない様に安全そうな道を歩いてい

たら手前らの戦いが家路の邪魔してんだよ!!コラぁぁぁぁぁぁ!!」


狼の男の叫びが狼煙の如く綴也に襲い掛かった住人達に新たな集団が乱入し

て戦いが始まった。


「綴也君!!今のうちに…」

「…で、でも…あの人達は…」

「こちとら手前等の所為で門限守れねえよ責任取れや!!」

「我々はあの二人を其処の姫神殺しから守る為に…」

「そんなものよりも現実の門限の方が大事じゃコラ!!」

「彼等は私達の味方ではありません。このままだと我々にも彼等は襲ってき

ます…だから…」


思命の言葉に綴也そうしないといけない事に歯痒そうに肯きその場を離れる。


「本当の目的は何だ!?」

「あん?」

「悪役生会が門限で八つ当たりするような輩では無い筈だ…ならば…」

「そんなの簡単だ…正義の味方には悪が立ちはだかる…それだけよ!!」


綴也がその場を離れた後狼の男を堂々と笑いながら目的を言い切った。


「思命さん新天神駅は今は…」

「此処まで瓦礫だらけになると少し勘を頼らざる得ませんが…」

「右だ…」

「え!?」

「右に真っ直ぐ行けば新天神だ…」

「ありがとう!!」


騎士の言葉に綴也は右に進む。


「逃がすか!!」

「え!?」


そこに新手が阻んだ。

その新たな追っ手にも綴也は見覚えがあった。

それは綴也の父のファンの集団の中にいた者達だった。


「あの!!何で!?」

「お前が綴屋先生の息子だと…そんなの尚更許せるか!!」

「え!?」

「何で先生の息子が姫神殺しなんだ!!お前は先生の息子なのに何であんな

事をした!!」

「それは…」


綴也はその問いに答える事が出来ない。

しかし青年は綴也の心情を斟酌することは無い。


「お前の所為で先生達は陰口叩かれてるんだそ!!」

「…」

「その上奥さんはストーカーにまで付き纏われてたんだぞ!!」

「え!?それは!?」


陰口の事は時折聞かなかった訳ではない。

お店に来た客の中にはそういう事をいう人間もいた。

気にしていない訳ではない。

両親にもその事で申訳がないと思っている。

しかし両親やマリアや常連のお客さん達は気にするなと言ってくれた。

頭の下がる思いだった。

青年が指摘した二つ目の事件は自分が聞いた事件と同じならば犯人はその奥

さんの夫なのだ。

家に帰ったら父に問い質さなければいけない。

さすがに同じような事件が複数発生されている等綴也も思えないし思いたく

もなかった。


「お前は自分がした事を何とも思っていない!!自分が自分の家族にとれだ

け迷惑をかけているのか全く顧みない!!」

「…」

「俺はお前が人間として許せない!!」


青年の言葉を聞いて綴也は思命達から離れる。


「綴也君!?」


すると綴也は腰の大剣を手に向かってくる彼らに向き合った。

先程も同じような事をしたが綴也は門限を守れない事を覚悟した。

ここで彼と戦えば時間を食うし今日一日動きまくったので実は限界が来てい

た。

そのうえ相手は多数。

不利も不利という状況だった。

しかし逃げるという考えも今の綴也には浮かばなかった。


(ここで逃げるのもこの人に悪い気がするし…)

「姫神殺し!!」


何度目かの不退転の覚悟を決めて綴也と父のファン達戦いを始めようとした

間際に彼らの間に巨大な何かが壁の様に突き刺さった。


「え!?」


壁の様に見えたそれは大きな剣だった。

それもとてもとても大きな剣だった。

今は彼らを隔てる巨大な壁になっていた。

指摘する者がいるかは解からないがその巨大な剣が周囲に衝撃を発する事無

く彼らの壁になる様に刺さったのだ。

それがどれ程凄い技なのかは理解が及ばなくともこの大剣は綴也も此処にい

る幻想住人達も知らないと言える物では無い。


「なにやっとるんだ…貴様」

「ドラゴンさん!?」


空からその大剣の持ち主である黒いドラゴンの声がした。

黒いドラゴンは空から綴也と父のファン達を見ていた。

その瞬間何人かの悲鳴が聞こえて遠ざかっていった。

どうやら父のファン達はドラゴンに睨まれて逃げた様だった。


「え?何で…サク…じゃないヴィヴィアンヌさんと戦って…」

「別の相手にアイツとの戦いをとられて暇になってな…そしたらまたお前が

戦っているのが見えたどういう事だ…?」


門限を守るために綴也は事情を可能な限り簡単に説明した。


「アハハハハハハハハハ!!家に帰る為に今の戦場を横断しようとして我等

への害意と誤解されて妨害されたと…」

「アハハ…」


黒いドラゴンが大笑いしている。

笑っているドラゴンを自分でも何でこんな事になっているのか可笑しくて思

わず笑うのが止められなくなっていた。


「なら乗れ…空中散歩つきで余裕で送ってやろう」

「え?」


予想外の乱入者がさらに予想外の言葉を口にして綴也はさらに驚いた。

それは今の綴也にとってこれ以上の助けは無かった。

しかしその言葉に甘えていいものかと考えてしまう。


「何…友人にこれぐらいのお節介を焼いても問題なかろう…」


ドラゴンは笑いながら言葉を足す。

まるで綴也の考えてる事が解かるかの様だった。


「「ゆ、友人!?」」

「ほれ…さっさと乗れ」

「あ、ありがとう…」


そうして綴也達はドラゴンの手で頭に乗せられドラゴンは空へと飛び立った。

門限を守る為の戦場横断がドラゴンによる短時間空中散歩になった瞬間だっ

た。


「…」

「何だ…急に黙って…」

「いえ…空…飛んでるって…思って…何だか…か、感動して?」

「さっき二度空から落ちてたのに…肝が据わっとるな…そういえば貴様初め

てあった時に空から一撃我に叩き込んでいたな…今更と言えば今更か…」

「そうなんですか綴也君?」

「え!?でもあの時は何が何だか分からなくってイリュシオンの事も知らな

くて…」

「そんな貴様に我は両手両足両翼を斬られて顔も斬り刻まれて…痛かったな

…あれは…」

「え!?」

「綴也君!?」

「あの時はすみませんでした!!アナタが街を破壊するから…」

「はっはっはっ…物理的評論家としてそれはやめぬし友人にこれ位はからか

ってもいいだろう」


こんな風に騒いでいる綴也は思命と傷だらけの騎士と共に今空を飛ぶドラゴ

ンの背ならぬ頭の上にいた。

まさかゲームの中とはいえこんな風に空を飛ぶなど思いもしなかった。

ドラゴンの言う通り今更ではあるが空でピクニックをしている気分にイリュ

シオンでこんな気分になれたのは初めてだと思える位だった。


「あの…ドラゴンさん」

「ん?何だ…」

「会ちょ…ヴィヴィアンヌさんの戦っているのって…」

「ん?ああ忘れておったわ…今は…あそこだ…」


ドラゴンの大きな指が遠くを指さした。

指す方を見ていると其処には爆発が至る場所で不規則に発生していた。

近くでも爆発したので思わず驚きもしたがすぐに違う場所で爆発した。


「あそこ…ですか?」


ドラゴンが指を指した頃には違う場所で爆発していた。

その頃にはドラゴンの指も違う場所を指していた。

つまり綴也は戦っているのは誰か見る事は出来なかった。


「ええ…ヴィヴィアンヌさんが戦っているのが見えますね…」

「見えるの?」

「ええ…お相手は…ガラーシアさん?」

「え?」


ヴィヴィアンヌの相手は綴也の学校の生徒会副会長オルテンシアいやガラー

シアだという。

何でガラーシアがヴィヴィアンヌといやサクラと戦っているのか理由は考え

るまでも無い。

ガラーシアにヴィヴィアンヌと1対1で戦える力があったという事なのかそ

れとも何か別の理由があるのか何にせよその勝負の行方が気になるが綴也は

今は門限を守る為に新天神に目を向ける。


「ガラーシアさん…頑張って…」


ドラゴンが駅に飛ぶ中綴也はガラーシアの勝利を祈った。


「死神が復活するとはな…」

「ドラゴンさん、ガラーシアさんって…」

「あの乱痴気な服装になる前は我等と同格だった者よ…何が原因でそうなっ

たのかはあの女は口を開かなかったが元の服装に戻って何よりだ…」

「そっか…」


今日此処に来てガラーシアに自分の実力を試されようとしたらそれが彼女の

服装を元に戻す事に協力する事になって今日は全然サクラのアイディアル復

帰に関する事は一切進んでいなかった。


「何だあの女のあの服装の方が良かったのか?」

「いや…待ち合わせた時にも思ったけどゲームの中なんだけど風邪を引きそ

うで心配だったんだ…ん?」

「ああ…貴様はそっちか…ん?どうした?」

「待ち合わせ…」


綴也は自分でいったその単語が引っ掛かった。


「そっか僕今日シア先輩と待ち合わせしたんだ…」


自分の言った言葉を振り返りその内容を直ぐ理解した。


「ああ!!」

「どうした!?」

「ガラーシアさんに先に家に帰るって言ってない!!」


そして門限までに家に帰る為の駅がドラゴンの目と鼻の先で自分が今の今ま

で忘れていた事を思い出した。


Mル…大変でした。


E香…何がだ?


Mル…作者のPCが一月にサポートが終了するので新しいPCを

  買おうと思えば一月の下旬までかかって…PCが届いて

  動かしてみればセキュリティの更新の嵐…

  そんな中出来る限り製作は続けていたそうですが

  遅くなりました事をお詫びいたします。


E香…その謝罪の仕方は前にあった誠意がない謝罪ではないのか

   ?


???…耳が痛い!!


Mル…まあ遅れても製作する事を投げ出さないことですね…


???…頑張ります。


E香…しかし門限を守る為に戦いの中を突っ切ろうとするとは…

   綴也君も真面目だな…


Mル…そんな真面目な人間に人害呼ばわりしていた人がそんな評

   価をするとは鬼の撹乱ですね。


E香…自分の行い故に否定はできないがんぜそこまで蒸し返す。


Mル…貴女には貴女の罪を数えて忘れない様にするためです。


E香…それは貴様にも返ってこないか?


Mル…さあ?どうでしょうね?


???…うんうん。


二人…同意してないで早く続きを書いて下さい。


???…はい…


E香…しかしこの展開は…


Mル…(´∀`*)ウフフ。

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