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オルテンシアの相談






「綴也さん…おつとめご苦労様です!!」

「何で今日はミトラさん声なの?」

「綴也さんの停学が解けたからその記念にこの一言を言う為に決まっている

ではないですか!これは停学明けには必ずやらないといけないのです!!」

「ミフさん…停学は罰則で仕事じゃないんだけど…」

「うふふ…停学で気が滅入っている綴也さんの気を紛らわせてあげようとす

る私の心遣いだというのに…」


綴也とやりとりしていく内にミフルの声はミトラの声ではなく何時聞いてい

るミフルの声に戻っていた。

停学が解けてゴールデンウィークの後半の朝綴也はシアの話を聞く為に何時

ものスポーツセンターに来ていた。

入り口でミフルを見かけたらいきなりミフルは本来の男のの声で挨拶代わり

に先程の一言を言って来た。


「こうして綴也さんと会うのは五日ぶりですしだからこうして停学と言うお

勤めを果たした綴也さんを労う為にこのネタをやったというのに…」

「僕まだ学生でバイトもしてないしミフさんこの三日間家に来てたじゃない

か…」

「ふふん…私の様な電子製命体にかかればこれ位の事は簡単です」

「学校からもらった監視用のPDから来て良いの?」

「そんなの綴也さんを監視するという正当な理由とお題目があればそれこそ

問題無しなのです」


この電子製命体が言う様に綴也の三日間は朝から午後三時位まで家に押しか

けてきたミフルに勉強を見てもらったり色々からかわれたりした。

夕方四時からは日曜日の約束であるお家の仕事であるおうちやの手伝いであ

る。


「父さんにも怒られたしね…」

「それは停学になったからでは無いでしょう…」

「うん…」


綴也は停学になった事を両親に帰った直後に報告した。

怒られる事も覚悟し停学に至る経緯も自分視点ではあるが正確に説明した。


「綴也は僕達が女の子を助けようとして失敗して停学になった息子を怒る様

な親に見えるのかな?」


と即笑顔で停学になった事ではない別の事をを怒られた。

その笑顔から発せられた迫力に綴也は全力で首を振るしかなかった。

普段は他の家族から過去の失敗談をネタにされている父も真剣に怒る時は怒

るのだった。


「それに手に包丁持ってたから余計に怖かったよ…」

「それはそれは…」


停学になったら怒られると思っていた綴也からすれば安心するような親を信

じきれずに申し訳ない気持ちになった。

停学でできた時間とはいえ本当は色々両親にこの機会に聞いておきたい事が

沢山あった。

何でイリュシオンやっているのか何であの格好でイリュシオンにいるのか同

人作家とは何なのかと色々あった。


「これは…諦めるしかないね…」

「そうね…折角のデートも」

「「はあ…」」


両親はGWに予定があった様がGWが十連休の影響でお家の仕事が忙しくな

り色々キャンセルせざる得なかった。

その表情は正にがっかりと言う言葉がどういうものか見てこれが本当にがっ

かりといえるのだなと思えるくらい両親は落ち込んでいた。

どんな予定だったのか聞こうとしたら両親は顔を真っ赤にして慌てだしたの

で聞くのは辞めておいた。

尚追記しておくが午前中に何処かの電子製命体が家に来なければ両親に色々

聞く時間を作り家族のコミュニケーションを図る事も不可能では無かったの

だが綴也はその事実に気付いてなかった。

何故なら彼は停学になっていたので実はとても気が滅入っていた。

つまり三日間はそんな心の余裕は無かった。

綴也にとってミフルが押しかけて来たのは押しかけてきた本人の言うとおり

気が紛れたかといわれれば正しくその通りだった。

だから時間が取れなかったとしても気にはしなかった。

そんな家から出られない停学三日間を過ごした綴也はこうして停学が解けて

此処にいる。


「それで…シア先輩は?」

「まだ来てませんね」

「じゃあ…中で待っておいた方が…」

「ちょっとお待ち下さい!!」

「?どうしたのミフさん?」

「今何時もの私達の使っている部屋は先に別のお客様達が使っていて使用で

きません。ですので今日は申し訳ありませんが外で待っててもらって良いで

すか?」

「それは良いけど…どんなお客さんなの?」

「何処かの高校のアイディアル部の学生さんなんですけどたった一人にあっ

さり負かされて勝ちたいからと綴也さんが何時もやっていたアレに挑戦して

いるのです…」

「アレ?…って…って!?アレだよね!?大丈夫なの!?それは!?」


ミフルの言うアレの意味を理解するのに時間がかかったが理解できた瞬間に

綴也は驚いた。

何せ世界最強の理想求者か伝説の理想求者の再現映像相手に実戦練習をする

人間が現れたのだからそれは驚くと同時に心配になった。


「まあ、皆さんきっと顔が天井に漫画の如くめり込んでいるか蜂の巣か首チ

ョンパ擬似体験でしょうけど…問題ありません向こうも私が監視はしていま

すから」

「監視してるって…」

「だって綴也さんは今ぴんぴんしてから大丈夫ですって…」

「そう…なのかな?」

「彼女達も強くなりたいのですから…まあ気の済むか答を出すまでやらせる

べきなのです」


そう言われると綴也も納得するしかない。

ミフルも監視はしているというので自分と同じ練習に挑み始めた見知らぬ理

想求者達にアイディアルの嫌われ者とはいえエールを送り綴也はシアを待ち

続ける事にした。


「ちゃんと来てくれて感謝します…朝倉君」


それから三十分もしない内にオルテンシアが来た。


「いえ…それで話って一体?」

「そうですね…その前に何処か落ち着ける場所で話しましょうか…」

「はい。その前に一つ良いですか?」

「何か?」

「ミフさんも同席して良いですか?話の内容は何も聞いてないけどミフさん

僕より頭が良いから頼み事の内容によってはその場で相談したのですが…」


と言った瞬間二人が固まっていた。

綴也は何かまずい事を言ったのかと不安になった。


「「…………ぷっ!!」」

「え?」


そして二人に同時に笑われた。

それも完全にといえるタイミングだった。

ミフルには出来る限り頼らないで物事には当たりたいと思っているのだが自

分を信用していない学校の生徒会副会長が相談をしに来るのだ綴也自身も言

ったが相談の内容によっては恥を覚悟してミフルに相談する必要も考えたか

らだ。

もう一つは二人きりよりも完全にとはいえないが第三者としていて欲しかっ

た。

頼らないようにしたいと思いながらも情けない事に今回はミフルがいるとシ

アが安心して話が出来ると思ったからし頼れる人も人間ではないがミフルし

いなかったからだ。


(って…思ってるでしょう?)


そんな考えはまるでお見通しと言われているような気がするようなの微笑を

と幻聴をミフルに向けられた気がした。

シアの提案で綴也はシアとミフルと共にスポーツセンターの外にある公園に

移った。

シアは飲み物を奢ろうとしてくれたが綴也は飲み物は自分で持ってきている

ので丁重に断った。

飲み物は勿論水筒に入ったお茶である。


「それで…僕に話って?」

「はい、その前に私からもこの話に同席して欲しい人が…いるので呼んで良

いですか?」

「?はい…どうぞ」

「それでは…どうぞ先輩」


シアの呼びかけで綴也達の前に第三の人物が姿を現す。


「え、恵理香先輩!?」

「ちっ!!」

「何だ貴様…その顔は?」

「別に…話が話でしょうから貴女も来るとは思っていましたけどね…来るん

だったら何でもったいぶってるんですか?」

「もったいぶっている訳じゃない今日は少し遅れてしまったんだ…すまない

オルテンシア」

「い、いえ…それは大丈夫ですけど…」

「え!?ミフさん話の内容知ってるの?」

「知っているのではなく予想しただけです。これからお嬢さんがお話になり

ますから言いませんよ綴也さんちゃんと話は聞くように…」

「はい…」

「相変わらず気持ちが悪いなポンコツ野朗」

「人の名誉を汚す事が大得意な糞女に褒められても嬉しくありませんね…」

「あの…朝倉君…ミフルさんと神条先輩は…」

「すみません…こういう仲なんです…二人供何時もの喧嘩はそろそろやめて

ください」

「…そうだな…この続きはこの話の後にしよう」

「…そうですね…それが良いでしょう」

「お二人の事は予想外したですが…それでも今此処に集まってもらった皆さ

んにはこのお話を聞いていただきたいのです」


予想外のゲストに綴也は驚き何時も通りのケンカを仲裁し今日の本題である

シアの話が始まった。


「サクラを…彼女をアイディアルに復帰させたいのです」

「会長をアイディアルに復帰…ですか?」

「ええ…その為に朝倉君にも協力して欲しいのです」

「でも…何で僕になんですか?」


綴也は頭に浮かんだ疑問を疑問をシアに投げ掛けた。

話の内容を理解出来なかった訳では無い。

しかしサクラをアイディアルに復帰させるという話を何故アイディアルにお

ける嫌われ者姫神殺しの仇名を持ちイリュシオンは初心者でありましてやサ

クラに嫌われているだろう自分に協力をして欲しいというのかが気になり自

然と疑問は口に出ていた。


「「「ぷっ!!」」」

「え?」


今度は三人が噴き出した。

理由が綴也には理解できなかったが綴也の言動が三人の笑いを誘ってしまっ

た。

そんなにおかしな質問をしてしまったのだろうか少し綴也は自分は迂闊なの

かと反省した。


「す、すみません…こほん…その理由はですね…協力者は多い方が良いもの

で…」

「協力者…ですか?」

「はい。はっきり言うと生徒会メンバーではサクラのアイディアル復帰を望

んでいるの私しかいなくって…そんな時に神条先輩にも相談をしていたの

です」

「それで綴也さんにも協力を頼もうという訳ですか…はあ…」

「何だ…何か文句があるのか?」

「はっきり言うと貴女が綴也さんに協力を頼むきっかけだと言う所と貴女が

綴也さんを頼った事が気に入りません」

「え!?、み、ミフルさん!?」

「大丈夫だオルテンシア…コイツにそう言われる事は覚悟しているよ…そう

いう仲なんだ私達は…だが私にも頼れる人間が限られている」

「オルテンシアさんお気になさらず私達は色々お互いが気に入りませんがそ

れでもこの件で協力は可能な限り致しましょう」

「そ、そうですか…お二人がその様な関係だった等思いもしませんでした」

「副会長…それで会長はアイディアルを辞めてますけど復帰を望んでるんで

すか?」


綴也は次の質問を投げかける。

サクラを復帰させたいといわれても当人が望んでいないのならばそれは無理

強いにならないかと思った。


「確実に言えるのはサクラは望んでアイディアルを辞めた訳ではないと言う

事です」

「ああ…それは…」

「ええ…そして間違い無く彼女はアイディアルに復帰を望んでいるでしょう

…」

「じゃあ何で会長はアイディアルを…」


そんな単純な疑問に辿り着き答えも返って来た。


「彼女は不正疑惑が持ち上がり騒動の影響で辞めざる得なかったんだ」

「不正!?そんな!?何かの間違いでしょう!!」


一ヶ月ににもならないかかわりだが彼女が望んでアイディアルを辞めるかと

言えばそんな人ではない事だけは綴也は試合をしているからかシアにその事

を言われても驚く事はな無かった。

先程の質問も一応の確認の心算だった。

しかし驚いたのは辞めた理由そのものだ。

綴也はその心算はないが彼女とはいわばお互いに物語で言う所のお互いを排

除しあおうとする関係に近い。

しかしそんな関係である綴也には彼女にその不正と言う言葉が明らか似合わ

ないと即座にその言葉に反発した。

テーブルを叩き立ち上がるのは彼がそれだけ反発を抱いた表れだ。

綴也の反応にシアは驚いていた。

ミフルと恵理香は驚く事無く微笑んでいたが直ぐにお互いを睨んでいた。


「それ自体が彼女を辞めさせる悪巧みだったんです…その後首謀者は全て捕

まり罰を受けています…彼女の疑いも晴れましたがそれでも彼女はアイディ

アルを辞める事にしたのです」

「何で!?疑いは晴れたんでしょう!!だったら…」

「彼女の疑惑が原因とした様々な騒動が連鎖的に起ってしまいました。その

中には真偽は不明なのですが女の子が自殺を図ったいうもあったんです」

「自殺!?」

「彼女はその事に責任を感じてしまいましてね…」

「そんな!?女の子が自殺したのは会長がその子に悪い事をした訳じゃない

でしょう!?」

「ええ…そうですねですが彼女は一時期責任罪まで問われました…」

「!!」


シアの一言に綴也は言葉が出なかった。

何故ならばシアの言葉で出た罪は綴也自身も人事では無い罪だった。

この罪はとある国で責任逃れをする人間が横行した時代があった。

その国はやがて国ではなくなり責任逃れの横行に歯止めを掛けなければなら

ないという人々の思いが生んだ新たな罪だった。


「そして彼女はアイディアルで長年使用し続けた武器のデータがアイディア

ル協会の人達の監視の中初期化されてしまったんだ」

「初期化?」

「簡単に言うと彼女がアイディアルで培ってきた武器の改良や研鑽を全て無

かった事にされたんです」

「じゃあ…あの十二本の剣は…」

「あの武器はいわばかつて彼女が磨き続けたものほぼ全てを奪われた抜け殻

に近いのです」

「そして皮肉な事にその直後に彼女の潔白が証明されたの。そこのポンコツ

が言った様に首謀者達も捕まり罰を受けている。罰が罰なので二度と外に出

る事は無いだろう…でも彼女はアイディアルに未練はあれど騒動の責任を感

じてアイディアルを辞める事を選んだ…」

「くっ!!」


彼女達の説明が終わりまで聞いている心算だった。

しかし感情は我慢できずに声が今の綴也の心を表わしていた。

再び綴也の手がテーブルを叩いた。

嘘を信じて彼女を責めたであろう人間にも怒りたい気持ちになった。

サクラを糾弾した者達も元々は善意や正義感で悪い奴に負けたくは無い気持

ちがあるのかもしれない知れない。

だがそれでもこんなのは何か違うと言いたかった。

そんな彼女が善意や正義感から責められなければいけないのは間違っている

と思った。

そしてだから彼女が綴也を許せない理由も少しだけ理解できた。

彼女からすれば自分は悪い事をしているのに平然と暮らしアイディアルをし

ている人間に見えるのかも知れなかった。


「だからサクラ会長はアイディアルからイリュシオンへ…」

「ええ、彼女がアイディアルを引退しイリュシオンへ行った当時彼女のファ

ンだった理想求者が一斉にアイディアルを引退しイリュシオンに鞍替えしま

したね…」

「ですがそんなファンの中には彼女のアイディアル復帰を望む者達もいるの

です」

「そしてその逆もいる…」

「そして彼女の主な活動拠点であるイリュシオン新天神エリアではサクラの

アイディアル復帰を望む側と望まぬ側で対立が発生しています」

「そうなんですか?」

「今は小競り合いですが実は問題になりかけているんですよね…理想求者と

幻想住人の対立問題の新たな要素になりかねない程にね…だからその前に我

々としては問題が大きくなる前に解決をしたいのです」


しかし復帰するにもしないもそれはサクラ本人の意思であって周りが対立し

てまで問題にすることでは無いのではと綴也は思った。


「って綴也さんはお思いでしょうが彼女はもしも未だにアイディアルを続け

ていたらそこの糞女を超える理想求者になっていたといわれる程なんです…

何であれ彼女の引退を惜しむ声は皮肉な事にイリュシオンの問題になりかけ

る程に大きかったのです」

「何となく…分かる気がする…そういえば会長は誰かにイリュシオンを勧め

られたって言ってた…その人に協力は…」

「落ち込んでいた彼女にアイディアルの代わりにとイリュシオンを勧めたの

は何処かの飯屋の美形の店主さんだそうです」

「すみませんそれは僕の父です…」


そう彼女をイリュシオンに誘ったのは彼女の想い人である綴也の実の父であ

る。

その事に綴也は今気が付いた。

だからそれも彼女がアイディアルに未練があれどイリュシオンに拘る理由に

なっているかもしれない。


「そして彼女はイリュシオンで元理想求者でありながら最強議論に名を連ね

る実力者にして人気者に成長してしまった…どうしても私達だけではどうし

ても彼女に勝てずにいるのです…」

「あの…黒いドラゴンさんは…」

「あのドラゴンさんはアイディアル彼女のライバルですが復帰反対派です」

「そうなんですか?」

「ええだからヴィヴィアンヌを殺してサクラをアイディアルに復帰させる為

にも朝倉君に協力して欲しいのです」

「良いですよ」

「身勝手なお願いとは思い…え?」

「…え?」


綴也はシアの言葉を聞いて即答した。

シアは言葉の後に頭を下げて言葉を続けた。

周りから見てもお互いにちぐはぐなやりとりになった。

綴也は繰り返しになるがもう一度自分の意思を口にする。


「協力しますよ僕も…」

「あの…良いんですか?」

「?」


目をぱちぱちさせてシアが驚いている事に綴也は首を傾げるが答えは決まっ

ていた。


「理由を聞いても良いですか?」

「理由…ですか?」


断る事もできたはずだった。

彼女のアイディアルをやめた理由は納得できなかった。

彼がそう思えたのはイリュシオンで戦うのが嫌ながらも自分に戦いを挑む者

の為に戦おうとする歌姫の時を思い出したからかもしれない。

しかし理由はあってもそれでも綴也には協力する義理も見返りも無い。

彼女のアイディアル復帰を応援する事はサクラに余計に敵意を抱かせるのは

確実だった。

その上サクラも生徒会も綴也をいわば危険視している。

このような協力の申し出はいわば政治や取引の世界ならば笑顔で相手の足を

蹴りながら握手をしているようなものである。

でも綴也は即協力を決めた。


「サクラ会長がアイディアルで戦ってる所をもっと見たいから…じゃ駄目で

すか?」


自身でも理由はそれしか浮かばなかった。

シアから聞いた話よりもあの戦いの後でふと思った事以外に協力する理由な

ど無かった。


「…そうですか」


シアは微笑んでいた。

その笑みがどんな意味があるのか綴也には分からない。

彼女も生徒会のメンバーで綴也も望んでいる訳ではないがいわば目には見え

ない敵対関係とも言える人物である。

しかし綴也はサクラをアイディアルに復帰して欲しいと思った。

綴也にはイリュシオンで狙撃の雨をに晒された。

それが解決訳でもないしこれからあの世界でどの様な攻撃が待っているかも

分からない。

だが綴也がイリュシオンという居心地が良いとは言えない世界でそれでもや

らないといけない事が出来たともいえる瞬間だった。


Mル…作者は五月病には注意を払っていたのですが…。


T也…が?


Mル…六月病になるとは思っても見なかったようです。


T也…小説を作る事をサボってはいないんですけど…

   ネタが浮かばない、小説読みたい、FGOがやりたいとか

   進行が遅れて…ってFGOって何です?


Mル…それはゲームの名前です。

   据え置き機はやるとそちらを優先してしまいそうでやらな

   いようにしているそうです。


T也…僕ってイリュシオンが初めてだから他のゲームってやった

   事ないんだよな…。


Mル…作者もそうですが綴也さん。

   ゲームも小説も自分で終われる様に意識出来る様にしない

   と駄目ですよ…。


T也…うん、イリュシオンでも気をつけるよ。


Mル…あと休憩は適度にとりましょう。

   そうしないと後になって大変です。


T也…気をつける。


E香…綴也君も綴也君かもしれんが…

   何で貴様は男の癖に何で良妻みたいに綴也君に甲斐甲斐し

   く接している?

   

Mル…綴也さんに倒れられたらからかえなくなるからです!!

   貴女みたいな悪い新妻とは経験が違うのですよ!!


E香…綴也君。

   まかり間違ってもコイツとは結婚するなよ…もう一度言う

   コイツとは結婚するなよ。

      

T也…しません。

   僕は結婚するなら異性の人がいいので…。


E香…君に良い人が来てくれる事を願っているよ。


Mル…おい、糞女この回のこと含めて後で顔貸せ。

   此処で少し責任罪という言葉が出ましたがこの都市日本の

   特有の罪の一つで読んで字の如く自分の行いの責任を問わ

   れるモノです。

   子供でも最高刑が課せられる可能性があります。


T也…なんでそんな罪が生まれたんだろう?


Mル…何世代前のとある国の人間達は責任逃ればかりしていたそ

   うでそれが切っ掛けだそうです。

   責任逃れする人間が増え続けてそれがその国の社会システ

   ムに大きな悪影響を及ぼす様になったと断ぜられてね…。

   

T也…僕も姫神殺しの事でいずれ問われるかも…。


Mル…そうかも知れませんね…うふふ(不思議な微笑み)


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