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尋問と狙撃対策?

※今回は作者基準で15禁のネタが書かれています。

 大丈夫かどうか解らないので15歳以下の人はどうか読まないで下さい。







「さて…」


時刻はお昼。

綴也は突如として遭遇した実の両親と共に新天神駅の人通りを避けた場所に

いた。

本来はお昼ご飯の為にお店に入りたかったが先ずは問いたださなければいけ

ないことあった。


「綴也…君本当に…イリュシオンに?」

「綴也貴方どうして此処にいるのよ?」

「それは僕も聞きたいんだけど二人供…」

「ってそれもそうね…」


その向かいには綴也の両親もいた。

夫婦同時に自分に問い掛けて来た時は質問に質問で返すのは良くない事だが

聞きたいのはお互い様なのでその気持ちをそのまま言葉にした。


「良く僕達だって解ったね…」

「僕を見た瞬間に僕の名前を呼んで驚かなければ僕はわからなかったよ…」

「「ああ…」」

「それで僕が聞きたいのはそこじゃ無いです…解ってますよね?」

「「うっ!」」

「まあまあ…綴也さんそんなに怒らなくても良いでは無いですか?自分の両

親がゲームをしているからとってだってご両親は…ってお二人ともお久しぶ

りです。お元気そうで仲も良いようで」

「ありがとうミフルさん」

「貴方みたいな友人がいてくれて本当感謝してるわこの子あの三人と離れ離

れになっちゃって高校生活が少し心配だったのよ」

「あの…久しぶりの挨拶は後にしてください。ミフさん…僕は別に二人がゲ

ームしている事を怒っているわけじゃないです」

「?そうなのですか?」

「家にはデートの日って決まり事があって今日は丁度その日だったはずだか

ら二人供このイリュシオンでデートをしてるって事でしょう」

「それはそれは…仲睦まじい。では綴也さんは何でお二人に怒っているので

す?」


この二人が此処にいる事に綴也は怒っていない。

綴也自身も言ったが朝倉家にはデートの日と言う決まり事がある。

まさかその場所がイリュシオンで実の両親がこのゲームの幻想住人である事

には驚きはしたがそこは気にしてはいないし怒ってもない。

怒っているのは別の事だった。


「何でその格好をしているんですか?」


綴也がそう問いただした瞬間二人が硬直した。


「この格好をしている事を怒っているのですか?」

「…はい」

「別に怒るほどの事では…」

「ミフさん…耳を貸してください」

「え?こ、こんな所で何をするんですか!?」

「出来れば声を小さく言いたいので耳を貸してください」

「…どうぞ」


耳を寄せたミフルに綴也はその理由を告げた。


「…ああ…」


それを聴いた瞬間ミフルの表情が苦い食べ物を食べた様なものになった。


「すみません…これって怒るのおかしいですか?」

「微っっっっっ妙ぅぅぅぅぅ!!…な所ですね…これは…確かに言われなき

ゃ解らない類ですが綴也さんが抵抗を感じるのは仕方がありませんよ…あの

馬鹿兄でもこれは綴也さんに味方してしまうかもしれません」

「「うっ!?」」


両親が再び硬直する。


「綴也さんはこの二人の服装を何とかして欲しいですよね?」

「出来ればもう着て欲しくは無いです…でも二人供楽しいそうだし僕がそう

思うのが神経質なのかな…って思うと言いにくくって」

「ですよね…ましてやこの二人は此処では人気が高い幻想住人でもありこの

格好で有名なコスプレイヤーでもあるのでそれを奪うのは…」

「「ミフルちゃん!!」」

「ミフさん」

「は、はい?」


ミフルがビクっと震えた。

それは珍しい事だった。

表情や声に変化は無い。

良く漫画であるような眼に光が無いけ影が有る等の変化も無い。

しかし綴也の声色にミフルが動揺いやビビッていた。


「今…何といいました?」

「この格好で有名なコス…って…あ!!これはうっかり…」

「コスプレイヤーって意味はあまり解らないけど外でその格好を何度もして

るって事は何とか解ったよ…」

「うっ!?」

「そ、それは…」

「そんな大事イベントの為の衣装で何で僕を作ったり弟妹を作ろうとしてる

の二人共!?」


綴也は思わず叫んだ。

自分は両親の事を全て知っている訳ではないが幻想住人だった事と有名なコ

スプレイヤーと呼ばれる者でもあっただけなら意外な一面を沢山知ったです

んでいたがこの格好だけは綴也にとっては大問題だった。

理由は綴也が叫んでしまったが他の人はどう思うかは解らないが綴也にとっ

てはその格好には上記の理由から抵抗があった。


「綴也さん!?しー!!です!!しー!!」

「へ!?あ!!…ごめん…なさい」


ミフルの一言で我に帰った綴也は周囲を見渡す。

少なくとも綴也が見える範囲で聞いていそうな人はいなかった。

ただかなり大声で叫んでしまったので何人かには聞こえてしまったかも知れ

なった。


「いや…元々は黙ってた僕らが悪かったよ」

「まあ…そうね。ちょっとだけ言わなきゃOKかな…って思ってた所はあっ

たのよね…」

「お母様…それは元警察官としてどうかと思います…そんなだからご…」

「ごめんなさい。今言われると私本当にへこむから本当に許してください!

!」

「ミフルちゃんそれは僕からも頭を下げるから許してください…」


綴也は自分の失敗を悟ったが叫んだ声は元に戻る事は無い。

何より何時までも話をしていてもここで答えは出ないと思った。


「はあ…一先ずお昼を食べましょう」

「良いのですか?綴也さん?」

「…お腹が空いて…もう…限界」


本当はもっと問い詰めたい気持ちもあった筈だった。

しかしそれよりも今は食欲の二文字がその気持ちを倒してしまった。


「ウフフ…そうですね。そんな時に話を聞いても良い事はありません」

「ただし二人供家に帰ったら皆で詳しい話は聞くからね…良いですね?」

「「…はい」」


この話は一度打ち切って綴也は中断していたお昼を取る事にした。

今回は両親が何時も此処で食べているというお店にした。

もちろん両親のおごりである。

その間に綴也が何でイリュシオンに来るようになったのかの話になった。

綴也としては何で両親がイリュシオンに来ているか聞いてみたかったがイリ

ュシオンに来ていた事を今まで話していなかったので両親の服装が気にはな

るがイリュシオンに始めて来て今に至るまでを話す事にした。


「それで…イリュシオンにいるんだね」

「うん…僕もイリュシオンの事黙っててごめん…」

「まあ…ゲームやるのに親の許可はそれぞれだろうし僕は気にしてないよ…

それにしても…そっか…」

「父さん?」

「この人はね…綴也がアイディルを辞めるって聞いて代わりにこのイリュシ

オンをやらないか誘う心算だったのよ」

「え!?そうなの?」

「うん…このゲームで親子のコミュニケーションが取れないかな…って思っ

てね綴也はアイディアルの練習であまり家にはいないから何か無いかなと考

えてね」

「…でも?」

「正直に言うとね僕は綴也がアイディアルを辞める約束をしたと聞いた時に

…ホッとした」

「…父さん」

「これで綴也が姫神殺しって言われて嫌われる事が少しでも無くなれば良い

と思ったらそう思うわよ。この人だけじゃ無いのよそう思っているのは…自

分の子供が何時までも悪者扱いされて親は平気でいられないわだって親なん

だから子供の事は勝手に文句を言ってくる連中よりは解っているもの…」

「僕は…」

「此処で自分が姫神殺しって堂々と言ったんでしょ…今日散々そんな話を聞

いたわ誰に似たのかしらそんな正直な所…」

「?僕はそこまで正直者じゃないと思うし…隔世遺伝かな?」

「はあ…まあ…もしそれで何かあったら相談しなさい」

「出来ない事もあるかもしれないけど聞かないと見えたり解らなかったりす

る事もあるからね…」

「うん、ありがとう…二人供」

「それで綴也はどんな事をしてるの?」

「そ、それは…」


綴也は今の狙撃の事を話す事にした。


「そ、狙撃って…」

「あの姫神殺しがいるって噂を聞いていてまさか本当に綴也がいたのもちょ

っとビックリしたけど凄い歓迎されてるわね…」

「えっと…狙撃って歓迎されてるのかな?」

「まあ…ゲームのルールに従って貴方を攻撃しているのだから歓迎されてる

と思っておいて良いと思うわ…ねぇ?」

「まあ…そうだけど…本当に一人でやるの?」

「…うん、何度も狙撃されてくると流石に…何が何でも突破したくって…」

「そうか…それなら僕たちが手伝うとか言うのは余計な事かな?」

「ええ…そうね…でも」

「でも?何?」

「綴也…その服装は?」

「服?服って…何?」


綴也は自分の服を見回した。

これといっておかしな所は無いはずだった。

しかし両親はそれを見て駄目だと言わんばかりに首を振るう。

夫婦だけあるのか両者共無駄の無いシンクロをしていた。


「そこからか…」

「まあ…ゲーム初心者だしってもしかしてゲーム初めてよね?」

「…そうだね綴也アイディアル以外は小説だったからね…」

「?」

「その格好はかえっては目立つわよ…」

「うん、狙撃しやすい格好とかは解らないけど…来たままの服って…」

「え!?目立つ!?これ…って今服装の事で二人にはあまり言われたくない

気が…」

「それはそうでしょうけど綴也さん郷に入れば郷に従えですよ」

「でも…服ってどうすれば良いの?」

「お店で買うのが一番簡単だね…」

「それってお金を使うって事ですか?」

「…ごめん親としてごめん」

「それ以外は私達みたいに服を持って来る事かしら…一から服を作るのは大

変だけど幸い家には材料が…」

「それってつまりその服は家にある本物の服だったんですね…母さん」

「…うん、ごめんなさい隠していてごめんなさい…でもこの服好きなのよ…

私も」

「うん…僕も」

「僕を作るときにも使う位ですか…」

「「うっ!!」」

「お二人共先程から墓穴ばかり掘ってません?」

「「うっ!!」」


最初綴也は二人が頭を抱えている事が何故か不思議だったが言っている事が

間違ってはいない事は理解していた。

しかし綴也には自身も言ったが服を買うお金も無ければこのイリュシオンに

合いそうな服に心当たりは無かった。


「ねえミフさん…アイディアルウェアって使える?」

「使えますよ…でもそれは明らかに余計に目立ちますよ?姫神殺しが姫神殺

しの服装何て使ったら…」

「そう…なんだけどね…」


ミフルの指摘は尤もだった。

姫神殺しがその象徴と言っても過言では無いその服を身に纏ってイリュシオ

ンにいると解ればミフルが冗談交じりに言った何か起こるかもしれないリス

クと言うのも現実味が増してくるかもしれなかった。


「学校の制服とどちらが常識的かって考えたらこっちかな…って」

「まあ…そうですね。あの服は此処では映えそうですが一応は学校の制服で

すしね…」


これも綴也の言葉通りだった。

SFとファンタジーが融合したデザインをしているとはいえ片方は学生の制

服だった。

それは流石に遊びに使用しては行けない気がした。

ならば少し悪名が着いているがゲームに合った服でプレイすするのがこの場

合は正しいと思った。


「それに…」

「一応先に言っておきますがトラブル対応は私達運営のお仕事なのでトラブ

ルになったら僕が止めるとかそんな主人公じみた事を思って自分を追い込む

必要はありませんので安心してイリュシオンに来て下さいな…」

「…って!?え!?」

「やっぱりそういう事を言おうとしましたね…」


おまけでこのような言うやり取りはあったがこれで一応服装の問題も解決と

いう事になった。

ただし今手元にはアイディアルウェアは無いので服は明日からになり最初の

狙撃の問題になった。

只綴也にはこの問題に関しては自分で突破する事を前提にしている。

だから先ず偶然とはいえこの二人の助けを借りる考えは無い。

ならばどうやって狙撃を突破するか?

狙撃手を倒す事は何処にいるか解らないから出来ない。

何か他に良い方法は無いかと考えても答えは出なかった。

ただ意地でも突破したい考えた答えはシンプルな答だ。


「じゃあ…やってみるか…」

「まあ…今の綴也が出来る手段は単純な事しかないけど…」

「傍観している僕達が言うのもなんだけど…頑張れ」

「うん…考えても答が出ないならとにかく狙撃される前に走って狙撃手を撒

いてやる」

「気張らなくても良いのよ…これはゲームなんだから楽しんだ者勝ちよ!」

「その通りだよ。ゲームはやった事は無いだろうけど楽しくやれればそれで

良いと思うよ僕は…」


出口からもう全力で走って狙撃手を撒く。

本当に単純な答だッた。

綴也は最初に狙撃された入り口にいた。

何処から出ても狙撃されるのならもう何処から出ようと同じなのでとにかく

通行人を避けて走る事に集中する事にした。


「此処は友人として言わせていただきます綴也さん…お二人もも言いました

がこれはゲームなのでどうか…このイリュシオンを楽しんでくださいね」

「うん…何とか頑張ってみるよ」


両親と友人の言葉に綴也は答えたがそれは自分でも曖昧だと思った。

両親には言わなかったが綴也の心の中にはどうしてもイリュシオンに対する

恐怖があり此処に来ているのもその恐怖に負けたくないと言うのもある。

まだ両親やミフルが言うようにイリュシオンというゲームを楽しむ事が出来

ているとは思えなかった。

もしあの歌姫の様なイベントに遭遇したら綴也はまたあの時と同じ様にゲー

ムのはずなのに必死になって止めに入るかもしれない。

ただ街に出れないのでもう諦めるというのはイリュシオンに負けてる気がす

る以前でまける前に逃げてるみたいで嫌だった。


「よし!!」


綴也は気合を入れて走る体勢を取る。

綴也は陸上部の様に走り方を練習している訳ではないので我流である。


(三、二、一…ゼロ!!)


スリーカウントで全力で綴也は走り出した。

陸上競技のようなコースも整理されていない向かう先もゴールも無い無制限

の長距離走が始まった。

Mル…まあ、綴也さんがご両親に怒っていたのは格好なのですが

   これは…


T也…ごめん、言わなきゃ解らない事だけど…流石に辞めて欲し

   いんだけど…駄目かな?


Mル…本当に微っっっっっ妙ぅぅぅぅぅ!!な理由ですね。

   私の個人的見解ですが!!


T也…やっぱり


Mル…ですが綴也さんはどうしてこの事を知ったのです?


T也…中学を卒業した頃にに二人が弟妹を作ろうとしていたのを

   見てしまったので…それで問いただしました。


Mル…それは…。


T也…二人供夫婦だからそういう事をするのは悪い事じゃないけ

   ど…何もお昼にそんな事をしなくても…。


Mル…心中…お察しします。

   あと綴也さんのご両親はきちんと名前はありますがあえて

   文章に入れない様にしています。

   実験的な意図もありますがいずれは出すと思います。


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