表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
IFかもしれない世界で綴る物語(あるかもしれないみらいで生きるライフ・ストーリア)  作者: きちだ しんゆう
理想と幻想の間~ミックスド・リアリティ
21/178

青白い炎と赤黒い炎と光る玩具






最初にそれを見た時それを綴也は花火だと勘違いした。

そうでなければこんな場所でそんな音がするはず無いと思ったからである。


「え…?」


しかし、それは花火ではなかった。

キン!!っと聞こえたかもしれない何かがぶつかり合う音がした。

それと共にまるで花火のように広がる様々な色の爆発が夜空を夏の花火の様

に色付けていた。

何が起きているのか分からなかったが一つだけ理解が出来た。


「え!?」


それは段々と響く音が大きくなっている事。

それは段々自分のほうへ近づいているという事だった。


「うわぁ!?」


近づいて来た音は綴也の頭上を通りすぎて離れた場所に落ちていった。

その瞬間大きな衝撃が襲ってきた。

身をかがんで耐えて大きな波が収まったのを確認した綴也はあの爆発が落ち

ていった場所がどうなっていたのか見ようとすると遠くの方で二人の男女が

対峙しているのを見た。


「はぁ…はぁ…」

「がはぁ…はぁ…はぁ」


男の方は茶色がかった髪と青い眼でどこかの民族衣装に見える服装で鳥の羽

を思わせる様な外套を羽織りその右手には青白い炎を纏う何処かの民族の祭

り事等に使われうな剣を握る。

女の方は長い黒髪に黒い眼に赤と黒を基調としたドレスのような服装でその

上に蝙蝠を思わせる黒いマントを纏い靡かせたそして右手にはそんな女の雰

囲気とは正反対の白く輝く長剣が赤黒い炎を纏い握られていた。

そんな両者には共通点があった。

どちらも何らかの物語で出てきそうな格好だった事。

もう一つはお互いに明らかに息を荒げ傷だらけで此処にいる事だった。

しかしそれでもお互い相手からは眼を離さずに相対している。


「はあっぁぁぁぁぁぁ!!」

「があっぁぁぁぁぁぁ!!」


傷だらけの体で男女は声を上げて互いに向かい武器を叩きつける。

そんな音をまるで大きな音がする線香花火の様な速さで何度も叩きつけ音を

鳴らしていた。

その一つ一つを綴也は見る事など出来なかった。

速過ぎてまるで光がお互いにぶつかり合う様にしか見る事が出来なかった。

目の前の両者の戦いは正に何かの物語の中に登場する善と悪の戦いの一ペー

ジを思い浮かべさせるには十分な光景だった。


「う…」


そんな光景を見たらもしかしたら歓喜する者もいたかもしれない。

しかしそれを見た綴也が感じたのは興奮でも歓喜でも無かった。

二人の格好は明らかに始めたばかりのイリュシオンや今までいやって来たア

イディアルでならば幾らでも見うる格好なのではないかと綴也は思った。

実はこれもイリュシオンのイベントか何かなのかとも考えたいや考えたかっ

た。

しかし此処は旧天神であって新天神ではない。

アイディアルでも現実の街を借りて大規模バトルイベントがあると聞いた事

もあったしがそれも違うと思った。

綴也はようやく結論に至る。

いやそうしなければこの結論には辿り着く事は出来なかった。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

あの二人はゲームのプレイヤーでも無く本物で現実に居て自分の目の前で戦

っているという事。


「嘘…だろ…こんな…」


そう認めた瞬間綴也は逃げようとはしなかった。

いや、逃げられなかった。

二日前のイリュシオンでの現実と違わないくらいのリアルさでいきなり黒い

ドラゴンの襲来から今に至るまでの体験はあれはあくまでイリュシオンとい

うゲームでの出来事だった。

綴也自身それをまだうまく受け入れられていなかった。

それでもゲームであるという事と日曜日のミフルの一件と昨日までイリュシ

オンに来なかった事が綴也の心の中にある恐怖をどうにか和らげてくれてい

た。


「こんなの…こんなの…」


眼を疑った。

こんな光景はありえない。

夢であるに決まっている。

綴也にとって現実がある種の避難場所になっていた。

しかし現実でもそんな戦いを目撃しようとは思いもしなかった。

もっと否定したかったが否定する前に目の前に光景があって否定も何も無か

ったのかも知れない。


「どうして…」


イリュシオンの時はサクラと一緒に逃げるという判断と行動が出来た筈なの

に今彼は現実にもああいう恐怖がある事を認めざるえなくなりそこから逃げ

場が無くなって体が動けずに二本の足で立っているだけだった。

あるいは二日前のイリュシオンでの出来事さえなければ逃げるという判断が

出来たかもしれなかった。

それだけイリュシオンというゲームは一人の少年にとっては現実を逸脱した

ものであり人生の中で最大の恐怖と呼ぶには十分だった。

偶然でしかないが朝倉綴也とう少年が二日前にイリュシオンというゲームを

体験した事は不幸中の不幸以外の何物でもなかった。


「…何でこんな事があるんだよ!!」


綴也はたまらず叫んだ。

これはは彼の悲鳴でありSOSでありそしてあるいはこんな恐怖に対するせ

めてもの抵抗でり反撃だったのかもしれない。

がこの場にその叫びを聞くも者もそれに応えられる者もいない。

何故ならその叫び声は目の前の男女が奏でる剣の閃光花火によってかき消さ

れ世界の誰にも届く事は無かったからだ。

仮にいたとしてもこの声に応えられる者は目の前の男女と同じ様な世界に身

を置いているであろう者達だけだったろう。


「はあああああ!!」

「だあああああ!!」


二人の剣によって起こる閃光花火を綴也は叫んだ後も只立ち尽くして見てい

た。

動く事が出来無い為にそこに立っているだけで視線もそこから動かす事も出

来ずに只そこに眼を向けているだけだった。

それは恐らく長くとも三分という筈だったが綴也にあの男女が奏でる剣の閃

光花火はもう長い間行われている様にも見えた。

しかし突然剣の閃光花火が途切れた。

二人は剣をぶつけ合った衝撃で同時に吹き飛ばされて倒れこんでいた。

剣に宿る炎も消えてそれぞれの傍に落ちる。

それでもそんな光景を只見ていた綴也の耳に初めて剣以外のモノが入る。


「はぁ…はぁ…俺が…俺が何とかしてみせる。だから君は…もう戦わなくて

良い…良いんだ!!」

「っく…それは…こっちの…セリフよ!!あれは私が決着を着ける…アンタ

は…関係ない…だから引っ込んでなさい!!」

「いや、俺がやる!!」

「…私よ!!」

「俺が…!!」

「私が…!!」


男と女が傷と痛みだらけの体を必死にお起こしながらお互いに感情と言葉を

投げ付けながらも男と女が再び剣を拾い剣に炎が再び灯りお互いに向かい翔

けて行くそして再び剣がぶつかる音が響く。


「アンタには…夢があるんでしょ!?だったら…」

「君だって…夢があるって言ったじゃないか!?」


再び剣の閃光花火が始まる。

やがて剣の閃光花火には言葉が交わっていた。


「俺は…―を放っておくことなんて出来ない!!」

「そんなのアンタが背負い込む必要なんて無いのよ!!アンタが一人背負い

込んでいく必要なんて何処にも無いのよ!!アンタが…」

「それは君だってそうじゃないか!?君だって自分一人で背負い込んで決着

をつける必要なんて無いじゃないか!?」

「この…馬鹿野朗!!」


怒りそうな泣きそうなな顔になった女の方が左手を握り拳を男の顔に叩きつ

ける。


「グッ!!」

「それで…誰か喜ぶと思ってるの!?ふざけんじゃないわよ!!」


女はそこから剣で拳で体制を崩した男を突こうとするが今度は男の左手から

噴出した青白い炎が彼女に波の様に押し寄せ彼女を吹っ飛ばした。


「がっ!!」

「じゃあ…君が…君が…死ねば全部いいのか!?君が死ねば世界中のい誰も

が喜ぶって言うのか!?ふざけるなよ!!」


今度は男の方が先程の女と同じ表情になった。

女が再び起き上がり男に向かっていく男もまた女に向かっていく。


「私にもう世界にいちゃいけないの!!でもアンタは世界に居て良いの!!

何と言おうとアンタが居なくなるなんて絶対に駄目なの!!」


男と女の剣が再びぶつかり合う。


「ふざけるな!!君が世界に居ちゃいけないなんて俺は納得なんて出来るか

!!」


男が剣を弾き青い炎を女に放つ。


「グッ…じゃあだからアンタが死ぬっていうの!?ふざけないでよ!!」


女は痛みを無視するかのように蹴りを男の腹に叩き込む。


「君が死んで良い理由何処にも無い!!」


男の剣に再び青白い炎が宿り…。


「アンタは死んじゃ駄目…絶対に!!」


女の剣にも再び赤黒い炎が宿り…。


「君は…」

「アンタは…」

「「死なせるもんか!!」」


お互いの剣から放たれた炎がお互いに向かい光に包まれる。

そこから再開された剣の閃光花火は肉体を叩く音、青白い炎と赤黒い炎が交

差し合い楽器の様にそして戦う二人の言葉が歌の様に放たれて響いていた。


「……」


綴也は男と女が現実ではありえない力を使って戦っているのを見ていただけ

だった。

しかし言葉が彼の耳に入るのを切っ掛けにその心は思考を再開した。


(あの二人は本当に現実にはありえない力を使って戦ってるんだ…)


それが存在している事が怖いか怖くないかと自問自答すれば答は怖い。

イリュシオンでの出来事もあるがもしも実際に物語出てくる様な力や武器が

自分に向けられたら綴也は嫌だし痛いし悲しいと思うからだ。

故に綴也は矛盾も自覚はしているが物語に出てくる様な力や武器はあまり好

きになれなかった。

それでも嫌いになりきれないのはアイディアルというスポーツに打ち込んで

いたからともいえた。


(でも…あの二人は…)


目の前に居るこの男と女はその好きにはなれない力を叫びと共にお互いに向

けていた。

その理由は聞いていて全ては不可能だが大事な所は理解した気がした。

目の前の二人はお互いに相手に死んで欲しくないから力を振るってでも止め

ようと戦っている。

目の前の光景が現実ならば今此処でお互いを死なせたくなくて叫んでいる男

と女もその声も思いも現実なのだと。

ただでさえ傷だらけだった男と女は戦いの中で更に傷を重ねていた。

彼女を失いたく無い…。

彼を失いたく無い…。

というお互い思いながらお互いを止めようと戦っていた。

剣の閃光花火が遂に終わりを告げた。

女の剣を男の剣が弾き飛ばした。


「「はぁ…はぁ…」」


傷だらけの男は剣を女の眼前にに突きつける。

しかし傷だらけの女はその表情に諦めというものは無かった。

男は彼女がどんな思いで戦っている事は解っている。

また女も男がどんな思いで戦っているかは解っていた。

だから男は剣を捨て右手に青白い炎を宿して彼女を止める為の一撃を放つ為

に。

だから彼女も彼を止める為に自分の右手に赤黒い炎を宿す。

この一撃がお互いの命を奪うかもしれないと解っていてもお互いを失いたく

ない故に命を奪いかねない一撃を放つ。

お互いに矛盾した選択なのは理解している。

あるいはそうしてお互いが死んだのならば最早お互いを縛るものは無いと思

ったのかもしれない。

男は悲しそうに笑い。

向き合っている女も哀しそうに笑う。

お互いの笑みの意味に気付いた両者はそうして悲しみも哀しみも無い心から

の笑みを作る。

しかしこれは戦いを辞める為ではなく覚悟を決めた笑みだった。


「俺は…君に死んで欲しくない…」

「私は…アンタに生きていて欲しい…」


すると二人はまるでお互いにこれが最後だ言わんばかりの会話を交わしお互

いお互いの一撃を放とうとする。

互いの炎が近づいていく。

触れ合った時は二人は此処ではない世界で本当に解け合うかもしれなかった。


この瞬間綴也の心の中に何かが灯りそれが声になった。


「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


そう叫びながら綴也は男の方へ体当たりする。

その体当たりで青白い炎が軌道を変えて赤黒い炎とすれ違い離れていった。


「なっ!?」

「え!?」


男は予想だにしない一撃に倒れて痛みに蹲り。

女は予想外の出来事にその場で固まっていた。

そしてその出来事で二人の右手に宿る青白い炎と赤黒い炎は何事も無かった

かの様に消え去っていた。

起き上がった綴也は男の方を見た。

痛みで悶えて右手でわき腹を左手を下腹部らしき所に手を当てて蹲っている

姿を見た。


「うっ、うっ、うぅぅぅぅ…」


どうやら男にぶつかる前に綴也の手が彼の股間にぶつかってしまった様だった。

男が痛みに悶絶している。

ぶつかった事は悪かったので後で謝ろうと思うがどんな理由であれあれでど

ちらかが死んでしまったら殺人事件であると思いそれを止めた事は間違って

いないと思った。


「…アンタ…何のよ?」


そんなこの状況において少しずれた事を思っている綴也に先程までそこに蹲

っている男と戦っていた女がその顔を正しく声同様に憎悪を全身から放って

いた。


「何なのよ?アンタ!!いきなり私達の戦い邪魔して一体何なのよ!?」


その声を聞いただけで全身から汗が出てくる。

全身も強張っている。

これはアイディアルの様なスポーツやイリュシオンのようなゲームとは違う

現実とはかけ離れた力を持っていながらその人から放たれる声と感情に正に

憎悪と殺意が込められている事は紛れも無い現実だった。

その憎悪はあの二日前の恐怖を超える人生最大の恐怖だった。

それでも綴也は振り絞って口を開いた。


「あ…あ、貴方達が戦っていたからそれを止めたいと思っただけだ…」

「…は?」


それは綴也の一生懸命の気持ちであり言葉だ。

それはこの女にとっては火に油だったろう。

一瞬理解できないといった表情になり理解したとばかりに無表情の女の全身

から火が炎となり色も赤黒くなり放たれていった。


「何も知らないくせにそんな…そんな…クソみたいな理由で…私達の邪魔を

したのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!クソ野朗が!!」


気が付いた時には彼女の拳が腹部にめり込みそのまま同じ場所に蹴りを叩き

込まれて綴也は吹き飛ばされていた。

呻く暇すらない速さだった。

自分はボールの様に飛んだのではないかと思ったくらいだった。


「…ぐっ…はっ…あっ…い…い…たい…」


殴られて蹴られただけで綴也は全身に痛みが走っていた。

どんな怪我を負ったのかは解らないが特にお腹の辺りが痛い事だけは理解で

きた。

そしてこれがスポーツや現実では感じてこなかった現実に感じている痛みで

あるとも理解した。


「ぐっ…あ…ああっ!!」


綴也は立ち上がろうとするが全身に痛みが走り上手く立ち上がれなかった。

それでも痛みを堪えながら涙交じりの顔になりながら立ち上がると何時の間

に自分の長剣再び手に携えた女がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。


「…死ね。この偽善者野朗!!」


先程よりも酷い形相で女は綴也に向かって翔けていく。


「…やめろー!!…ぃグッ!!」


男が女に向かって叫ぶが男は痛みで再び蹲る。

自分に殺意を持って向かって来る女を見ても綴也もまた恐怖と痛みで震えが

止まらないままでも立っている。

それだけでも奇跡の状態で動く事など自分の傷を悪化させるようなものだった。

そこに向かって来る死を前に綴也は恐怖を感じたがそれでも思った。

この二人が殺し合いをするのを止めたいと思い続けた。

最初にこの二人の戦いいや殺し合いを見た時現実にこんな事が起こっている

事に正しく絶望した。

あんな恐怖が現実にもあるのだと思い立ち上がる事も出来なくなっていた。

でも二人の声を聞いた。

内容を全て理解は出来ないが一番大事だと思える所だけは理解したつもりだ。

だから思った。

この二人にそんな事をさせちゃいけない!!と。

結果は呆気ないものだった。

彼女は現実でも自分の世界ではありえない力を使う人間でスポーツの心得が

あってもあのような力を持たない自分がこんな結果になるのは火を見るより

明らかだった。

でもそれを辞める事はもう出来ないししたくはなかった。

辞めれば再びあの恐怖に心が支配されてしまいそうだったというのもある。

痛みと恐怖に震える身体で女を見る。

女の表情は憎悪に染まったものだがその瞳からは流れ落ちている二つの雫が

あった。

その涙の理由も意味等綴也は解らない。

でもそんな女を見て綴也はより強く止めたいと思った。

これは現実からはかけ離れているが今起きている事も感じている身体の痛み

も恐怖も目の前にいる男女の声も感情も紛れも無い現実で自分はこの中でこ

んな風に痛みと恐怖に泣きながら立ちながらそう止めたいと強く思う事しか

出来ない。

何か有効な手段も思いつけないがその思いが綴也は自分の宝物をその右手に

握らせた。

玩具の光剣の光が剣の様な形を取るがそれは玩具であって武器では無い。

それを見た泣いて怒っている女の顔が更に恐ろしいものになりながらが綴也

に迫ってくる。

その一撃は確実に綴也の人生を終らせる。

そしてそれを玩具で防ぐ事など不可能。

此処は現実であのイリュシオンのような奇跡は起きない。

それでもこれを握ったのはある意味で最後まで自分の思いを恐怖で挫けない

為に握ったものだ。

女の一撃が綴也を捉えようとしたしかし綴也はどうする事もできないがそれ

でも恐怖に顔を歪めながらも剣を構える姿勢をとる。


(そういえば…あの時も…これを使ってて…そしたら…)


自分が殺されそうになっている中で昔起こった事を思い出した。

こんな時に何でそんな事を思ったのか綴也自身も苦笑いしたくなった。

女は迫る。

刃が来る。

綴也は傷つく身体で全力の一撃を玩具の光剣で放とうとした。

それは今の現実では残酷な事この上ないくらい無意味で無駄な行為。

もしもこの場に観客がいたら九十九%が彼を哀れと嗤うか同情するだろう。


「はあああああ!!」


剣と光剣(玩具)がぶつかる。

結果は語るまで無い。


「なっ!?」

「え!?」


筈だった。


「なっ、何よ!?そんなものが!!何で!?」


女は驚愕していた。

蹲る男も驚愕していた。

綴也は呆然としていた。


「何で…アンタが私の剣を受け止めてんのよ!?」


綴也の光剣(玩具)が女の刃を受け止めたのだ。


E香…おい!!いきなり何だこれは!?

   貴様の悪趣味か!?


Mル…私にも分かりませんよ!!

   そもそもこんな事はしませんよ!!


E香…アイディアルでマグマを再現させて綴也君を走らせた貴様

   を信用できるか!?


Mル…なんちゃってだから問題ありません!!

   そもそもいイリュシオンでもねえんだよ!!


E香…だから貴様の仕業だろうが!!


Mル…違うってんだろうが!!この糞女!!


この後も言争いは続く…。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ