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王都グランシア
「リトルレディ、今日はどのようなご注文かな?」
「あら、おじ様、私の注文はいつもどおりの甘い素敵な雲よ」
王都の街外れ、木目調の優しい雰囲気の喫茶店にいる、優しげな老紳士ときらびやかななブロンドの可愛らしい少女がにこにこと話す。
「ブロード君はいつも通りの蒸留酒でいいかな」
「ありがたいね、マスター」
「ブロード、飲み過ぎは体に毒よ?」
「姫さん、俺の肝臓は特別製だから無問題さ」
無精髭に和服を着た刀をもつ穏やかな雰囲気の黒髪の男はにこにことわらう。
少女の名前はレディ=グランシア、栄えある第三王女であり、護衛にいるの[酒呑童子]冒険者Sランクブロード=ロックナー
そしてマスターはランクオーバー、サタン=グロック、種族不明の実力者である。二つ名は[穏やかな店主]
「チョコレートパフェだね、承ったよ、それよりブロードくん、召喚勇者は?」
「あれはバカだな」
蒸留酒の瓶をあけてため息をつく




