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ドラゴン2
赤いドラゴンは正式名称はフレイムドラゴン。最上級種に至る謂わば最強の炎の竜種の一角なのだが…。
「…村の人間を喰われるとこまるな」
目の前の男にドラゴンは体を震わせていた。
本来であれば若い粗雑な気持ちで村を滅ぼそうとしたのだが、明らかに目の前の男は神をも殺せるような力を秘めている。
「…ドラゴン…使役すれば村の役にはたつか」
目の前の男、トウゴはにやりとわらう。
ドラゴンは背筋を冷やしながら目の前の男を見ている。
「…旦那、ドラゴンを使役して村の警備とか」
「まあいいだろう、一応村長と契約させた、後はこちらで鍛えるし、村長共々な」
「竜使いにでもさせんすか？」
「なかなかやる気だったぞ」
トウゴは煙草に火をつけた。
