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怪力少女にご注意を!  作者: アエイラ
本編
87/93

この期に及んでの新キャラによる新情報ばかりの会話。

自分で書いていてめちゃくちゃつまらないな~って思いました。

そして語彙力が小学生以下( ;∀;)

更に!かなり短いです!!

思った以上に書くことがなかったorz

ここは、とある異空間。

そこに浮遊する二つの影があった。


「…で、様子はどうだった?」


男は尋ねる。


「ん~?…変な仮面は被ってたけど、かなり有名にはなってたし、友人関係もまぁまぁじゃないかしら?」


女はなげやりにそう答える。

それを聞いた男は溜め息をつく。

気にもせずに女は続ける。


「なっさけないわよね~、菖蒲(あやめ)ちゃんは死んで、|(雷斗)君と私もこんなザマ、力及ばず子供に託すって…。」

「止めろ。…菖蒲は…アイリスと呼べ。あいつは……。」

「あの子のおかげで私達は生きてる。えぇ、悪かったわ、雷帝さん♪」

「…そんな名前はもう忘れた。」


彼は反省を装いながらも尚もまだ軽口を叩く女に、今はもうイラつくことも無い。それほどに長い付き合いなのだ。


「せめて最高傑作が…男ならよかった…いや、それでも…情けないけどな…。」

「アイリスが知ったらどれだけ怒るんだろうね。」

「…だが、こうでもしないと…あいつは倒せない。」


自称『暗黒神』ディドルザ、それが敵の名前だった。

悪の神を取り込み、善の神を食い殺した邪悪な竜。

その力の前には、雷帝と呼ばれ、悪の神を倒しかけた彼ですら、遠く及ばなかった。




「…ところで、毒親だった頃の感想を聞いてなかったわね。」


ケラケラと笑いながら女は聞く。


「最悪だ。…何で希望を託す相手を…アイリスの子を…あそこまでしなくてはならない…。」

「ふふふ…でも、全部私の言った通りになったでしょう?何の未練もなく、あっちに行けたじゃない。」

「だからと言って…」

「貴方にもっと言い策が浮かんだ?」

「……。」

「たとえ間違った事をしようとも…次は勝たなきゃいけないの。絶対に。じゃないと…私達に託してくれた皆にも…。」

「そんな俺達が娘に託す…か。」

「娘なんて言い方良くないわ。私の…私達の最高傑作とお呼びなさい。」

「その呼び方のが駄目だろう!!!」


彼女に倫理観を求めるのは不可能だ。それは優れた魔術師としてのズレ、というよりは、彼女の元々の性格によるものだろう。

だからこそ、彼女は全世界最高の魔術師となり得たのかもしれないが…。

だが、最高傑作というのはあながち間違えではなかった。

彼女は…毒島美麗は…マリは…作られたのだ。

長い年月をかけて、

肉体も、魔力も、環境も、…そして出会いも。


「娘に会いたいとは思わないの?」

「どの面下げて会いに行けと?」

「可愛かったわよ?アイリスにそっくりになってきてた。」

「…会ったのか?」

「遠目で見ただけよ?監視役だもの。」


女は雷帝に、マリについて、彼方の世界での事を、自慢げに聞かせた。


「そういえば…アイリスも女にモテてたな…。」

「流されやすいところは遺伝かしらね。」


その会話は暫く続いた。






「ところで、お前の弟子はどうした?」

「あぁ、リビナード?順調に成長しているわよ。監視は主にあの子がしているし。」

「それが目的だったのか?お前が弟子をとるなんて普通じゃ有り得ない。」

「司令塔を作っただけよ。」


女は少し顎を上げ、プイと顔を背けた。

彼女が嘘をついている時の癖だった。




「…で、作戦実行はいつだ?」


雷帝のその言葉で空気が急に冷たくなる。


「…そうね、来春、マリを強制送還しましょう。そうしたら、作戦開始よ。」

「手下の竜達にわざと圧倒させ、ディドルザが権威を示そうと出てきた所にマリを送り込む。…まぁ、確かに、狡猾なアイツの事だ。正々堂々なんて絶対に無いしな。成功確率は?」

「知らないわよ!私はそんなに万能じゃあ無いわ。」


確証も保証も保険も無い作戦。

それほどに、追い詰められていた。


「あ、でも、面白い娘を見つけたわ♪だから竜に対抗出来る武器を与えてみた。マリとも仲良くなって貰えたし、…なんか仲良く成り過ぎな気もしないではないけれど。案外彼女が…鍵になったりしてね。」

「その状況は作戦が失敗したって事だろう?無責任に呟くな。お前の小言はよく当たるからな…。」


雷帝は、かつての威厳も全く見られない表情で、溜め息をつきながら呟いたのだった。













ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…アイリ?何でまた主人公になりそうなフラグ立ててんの?」

「大丈夫、この話はいつでも再開出来るようにするためだけの、作者の三人称文の練習だから。どうせ再開なんてしないし。」

「…でも、練習に使うなよ。」

「次回からはマリが主人公だよ。」

「来春まで!?」

「今は夏だけど、来春まで、後、2話くらいだよ?」

「………え?」

更新は水、土です。

けど、短過ぎたので間にもう一度くらい更新するかもです。でもしないかもです。

次回は夏休み最終日設定です。


風邪引いてダウンしてます。

次回は日曜日にします。


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