この期に及んでの新キャラによる新情報ばかりの会話。
自分で書いていてめちゃくちゃつまらないな~って思いました。
そして語彙力が小学生以下( ;∀;)
更に!かなり短いです!!
思った以上に書くことがなかったorz
ここは、とある異空間。
そこに浮遊する二つの影があった。
「…で、様子はどうだった?」
男は尋ねる。
「ん~?…変な仮面は被ってたけど、かなり有名にはなってたし、友人関係もまぁまぁじゃないかしら?」
女はなげやりにそう答える。
それを聞いた男は溜め息をつく。
気にもせずに女は続ける。
「なっさけないわよね~、菖蒲ちゃんは死んで、|(雷斗)君と私もこんなザマ、力及ばず子供に託すって…。」
「止めろ。…菖蒲は…アイリスと呼べ。あいつは……。」
「あの子のおかげで私達は生きてる。えぇ、悪かったわ、雷帝さん♪」
「…そんな名前はもう忘れた。」
彼は反省を装いながらも尚もまだ軽口を叩く女に、今はもうイラつくことも無い。それほどに長い付き合いなのだ。
「せめて最高傑作が…男ならよかった…いや、それでも…情けないけどな…。」
「アイリスが知ったらどれだけ怒るんだろうね。」
「…だが、こうでもしないと…あいつは倒せない。」
自称『暗黒神』ディドルザ、それが敵の名前だった。
悪の神を取り込み、善の神を食い殺した邪悪な竜。
その力の前には、雷帝と呼ばれ、悪の神を倒しかけた彼ですら、遠く及ばなかった。
「…ところで、毒親だった頃の感想を聞いてなかったわね。」
ケラケラと笑いながら女は聞く。
「最悪だ。…何で希望を託す相手を…アイリスの子を…あそこまでしなくてはならない…。」
「ふふふ…でも、全部私の言った通りになったでしょう?何の未練もなく、あっちに行けたじゃない。」
「だからと言って…」
「貴方にもっと言い策が浮かんだ?」
「……。」
「たとえ間違った事をしようとも…次は勝たなきゃいけないの。絶対に。じゃないと…私達に託してくれた皆にも…。」
「そんな俺達が娘に託す…か。」
「娘なんて言い方良くないわ。私の…私達の最高傑作とお呼びなさい。」
「その呼び方のが駄目だろう!!!」
彼女に倫理観を求めるのは不可能だ。それは優れた魔術師としてのズレ、というよりは、彼女の元々の性格によるものだろう。
だからこそ、彼女は全世界最高の魔術師となり得たのかもしれないが…。
だが、最高傑作というのはあながち間違えではなかった。
彼女は…毒島美麗は…マリは…作られたのだ。
長い年月をかけて、
肉体も、魔力も、環境も、…そして出会いも。
「娘に会いたいとは思わないの?」
「どの面下げて会いに行けと?」
「可愛かったわよ?アイリスにそっくりになってきてた。」
「…会ったのか?」
「遠目で見ただけよ?監視役だもの。」
女は雷帝に、マリについて、彼方の世界での事を、自慢げに聞かせた。
「そういえば…アイリスも女にモテてたな…。」
「流されやすいところは遺伝かしらね。」
その会話は暫く続いた。
「ところで、お前の弟子はどうした?」
「あぁ、リビナード?順調に成長しているわよ。監視は主にあの子がしているし。」
「それが目的だったのか?お前が弟子をとるなんて普通じゃ有り得ない。」
「司令塔を作っただけよ。」
女は少し顎を上げ、プイと顔を背けた。
彼女が嘘をついている時の癖だった。
「…で、作戦実行はいつだ?」
雷帝のその言葉で空気が急に冷たくなる。
「…そうね、来春、マリを強制送還しましょう。そうしたら、作戦開始よ。」
「手下の竜達にわざと圧倒させ、ディドルザが権威を示そうと出てきた所にマリを送り込む。…まぁ、確かに、狡猾なアイツの事だ。正々堂々なんて絶対に無いしな。成功確率は?」
「知らないわよ!私はそんなに万能じゃあ無いわ。」
確証も保証も保険も無い作戦。
それほどに、追い詰められていた。
「あ、でも、面白い娘を見つけたわ♪だから竜に対抗出来る武器を与えてみた。マリとも仲良くなって貰えたし、…なんか仲良く成り過ぎな気もしないではないけれど。案外彼女が…鍵になったりしてね。」
「その状況は作戦が失敗したって事だろう?無責任に呟くな。お前の小言はよく当たるからな…。」
雷帝は、かつての威厳も全く見られない表情で、溜め息をつきながら呟いたのだった。
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「…アイリ?何でまた主人公になりそうなフラグ立ててんの?」
「大丈夫、この話はいつでも再開出来るようにするためだけの、作者の三人称文の練習だから。どうせ再開なんてしないし。」
「…でも、練習に使うなよ。」
「次回からはマリが主人公だよ。」
「来春まで!?」
「今は夏だけど、来春まで、後、2話くらいだよ?」
「………え?」
更新は水、土です。
けど、短過ぎたので間にもう一度くらい更新するかもです。でもしないかもです。
次回は夏休み最終日設定です。
風邪引いてダウンしてます。
次回は日曜日にします。




