魔術師の女の子、格闘家ランクAになる!
データ紛失により書き直し。
とても雑になってます。すみません。
「ギルマス?何を書いているのですか?」
私はギルマスに訪ねた。
「少し…な…。よし!マーキス、後はお前だけだ。」
「はい!ギルマス!!それにしても、ギルマスの教え子か何かなんですか?」
マーキスさんは笑顔で質問している。
多分、凄く真っ直ぐで良い人だ。
「違う、まぁ、色々あってな。」
「ギルマス~依頼報酬は~?」
私は我慢出来ずに聞いてみた。
「その、依頼とは…何なのです?格闘家の女の子と聞いたのですが、本人は魔術師だと言っておりますし…?」
「マリ、眼鏡じゃ。マーキスは後で話すから、奥で書いていてくれ。」
「ギルマス?何を隠しているの?」
「マリ、試しにこの本を…」
「マーキスさ~ん、その紙何なのですか?」
「え?格闘家ランクA申請…」
「いうな!!!」
…は?
いま、何て言った?
格闘家ランクA…?
「はぁ!?ちょっ、ふざけないでよ!!」
「マーキス!!早く書け!!ここは俺が食い止める!!!」
「かっこよくないから!!どいて!!」
「わしはお主の怪力ですぐに死ぬぞ?人殺しになりたくなかったら大人しくしろぉ!!」
「かっ、書きました!!」
「それをバルに渡せ!!!」
「受け取ったわ!!」
「エリー!!」
「はい、マリ!!恩人だろうと容赦は…」
「フンッ!!」
「きゃっ!?」
エリーはオバサンに吹き飛ばされた。
「私に挑もうなんて百年早いのよ!ケイン!!転送出来たわ!!」
「ギャ~~~~!?」
私の悲鳴が街中に轟いた。
「ううっ…お嫁にいけない…。」
「大丈夫、私のところにくれば良いよ。」
アイリが慰めているのかよくわからないことを言っている。
「別にお嫁は関係無くない?」
マーラさんは呆れている。
「何か、ごめんなさい…。」
マーキスさんは悲しそうな表情をする。
「貴方は悪くないですよ。腕、治します。」
私は魔術師アピールしたくて堪らないのだ。
私は飴を持っていないが、新技を試してみたかった。
「出来るのですか!?」
「魔、術、師!!だからね!!」
ちょっと痛いかもだけど良いか聞いたら喜んで頷いてくれた。
「飴無くても使えるの?」
マーラさんが心配しているが、恐らく大丈夫だ。
「ふうぅぅぅ…。」
私は両手でマーキスさんの肩を挟み、電気を通す。
ただの電気ではない、回復の電気だ。
ユニゾンと呼ばれる、A級魔術。
マーラさんから聞いただけだが、中二病のイメトレ力嘗めんな!!
「はああぁぁ…。」
骨を想像しながら手、指へとスライドする。
「…ふぅ。どうですか?」
マーキスさんは腕を動かす。
「………治ってる!?」
よかった。
「私は魔・術・師、ですから!!!」
私は全力でドヤ顔した。
「お主は地味に魔法も使えるよな…。」
「魔術師ですからね!!」
私は超全力でドヤ顔した!!!
「その眼鏡はお主が持っていた方が、アイツも喜ぶだろう。」
「アイツ?」
「王都の図書館長をやっている女から貰った物だ。俺は使わなかったからな。…壊すなよ?」
「壊さないよ!!」
「馬車で五日の隣町に小さめだが、図書館があるぞ?あそこは医療魔術学校や、ハンター養成学校とか、学べる場所が多いから、学園都市ラシャと呼ばれている。」
後ろからガッドさんが説明してくれた…いたんだ。
サヤがいる所だ!!行ってみたいな。
「ハンター養成学校って?」
「剣士、格闘家、魔術師に分かれてそれぞれの技術を学べる学校だ。年齢ごとにクラス分けされていて、モンスターについての知識も学べるから、就職にも役立つ。」
ギルマスが教えてくれる。
…にしても、就職か。
「どうすれば入れるの?」
「王族、貴族からの推薦。普通の人は入学試験に受かれば入れる。後、金を払えるか調べられるが。」
「いつ試験やってるの?」
「今月始めから、入学日前日までだな。枠が埋まり次第終了だが。」
「入学日って?」
「八日後だ。入りたいのなら、俺が推薦文送っておいてやろうか?一枠くらい開けておいて貰えるかもしれないぞ?」
「…お願い。」
私は異世界の事を知らな過ぎる。
常識を学んでおいて損はないだろう。
これからやることも決まっていなかったし。
「あ、ギルドカード返して。それと家。」
「ああ。」
ギルマスはカードを取りに行き、戻ってくる。
「それで、家はどうする?」
「街の外れで、魔法の練習が出来るような広い庭が欲しいかな。」
「外れで良いのか?遠いが…安いぞ?」
「…なら奢ってよ。そうしたら少しは好感度上がるよ?」
「私が奢る!」
「いえ、私が奢ります!!」
二人組が煩いが…無視して良いよね?
「…わかった、奢ろう。これ以上はお前さんに迷惑かけんわ…すまなかった。」
ギルマスは土下座した。
この人本当に凄い人?
謝っている所しか記憶にないんだけど…。
高レベルの依頼とやらは土下座で許して貰えたのですかぁ!?問いただしたい気持ちはあったが 、我慢する。
「ハンター養成学校は夏と冬に大きな休みがあるらしいから、夏の休みにでも来てくれれば、家は完成しているだろう。」
夏休みあるんだね!!
「そうするよ。」
私は返事をした。
職業ランク申請はランクC以上の人と、なりたいランクの人から認めた場合に有効になり、最低ランクはFで、無ランクからだと、最高でランクCから受けられるらしい。
蛇男がランクC、ギルマスがランクB、マーキスさんはランクAだった。
認め方は職業によって違い、格闘家は決闘によって決めるのが一般的なんだとか。
あの小芝居はギルマスを倒したってことだったんだね。
そして驚くことに、僧侶ランクCも貰えていた。
マーラさんだけでなく、バルさんも僧侶ランクCだったのだ!!
見た目は癒しとは真逆なのに…いや、一周回って…癒し系?
残念ながら、魔術師ランクは貰えなかった。
「じゃあ、明日は旅の準備でもしようかな。」
切り替えていこう!!
私は明日の予定を決めた。
書いておいた文章が消滅して、ボロボロの記憶を頼りに書いていったら、素人の私にもわかるほどの駄文になってしまいました。
しかも、穴だらけで纏まりが無い…。
…いつものことか。
次回は、ややシリアスかもです。




