第9話 幸せがやっと見えた
七夕祭を午後6時に開いた。
バーベキューと花火をしたりジュース飲んだりと楽しい時間をすごした4人。
笑顔を見せつつも涼介と聖はひそかに零夜について悩んでいた。
大は零夜が今まで好きだったが切り替えが早いため応援するほうに・・。
涼介のことが好きだと知っている聖だったが
今回ばかりは控えずに自分から好きと伝えに行った聖。
自分と付き合わなければすべてテレビの前の人に伝えると脅してきたKanaについて
考えるほど悩んでしまう涼介。
そんな涼介と聖はなんだかんだ言って喧嘩になっていた。
メンバー1大人な性格の聖は零夜を諦め、涼介の元へと向かった。
「なぁ涼介、ちょっといいか。」
「あ?」
倉庫の影に移動し聖はちゃんと涼介に思いを伝える。
「零夜は涼介のことを本気で好きなんだ。」
「俺のことが・・・?」
「早く気づいて、早く思い伝えてあげろよ。」
「・・・・・・・・。」
「駄目だった、気持ち伝えたけど。涼介しかいない。」
「俺・・が?」
「大と俺で計画した。7時からは2人の時間を作るって。」
「・・・2人だと?」
「じゃ!(微笑)」
そう言って聖はバーベキューに再参加しに行った。
涼介は零夜の気持ちに気づかなかったのを知りとっさに
零夜の方へと向かう。
倉庫の影から微かに涼介と声が聞こえた。
振り向くとKanaの姿が。
「なんだよ♯」
「今日は2人で会う約束でしょ?忘れちゃったかしら?」
「悪いが用事がある。帰ってくれ。」
「あっそ。ケチね。」
今日はめずらしくしつこくなく帰っていったKanaだったが
涼介からにしては不信感があった。
これだけうるせーや帰れと言っていると本当にばらされるんじゃないかと
最近思う涼介は心に決めた。
それは、もうKanaに一切関わらないこと。そして知らん振りすること。
この2つを心に決めた後で涼介は夜の11時半ごろに零夜を自分の部屋に呼び出す。