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第10話 「愛してる」

涼介は自分の部屋なのにもかかわらず、うろちょろし部屋を歩き回る。

そこで携帯にメールが着信された。

履歴を見ると零夜からのメール。


     涼介さんへ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 お皿洗いを済ませたので

そろそろお部屋に向かいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー


涼介の部屋のドアを零夜がノックし、零夜が入ってきた。

少し零夜も緊張していたが笑顔で涼介に近寄ってきた。

「大事なお話って何でしょう?うあっ!」

いきなり涼介が零夜を抱きしめた。

「りょ、涼介さん・・・・・・・・・・。」

 「もっと早く気づいていればよかったんだ。」

「え・・?」

 「俺はお前が好きだ。」

「・・・。」

 「いいか?聞き逃さずに今から言うからよく聞けよ?」

「はい・・。」

涼介が軽くため息をついた。

零夜は何のことかわからず固まっていた。


『愛してる。』

 「え、えーーーー!?」

「何だよ。」

 「い、いや。なんでもないです。」

「・・・(笑)」

ー涼介さんが笑ったとこ、はじめてみたー


涼介の笑顔に零夜も笑顔になる2人。

ドアの前では聖と大がハイタッチをしていた。


まだハッピーエンドではない。

社長はまだ、何も知らない。

そして、今後零夜が引退になるかもしれないという危機も

十分ありえるのだ。


そして最後には涼介とのキス!!

やっと想いが通じ合うことが出来て2人は笑顔に。

それでも涼介はこう言った。

「お前にどんなことがあっても、俺はずっとお前を守るからな。」

 「涼介さん・・・・・・。」

「よし、そろそろお前のソロ曲の作詞をやらないといけない。」

 「え?」

「曲名はLOVEMEだ。」

 「LOVEME」

「あぁ。俺がすべて作った曲だ。」


涼介の曲は結構バラード系が多いが最近はPOP系を中心に作るようになった。

今回は恋愛曲だ。

バラードでもないが、しっとりな曲調に甘い片思いの曲。

好きな人は近くにいるのに気持ちはすごく遠い。

そんな気持ちの彼女の想いを歌詞に。

零夜は今回一人で歌う。

PV撮影も今回が初めて。

出演は零夜以外はまだ未定である。


「はぁ・・・。」

 「どうした。」

「嬉しいです、愛してるだなんて。」

 「はぁ?愛してるだ?調子に乗るなよ?」

「はい!分かりましたよ!!」

 「分かってねぇな?」


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