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APST:BM  作者: ロボゲニウム
[01]地下世界より
1/9

始まりの史実

アーマード・コアがPS4で発売されるのが待てなかったので自給自足を試みた。




つまりロボゲーで見た設定ばかりで御座います。。


プロットは練っていないが気合いで頑張る。

西暦×025年

  世界規模で続いていた人口の爆発的増加は人々を困窮に陥れる――人の欲求を受け止めていた地球資源のキャパシティが限界を迎え、利用可能な土地や需給を満たす資源を求めるようになり、『大戦争』を勃発させる原因となった。


 全ての国家が参加した『大戦争』

 この苛烈な闘争は一世紀にも渡り、戦事利用を目的とした科学の発展を急速に進め『大戦争』末期ではより高威力・広範囲の被害を生み出す目的で『対国兵器』を生み出すまでに至り、『大戦争』中に世界地図は十八回書き直されたとされる。



西暦×103年→企業歴元年

  世界人口の凡そ7割を失い、度重なる対国兵器の投入による大地の荒廃の深刻化と人類絶滅の可能性が危ぶまれたのを契機に『大戦争』終結。

  一部の有力者は『大戦争』以前に凍結していたテラフォーミング計画を秘密裏に進行させ、その生活圏を月へと移す事に成功していたが、それを知る者は全て月へと逃げていった。

  残されたのは、生存のために不足する資源の共有を強いられ希望を失った人々と、『大戦争』で国力を削られ統治機能を失った各国と、そして――『大戦争』による大戦争特需で力を手に入れたひと握りの企業、『テゾブロス』と『ネシキナル』。


  こうして国の意義が失われ、権力を有した大企業によって統制されるようになった人類。

  彼らは再生困難な地上を諦め、地底へ生活圏を移すことによって滅亡を免れたものの、そこに待っていたのは大企業による独占的社会の構築であった。

  大企業の定める苛酷な階級制度は貧富格差を明確にさせ、大企業の関係者でなければ奴隷に近い扱いを受けることとなり、大企業直属の治安維持部隊により反逆者は常に粛清される。

『テゾブロス』『ネシキナル』の二つの大企業による独裁統治は人類が再び地上を開拓する時代へ変遷してからも続いていた。



企業歴0023年

  大企業の独裁統治は安定していたが、反抗勢力が度々現れることに大企業は手を焼かされ、従来の治安維持部隊だけでは迅速に解決できない問題を解消するために二つの大企業が手を組み実施された共同研究によって一つの兵器が開発された。

  『多目的・短時間・搭乗型駆動機』

  『All-Purpose Short-Time:Boarding-type-Mover』

  『APST:BM』(アポスト:ボム)や『APST』(アポスト)と略称されるこの兵器は、直接コクピットに乗り込み操縦することによりAIハッキングによる兵器の暴走行為を制限を可能にさせ、様々な問題に対処できるマニュピレーターアーム、制限時間付きではあるが膨大なエネルギーを生産するジェネレーターなどを搭載した傑作機である。


  事実、『APST』のテストを兼ねた対テロ実戦では、たった1機の『APST』で当時現役だった戦車50台を破壊することに成功させた。『APST』自体の損害は3割に満たなかったという。

  だが、大企業同士の技術の粋を結集させたこの兵器は、一機体に一人が搭乗する人的コストの高さ、歩行動作の段階から高度な操縦技術を求められるその難しさ、『APST』を構成するパーツがどれも最先端技術を利用したオーダーメイド品である為に、生産費と修理費のどちらも非常に高額になってしまう整備コストの高さなどから、大企業といえど負担できない莫大なコストをかけてしまう欠陥兵器だった。


  『APST』の有用性とそれを対価としたコストパフォーマンスの悪さに悩んだ大企業は、『テゾブロス』『ネシキナル』という二つの勢力に加え、『APST』の管理・運用を専門とした『ニュートラルシステム』を企業に囚われない唯一の勢力として設立させた。

  『ニュートラルシステム』は、企業に縛られず自由に要請が可能な中立の機関であったが、『APST』による新たな闘争を生み出す引き金になった。

  膨大な報酬を対価にすれば敵にも味方にもなる『APST』によって、今後の覇権争いが決定すると気付いた企業は、本来の目的であった反抗勢力の粛清から大きく逸れ、『大戦争』に負けるとも劣らぬ『企業戦争』を引き起こす。



企業歴0029年-企業歴0074年

  『テゾブロス』の『APST』による『ネシキナル』襲撃を皮切りに始まった大企業同士の潰し合い……

  逃げ場のない地下世界で始まった破壊、殺戮、止まらぬ悲劇の連鎖……

  世界を獲得せんと争い、次第にその目的を見失い暴走する大企業……

  その諍いに振り回され存在意義が失われ名ばかりとなった『ニュートラルシステム』……

  昨日の仲間であった者ですら互いに潰し合う『APST』とそのパイロット達……

  長きに渡る『企業戦争』の中で急速に進化し、やがて生み出される世界を破滅しうる可能性を秘めた神話の名を持つ十四機の『APST』……

  終わりの見えない戦争に終止符を打つ為に動いた、たった一機の『APST』とそのパイロット……


  一人の名もない英雄の登場によって、45年間続き地底世界を崩壊手前に至らしめた『企業戦争』は漸く幕を閉じた。


企業歴0094年

  『テゾブロス』、『ネシキナル』双方に被害しか生み出さなかった『企業戦争』から奇跡的に建て直しに成功した二つの大企業は、戦争の結果を忘却したかのように睨み合い、世界は再び不穏な空気に包まれていた。


  これから始まるのは、『企業戦争』が終わってから20年の月日が流れた頃に現れた、一人の『APST』乗りの戦いの軌跡である。

 




※この歴史の大部分を主人公ら一般人は学んでいません。


〜設定関係雑記〜

・企業云々:初代ACから。

企業名はランダム生成

暗い世界観が大好きなので独裁風味に。

別に宇宙から大量殺戮兵器を撃ったりしない……筈。

・APST:BM(アポスト:ボム):ACシリーズ全般から。

PS4しか持ってないのでACfaとかVとか遊べない悲しみの果ての産物である

TF2もANUBISも良ゲーだけど、自分専用機とかカスタムしてニヤニヤしたいんだ…!(Switchすら買えない金欠)

・ニュートラルシステム:初代AC(ry

中立(ニュートラル)な仕組みという意味

設定は後々詰めていく。


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