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異世界召喚 棍棒勇者無双  作者: テラニート
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第6話 獣人奴隷

僕は、奴隷市場に向かうことにした。

念のために、僕が売却された奴隷店から離れたところにある奴隷店を選んだ。

僕は、セルゲイの家を脱出する際に、セルゲイの家の金庫を鉄の棍棒で叩き壊し、金貨300枚を取得していた。

この金貨を使って、ハーレムを作ろうと考えたのだ。


僕は、奴隷市場に入ると声をかけた。


「ごめんください。美少女の獣人奴隷が欲しいのですが、良い在庫はありませんでしょうか」


奴隷市場の店主と思われる脂ぎったデブハゲが応対した。


「はい。この国では、獣人は奴隷として使われることが多いのです。はい。ですから、現在も奴隷の獣人、しかも女子を大量に抱えています。はい」


やはり、転移ものと言えば、獣人の相対的地位が低く、奴隷としてちょうどいい位置に収まっていることだよな、と僕は思った。

そして、さっそく獣人をチェックさせてもらおうと思った。


「可愛らしい獣人の女の子を見せてください。人間の年齢に換算すれば、13才から16才前後、元気な処女で、黒髪、おっぱいが大きい子がいいです」


デブハゲが答える。


「それなら、この狸種の獣人がお勧めです。はい」


デブハゲは、年の頃、14、5才の黒髪でややぽっちゃり気味、巨乳でふんわり黒髪のかわいらしい獣人を連れてきた。

その狸種の獣人は、奴隷ということもあって、粗末な白布1枚で身体を覆い隠しており、見えそうで見えない感じが性的な魅力を大幅に向上させていた。

首につけられた鉄の首輪がさらに僕の性欲を興奮せしめた。


おおっ!

僕は、興奮のあまり、下半身が隆起してしまったため、まるで暗殺者にでもなったかのように前傾姿勢になり、それを隠蔽した。

僕は、デブハゲに価格交渉をした。


「なかなかいい獣人ですね。それで、値段はおいくらでしょうか」


「はい。金貨100枚でございます」


うーん。金貨100枚か。

僕は、金貨100枚の価値があるかどうか調べるために【神の眼】を狸獣人に対して使った。


レイナ

性別:女

職業:性奴隷

レベル 1

腕力 2

体力 2

速度 3

魔力 3

精神 3

魅力 8

スキル: なし

状態:非処女


僕は、【状態】欄に着目した。

非処女とある。


このデブハゲは僕をだまそうとしているのかしれない。

勇者になった僕をだまそうとはなんと太い奴なのだ。

僕は、奴隷商人に対して、【神の眼】を用いた。


ゾルゲン

性別:男

職業:奴隷商人

レベル 65

腕力 10

体力 10

速度 10

魔力 5

精神 5

魅力 5

スキル:詐術、棍棒術、棍棒挿入術


僕は、【スキル】欄に着目した。

やはりこいつは【詐術】のスキルをもっている。

人を欺くスキルを持っているのた。

【神の眼】がなければ、僕は簡単に騙されていた。


クッ、魔のスキル、棍棒挿入術も持っているだと。

しかし、ステータスは僕の方が上回っている。

僕は、奴隷商人に対して強気に出ることにした。


「おい、この子は非処女じゃないか。非処女なのに金貨100枚だと!僕を馬鹿にしているのか」


「いやはや、この子は正真正銘の処女でございます。はい」


クソッ、こいつは俺のことをだまそうとしている。

しかし、聖棒の勇者である僕がここで負けるわけにはいかない。


「貴様、嘘をついたな、この勇者の眼にはお見通しだ!」


僕は、鉄の棍棒を抜くと、奴隷商人に殴りかかった。


「ばれたらしかたないです。はい」


そうすると、奴隷商人も棍棒を素早く取り出した。

腕力は僕の方が上だ。

双方が【棍棒術】の使い手。

お互いが決め手にかけ、必死に殴り合った。


ボコッ、ドガッ、ボコッ、ボコッ、ガスッ!


まるで、永遠に続くかのような壮絶な棍棒の応酬が繰り広げられた。

火花が散り、意識が飛びそうになり、ギリギリのところで踏みとどまる。

しかし、やはりステータスの差は大きいようで、僕の方が優勢になった。

僕は、針の穴を通すような正確な殴打で奴隷商人を追い詰めた。

僕は、奴隷商人の棍棒を押し切ると、頭部に必殺の一撃を叩き込んだ。


大地神破斬だいちしんはざんッ!」


僕は、頭に電球のようなものが煌めき、この場で新技を思いついた。

重い鉄の棍棒の一撃が、奴隷商人の頭部を的確に捉え、脳震盪を起こさせた。


そして、僕は、朦朧とする奴隷商人に止めの【棍棒挿入術】を喰らわせた。


「僕だってやられてばかりじゃないぞ!」


僕の聖棒が奴隷商人のケツの穴に突き刺さった。

僕は、腕力と速度を最大限に使って、棍棒を高速で出し入れし、奴隷商人の肛門を痛めつけた。


シュコシュコシュコシュコ!!


「ぐわぁぁぁ!」


奴隷商人が断末魔の叫び声をあげる。

奴隷商人は意識を失った。


その後、獣人のレイナに話を聞くと、奴隷になった経緯が判明した。

レイナの両親は、奴隷商人の獣人狩りにより、棍棒で殴られ殺されてしまった。

そして、レイナは、奴隷商人によりレイプされ、性奴隷として売られることになった。

僕は、悲しい話だと思った。

この世界は、悪意と詐術と【棍棒】に満ち溢れている。

勇者の僕が、世界を正しい方向に導く必要がある。


レイナは僕が両親の仇である奴隷商人を討伐したことにより、僕のことが少し気になっているようだ。

これは恋愛のきっかけになるのだろうか。


しかし、勇者たる者、簡単に女子に手を出すわけにはいかない。

僕は、レイナの保護者になることに決めたのだ。


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