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Legend of brave  作者: たいがー
第二章:旅立ち
21/45

7

昨日投稿する予定だったのですが、度忘れしてしまい今日になってしまいました。

「魔力というのは無色透明、無味無臭。さらに触ることすらできはしない。そんなただのエネルギーを、ある法則にしたがって変化させ、体外へ放出することを魔法と呼ぶんだ」

 秀介は今、レオナールにこの世界のことを教えてもらっていた。秀介がこの世界で生きていくには、常識がまだ足りていないためだ。

「魔法と魔術は何が違うんですか?」

「魔法と魔術は似て非なるものだよ。魔法は感覚的に体内で魔力を違うエネルギーに変換させるのに対して、魔術は少々複雑な工程を経て様々な現象をおこすものだ」

「現象?」

「ああ、雨を降らせたり、雷を落としたりする気象現象。地震を起こしたり、マグマを噴出させたりする地殻変動などの現象。精霊と対話し、力を貸し与えてもらう超常現象や心霊現象。他にも様々な現象を引き起こすのが魔術さ。この魔術というものは自身の魔力を通じて世界と繋がらなければならない、それができるのは本当に魔力を熟知した人だけなんだ」

「へえー」

 実を言うと秀介はレオナールが離した内容の半分も理解できていなかった。なんとなく魔術はすごいという感じがあるだけだ。

「じゃあ次はこの世界の種族について説明しようかな」

 レオナールは、秀介から元の世界では人間以外の種族なんていないと聞いた時には、天地がひっくり返るような衝撃を受けた。レオナールからしたら他の種族が居るというのは当然のことで、人間だけがいるというのは何とも人間に都合のいい世界なのだ。

「この世界には人間の他にも、エルフ、ドワーフ、ホビット、マーピープル、ドラゴニュートなど、様々な種族が共存している。それらは我々人間の間では「人たる種族」と言われている」

「へえー」

 「人たる種族」というのは、人の言葉を解する人型の生物全般を指す。ケンタウロスやミノタウロス、ゴブリンなどもそれに該当する。

「二人とも、もうすぐ昼食ができますので、少し手伝ってくださらない?」

「あ、うん」

「じゃあ、続きはランチの後にしようか、シュウスケ君」



 延々と続くような草原を、爽やかな風が駆け抜ける。秀介は思わず目を瞑った。

 レオナールの授業のあと、秀介は聖剣の性能について調べることにした。

「まずは素振りでもしようかな……」

 今まで聖剣についてわかっていることは、持っていると全身の感覚が研ぎ澄まされ、常人ではありえないほどの反射神経が身に付くということだ。

(素振りしてる分じゃ何もないんだけどな……)

 剣を振るたびに、マルギザーニャでの訓練でも経験した鉄の剣の想像以上の重さが、腕に負担をかけてくる。だが、あの日魔族の放った魔弾を斬りおとしたときには、聖剣は重力に従うのをやめたかのように軽かった。

「ん?」

 秀介は後ろから近づいてくる何かを感じ、振り向いた。

「うわぁー、可愛い!」

 そこに居たのは、茶色い毛で被われた野兎だった。可愛いモノ好きの秀介は、うさぎを無我夢中で撫でまわした。

「うふふっ、もふもふだぁ」

 思う存分撫でまわしたあと、秀介は一つ疑問に思った。

(ウサギはどこの世界でも変らないのかな)

 レオナールの授業では、この世界に居る動物は(話を聞く限りでは)秀介の世界に居る動物と変わらないと聞いていた。魔物と呼ばれるモノは、体に宿る魔力が一定以上に多く、その魔力を使う動物というだけの話で、魔物も基本的には動物と変わらない。

 しばらくウサギの顔を見ながらほのぼぼしていると、突然そのウサギの顔が縦に裂け、中からグロテスクな触手が秀介に襲いかかってきた。

「うひゃあぁああ!!! 」

 秀介はバックステップで距離を取り、聖剣を構えた。心臓がありえない速度で動いている。ウサギの顔から出ている赤黒い触手には口があり、耳につく甲高い叫び声をあげている。秀介の肌が一気に粟立った。

「な、何なんだよあれ!」

「ギャアァァ!」

 ウサギは猛スピードで突っ込んでくる。秀介は吹き飛ばされるように横へ跳び退き、聖剣を振りかぶった。

(あれ? 何だこれ、軽い! どう動けばいいかが分かる!)

 秀介は振りかぶった聖剣をウサギの首元目掛けて振りぬいた。

(すごい、やっぱりすごい!)

 首を失ったウサギは勢い余り、土煙を上げながら地面に倒れた。首は遥か遠くに落ちている。秀介はウサギの死体に一瞥すると、身震いして馬車に戻った。

「レオナールさん、この世界のウサギはみんな……ああなんですか?」

「ああって、何?」

 秀介はレオナールに今日会ったことを話した。今日はあいつが夢に出てくるという妙な確信があった。

「安心していい、そのウサギはたぶん魔物だろう、普通のウサギは君の世界のウサギとなんら変わらないと思うよ」

「魔物ですか、良かった……」

「その魔物はウサギが強い魔力によって感化されたものだろう。たぶん肉食だ、危なかったね」

 秀介は恐怖と安堵の入り交ざった表情を浮かべた。



 一ヶ月後、秀介一行はドワーフの国に着く。更なる災いと共に……。



小説を書いていたせいで、定期テストは散々な結果に終わりました。勉強は大事だとしみじみ思いました……。よーし、定期テストも終わったし、心おきなく小説を書くぞ!(笑)

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