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オジー王国の謎  作者: 寺子屋 佐助
第二章 オジー城編
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6話 かずやの思考

更新遅れてすみません。

先月はマジで忙しかったのです。

本当申し訳ない。


今回、食事中のお方……がいれば注意してください。


では久方ぶりにどうぞ。

 見た目は山奥に佇むこぢんまりとした山小屋、中身はコテージの一室をキャラバンに詰め込んだような荷車の中。

 俺は一人裸で絨毯のような布を身体に巻きつけて、哀愁を漂わせながらポツンと寂しげに座っていた。

 さっきまで感じていた暖かな気持ちが嘘のように消え去っている。

 俺は自分の周りに負のオーラを纏いながら床をつつく。同時にブツブツと呟きながら俺はこうなった成り行きのことを思い出していた。


 事の始まりは俺たちがゆっくりと昼食を食べ終え片付けをしているところだった。

 何か手伝いたいと思っていた俺は他の人より一足早く食事を終えると、皆の容器を回収していた。

 まぁフレークとかの軽い食事だったから洗わなくても振るだけで良かったし、第一、皆食事の仕方がやけに丁寧で食べこぼしも無かったから楽だったのだ。

 しかし、俺がタミの食器を受け取る瞬間。俺に悲劇が起きた。

 そう。タミが礼を言いながら俺に食器を渡したかと思うと、突然ほんの僅かだが俺の頭の上を何かが掠めたのだ。その動きを追ったのかタミは微かに視線を上げるといきなり顔を顰めて目線をあえて逸らしてきた。

 突然のことに戸惑う俺。

 今は食器を持っていて確認することができないが俺の頭に何かでもついているのだろうか。

 いや、もちろん特別仲がいいって訳でもないし、俺が口元を汚していた時にも似たようなことがあったから構わないのだが、今のはあからさますぎないだろうか。

 そんな事を思いながら困惑する俺にタミは目線をこちらに戻すと、僅かに言いづらそうにこう告げた。


「かずや君なんか……匂うね」


 心の中を稲妻が貫いたような衝撃と同時に白目を向きながら固まる俺。

 客観的に見たら俺は粘土で出来たハナワのようにも見えるだろう。

 タミによる爆弾発言、というかショッキングな指摘に俺は自身のどこか大事な場所がパリーんと割れる幻聴を聞いた後、頭を地面につくぐらいガクンと落とした。

 タミの遠慮がちに鼻をつまむ動作が俺に追い打ちをかける。

 俺はどことない喪失感を抱きながらタミの食器を危なげに受け取るとおぼつかない足取りで歩いていった。

 普段ならダメージは皆無に近かっただろうが今の俺は精神的に回復していたばかりである。

 いわゆる病み上がりな俺にそのような発言は傷口に塩を塗るようなものなのだ。


「多分、さっきバザールさんがそのぉ、こっそりかずや君のターバンの上に何かを乗せたからだと思いますよ。だからかずや君の体臭ではないと思います」


 そう言ってフォローしてくれたのはカリンさん。その気持ちは本当に嬉しいのだが、でもカリンさん、どうしてあなたは俺の目を真っ直ぐに見つめながらそんな事を言うんですか?

 そんな風に力強く言われたら俺がそーとー臭いみたいな感じになっちゃうじゃないですか。

 正に傷口に塩、いや消毒液を塗られたような感じである。こちらは思いやりを感じるだけにヒリヒリと痛む。

 まぁ、匂いなんて気にしないんだけどね。風呂に入れてないだけだし元々綺麗好きなタイプでもないから関係ないしね。はははー。

 なんとなく自分が壊れていくような錯覚を覚えた俺は自然な流れで、というか自分を悟られないようにカリンさん達に一言入れると、俺はそのまま落胆しながら彼女達に背中を向けた。

 とにかく俺はションボリとした気分でトボトボと歩いていると、視界の片隅でバザールがゲラゲラと腹を抱えて笑っている姿を捉えた。

 飛べもしない翼しかないくせに俺に指をさすとか生意気でしょうがない。てかこいつが原因だし。

 俺は行儀が悪いと分かっていながらも、両手は食器で塞がっていたので、バザールに唾をかけると、上手い具合に両目に入ったのか、バザールは急に目を抑えて暴れ出した。

 二階から目薬ならぬ至近距離から唾攻撃である。ざまあみろ。

 なんとなく自分のリミッターが解除されたような感覚をひしひしと感じながら心の中で悪態をついた俺はギャーギャー叫ぶバザールを無視しながら歩きだした。

 俺はひとまず食器を拭いているアミさんのところに届けると、アミさんも俺のターバンの部分をちらりと見ながら視線を逸らした。

 彼女のその様子に、流石に確認しないと不味いと感じた俺はとにかくターバンを取り筈す。

 もうなんとなく匂いで分かっていたが、そこには茶色の絵の具を小さなくるくる巻きにしたようなものが俺の真っ白なターバンに張り付いていた。

 ハエがうるさく飛び回っているし、これはまさしく便であろう。

 俺は自分のターバンに迷わず砂をぶっかけるとそのまま未だに


「目が、目が〜」


 とか言っているバザールのところに戻って飛び蹴りをした。

 ぶぎゃあ、と言う変な声を出すバザール。まぁ、俺の服に便などという不快極まりないものをつけてきたのだから当然である。

 落とし前はキッチリつけてもらわないと気が済まないしな。

 俺は更にバザールの上に乗りかかりながら首を絞めると、頭を思いっきりゆすぶりながらこう告げた。


「おいてめぇ!いつっていうかどうやってあの便をつけたんだよ⁈」


 お食事中の方々には申し訳ないが少し鳥の便について説明させてもらうと、鳥の便というのは固体ではなく、液体に近いものだ。ましてや色は茶色ではなく、食べ物によるが、白などの明るい色に近い。

 つまり何が言いたいのかというと、バザールではあのような色をした便を排便できないのである。

 紛いなりにもあいつはダチョウだ。

 たとえ小学生のような思考をしていても、ダチョウはダチョウなのだ。

 俺がいつも以上にくだらないことを考えながら思考に耽っていると、バザールは荷車の後ろで立ち大便を済ませる馬の皆様を嘴でさしながら俺に言った。


「あー、あれか。ちょっと借りてきた」


 ちょっとまて。便に借りるもクソもあるか!!!

 もちろんクソはありますが、それとこれとは別の話だ。

 さっきの俺の姿を思い出したのか、それとも不意に出た俺のツッコミがツボにハマったのかバザールは瞳の端に涙を浮かべると、地べたを転がりながら爆笑しはじめた。

 あーもう頭が痛くなってきた。

 俺がそんなこんなで頭を抱え出すと、誰かが俺の背中をチョンとつついた。

 思考が色々ごっちゃでよくわからなかった俺は少し苛立たしい気持ちを声色に乗せながら振り返ると、そこにはゴホンと咳払いをしながら立つアミさんがいた。

 もはや何もかもが突然すぎる展開に目を回す俺。

 そんな俺にアミさんは一言断ると、容赦ない一言を俺に浴びせてきた。


「かずや君、匂うので服を脱ぎましょう」

「えっ?」


 はい?なぜ俺は突然女性の方に脱がされているんですか?

 そんな俺の疑問も虚しくアミさんは、急にいやらしい笑みを浮かべながら現れたバーチャマおばあちゃんと共に俺の服をサッと脱ぐとどこかへと去っていった。

 待て。俺今、すっぽんぽ……。

 その後の展開はあまりにも早すぎた。

 まずサンドロが俺を担ぐ。運ぶ。ココナムが荷車のドアを開ける。

 俺、放り投げられる。変な毛布が投げられる。ドアが閉まる。そして放置されるである。


 こうして現在に至る。

 正直意味が分からなかったが、俺はこうしてこう……あーもー分からねぇ。

どうしてこうなったかは作者にも分かっておりません。ご了承ください。


また今月も忙しくなりそうなので事前連絡させていただきます。


今後もよろしくお願いします。


本当に今更ですが、感想などお待ちしておりますので何かありましたら、その時はよろしくお願いします。

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