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この体で魔法が使えたら...  作者: Clover
1章 出会いの物語
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魔法との出会い

このゲームには"魔法"というシステムがある


"魔法"とは・・・MP-マジックポイントを消費することで、使うことができ、攻撃魔法・守備魔法・回復魔法・移動魔法・生活魔法の5種類がある。そして、これらの上位互換として究極魔法が存在している


使用者により魔法の属性が違い、基本的には火・風・水・土これらの四大元素から派生したものになる


FLCでは好きな名前を名乗ることができ、僕は本名の光をフランス語にしたルミエルから、最初と最後をとってルルとした


まだ、魔法属性は分からない。最短で魔法属性を割り出すためにはここ最初の街・マインドルフから北西の葉に行き、すぐそこにある大きな町の属性判断士に判断してもらうことだ。もちろん属性判断士はNPC


しかし、みんな同じゲームの開発に携わっている。だから全員が同じ考えで北西に行くと考えた。人込みは嫌いだ。そこで、僕は先ほどの女性に話しかけた。


ルル「こんにちは僕はルルです。パーティーを組みませんか?」


??「どうも...私はルナです......わかりました。どこへ行きますか...?」


ルル「そうだなぁ...北東の街とかどうでしょう?クラスチェンジもできますし、なにより安い武器屋があったはずです。」


ルナ「えぇ、そうしましょう。それにしても詳しいですね。私は音楽を作っているので、ゲームの事を全然知らなくて...」


ルル「僕は北東MAP担当ですから!」


ルナ「じゃあ行きましょうか。それと...パーティーっていうのはどうやって組めば...?」


ルル「ちょっと待ってくださいね。招待送ります。」


僕は「メニュー」とつぶやいた。こうすれば、メニュー画面が出てくる。メニュー画面をスクロールし、ルルにフレンド申請とパーティー申請を送ると、ルルの前に画面が出てきた。そこには○と×が書いてあり、〇を押すと承諾、×を押すと拒否ということになる。僕はルナに○を押すようお願いし、フレンド申請とパーティ申請が完了した


マインドルフから北東のノーオストまでは30分かからないくらいで到着した。ほとんど人はいなかったが、同じ部署の部下に話しかけられた。


「光さん!こんにちは!柊 春兎改めハリーです!」


「こっちではルルって呼んでくれ。それにしてもやっぱり俺の部下はここに来るんだなw」


「当たり前ですよ!自分たちで開発してるところなんですから、真っ先に見に来ちゃいましたよ!ところでそちらの女性は?」


「ルナさんだ。音楽を作っているらしい。」


「すごいですね!2人でパーティー組んでる感じですか?」


ルル「あぁ、まぁな。」


ルナ「どうも...」


「部長...頑張ってくださいね。」


ハリーが耳元で囁いた。途端俺は叫ぶ


「そ、そんなんじゃねぇから!」


ルナが困惑した表情で質問する


「なにが...ですか?」


照れ隠しに笑いながら


「いや、なんでもない...」


と言った。すると、ルナは満面の笑みで


「ルルさん、ずーっと2人で旅しましょうね。あなたは私が守りますので!」


となぜか誇らしそうに言った。あまりにも突然のことで理解がおいつかなかったが、徐々に恥ずかしさがこみあげてきた


ハリーは


「僕は邪魔だったみたいですね。それでは失礼します!」


と言いながら、走り去っていった


「あぁいうやつなんだ。許してやってくれ」


と謝ると、ルナは


「全然いいんですよ。じゃあクラスチェンジ?しましょうか!」


そんなに気にしていなさそうだったので良かったと思いながら、クラスチェンジができる店に来た。


中に入るとそこには60歳くらいの占い老婆が水晶をもって座っていた。ここは僕が力を込めて作ったとルナに説明すると、興味深そうに話を聞いてくれた。


現実では女性とは無縁の存在だった俺が、まさかこんな形で、女性と仲良くなれるとは...内心そう思いながら、老婆に占いをしてもらった。


その結果僕は、剣士と魔法使いの二刀流がよいとおススメされたのでサムライに、ルナは弓の扱いに長けているらしく、スナイパーにクラスチェンジした。お金を払い店を出ると、見た目が戦国時代風の武士になっていた


武器屋に行く前にこの町のテレポート場所をチェックして、移動魔法を使えるようになれば、いつでもここに戻ってこれるようにしておいた


武器屋「ウォーリアーズハウス」


ここは中央の街の8割の値段で武器や盾、回復クリスタルを買うことができる神SHOPだ(もちろん製作者は僕)


手始めに片手剣で一番軽く、切れ味も鋭い妖刀アシュラを買うことにした。ちなみにお金の通貨はセルだ。最初から持っているお金は10000セルで、妖刀アシュラは7500セルもした(クラスチェンジする時に1000セル使っている)


他に回復クリスタル(1個150セル)を10個買ったらぴったり所持金が0になってしまった...計画性のない買い物すぎたかもしれない


ルナは射程が長く味方のカバーが得意なロングボウと和弓を買っていた。弓は安いらしく2種類買えたそうだが、そのせいで回復クリスタルを買うお金はなく、僕の5個をルナに譲った


しかし、このままだと僕の役職『サムライ』の特権である剣と魔法の二刀流ができないので、属性判断士がいる北西の街ノーエストかこのまま東に進みもう一人の属性判断士がいるシーブルグに行くか話し合うことにした。


ボスの攻略順としては北西→北東→南東→南西→ラスボスの順なので、最初のボスがいるノーエストがいいのでは?となったが、距離と次の攻略の事を考え、シーブルグに行くことにした


道中レベリングができる狩りスポットで2人のレベルを3まで上げてから行くことにした。ここで、戦い方をルナと一緒に覚えるつもりだ


狩り場 -ウォルフベルグ-


「まずは僕がレベルを上げる。そして僕のレベルが上がったら、モンスターのヘイトを買うから弓を打ってくれ。」


「わかりました。死なないでくださいね。」


小さくうなずき狩り場に入ると、5メートルほど先に人型のオオカミがスポーンした。


モンスターの上には『ウォルフマン』と書いてある。するとこっちを見るや否や突進を開始した


横に飛ぶとそのまま壁にぶつかり、HPバーの横に混乱マークがあった。これはチャンスだと思い、妖刀アシュラを振り下ろした


HPバーが6割ほど削れ、もう一度振り被った瞬間後ろからルナが「危ない!」と叫んだ。振り返るともう1体のウォルフマンがすぐそこまで迫ってきていた


その瞬間後ろのウォルフマンが綺麗なエフェクトを出して、いなくなった


すかさず最初に削っておいたウォルフマンにとどめを入れた。経験値が入り、レベルが上がり、ステータスも上昇し、ドロップアイテムも手に入れた


後ろから来たウォルフマンを倒したのはルナなのか...?と思い、ルナの方を振り向くと


「私が倒したわ。この和弓案外威力が高いのね。頭に当てたら一発で倒せちゃったよ。」


こちらの考えを汲み取ったのか間髪入れずに答えが返ってきた。なぜ初使用の武器でヘッドショットができたのか聞くと、ルナは中高と弓道部で部長をしていたらしい。なるほど...道理でスナイパーにクラスチェンジした訳だ


なんにせよ、今のバトルで戦い方もわかったので、再びリスポーンしたウォルフマンに今度はこちらから突進を開始した


ウォルフマンが気づく前に右下から左上に斬り上げ、刃先をすぐに反転させ今度は左上から斬り下ろした


これがソードスキル『燕返し』だ。さっきレベルが上がった時に、習得していた。おそらくサムライの兵種スキルとやらなのだろう


マップ開発をしてる僕にはこの辺のことは何ひとつわからないが


数分もすると、2人ともレベルが5に到達し、セルも2000ほど集まった。あまりここで時間を稼ぐと昼に出てくる強いモンスターと遭遇すると判断し、シーブルグへ急いだ


2時間ほど歩くとシーブルグに到着し、そこで昼食を食べることにした。シーブルグは湖のすぐ側にある城塞都市のような雰囲気で、街には釣り人や兜鎧を身につけた兵隊がたくさんいた


さて、昼食に戻ろう。僕はこの街の名産『ザンダースパイク』という魚の切り身だ。大きい淡水魚らしいが、海水魚っぽい味がした。ルナはザンダースパイクが入ったシチューを頼んでいた。しかし、先ほどの狩場で稼いでいた金が500セルまで減り、姓名判断をするための1000セルが払えない状況にあった


そこで、昼だが食後の運動ということで少し狩りをすることにした。昼に出てくるモンスターは強いと聞くが大丈夫なのだろうか...?そんな不安もよぎったが、戦ってみないことにはわからない。街を出て、北の狩場に向かった


狩り場-ダンダラ-


狩場に入ると、突然目の前に巨大なモンスターは出現した。その瞬間出口が閉じ、逃げることができなくなった


モンスターのステータスを見ると、ダンダラボッチ LV:15と書いてある。2人のレベルを足しても足りない。しかも逃げることができないとなると、このモンスターを倒すしかないのだ


そんなことを考えているとダンダラボッチが動き出した。タゲは僕だ。僕がヘイトを買っている隙に弱点を見つけて、ルナに射抜いてもらうよう指示すると、ダンダラボッチは両手を組み叩き下ろすように攻撃してきた。回避行動で避けると、ちょうどルナとは対角線上の位置に来た


するとルナが


「あった!首の裏よ!」


と叫んだ。僕はダンダラボッチの注意を引きつつルナに


「僕がずっと背中を見せ続けるから、弓で射抜いて!」


と指示をするとルナはうなずき、和弓を引っ張りダンダラボッチの首を目掛けて射抜いた。その瞬間、ダンダラボッチは大きく叫ぶと同時に体を反転させ、ルナの方へと向かっていった


これはまずいと思い、足首に何度も剣を斬りつけたが、びくともしない。しまいには手で軽く払われ、壁に激突した。体に激痛が走り、HPバーが赤くなる


ルナの方を見ると回避をすることができず、攻撃ができずにいた


しかもルナのフルパワーショットを弱点に当て、燕返しで斬りつけたはずのダンダラボッチの体力は3割ほどしか削れていなかった


このままでは2人とも死ぬ...と思い、持っていた回復クリスタルを全て使い、体力を9割まで回復させた。そして突撃を開始した


ルナからタゲを貰うべく、足首から背中に掛けて斬り上げ、刃先を反転させて切り下ろすソードスキル「燕返し」を使い、HPバーが半分を切ったところでタゲが僕に移った


壁際まで誘導すると、先ほどと同じ攻撃を繰り出そうとしていた。その瞬間ルナの弓がダンダラボッチの弱点に直撃し、ダンダラボッチの動きが止まった


これを好機だと捉え、壁を駆け上がると首に刀を突き刺した。妖刀アシュラの効果で、ダンダラボッチに呪いが付与され、HPがじわじわと減っていき、ついに赤ゲージまで削れた


そのまま飛び降り、最後の一撃をルナに放ってもらうとボスはエフェクトを出して、いなくなった


獲得報酬を見ると、恐ろしい量の経験値を手に入れることができ、レベルは一気に9まで上がった。さらに、魔導書の強化アイテム「アブソープ」という魔道具を手に入れた


この魔道具は魔法で攻撃をするたびに、与えたダメージの半分を回復するという効果らしい。おそらくこれを使えば撃ち合い性能が高くなるだろう


目標の1000セルを稼げたのでシーブルグに帰ることにした。ルナは通常の矢よりも威力が10も高い矢を50本も手に入れたそうで、戦闘には困らないらしい


さて、シーブルグに戻るとこの街のテレポート場所であり、魔法属性を判断できる店「マジックトリビュー」にきた


1000セルを払い属性判断士に魔法属性を聞くと


「あなたの魔法属性は"光"です。」


と教えてくれた。本名的にもいいチョイスだ。判断しに魔導書を貰うと、ルナの判断を待った


5分ほど待つとルナが出てきた。魔法属性を聞くよりも先になぜこんなに時間がかかったのか聞くと


「遅くなってごめんなさい。私の魔法属性は月らしいのですが、10000人に1人の確率でしか選ばれないレア属性だったらしく、魔導書の用意に時間がかかってしまいました。」


僕は驚いた。ルナにはとてつもない才能がある。そう確信し


「ルナ、僕と一緒にギルドを開こう。それもボス討伐メンバーの中でも強い奴らが集まるギルドだ。」


ルナは驚いていた。しかし、少し考えると


「えぇそうしましょう。でも私以外の女性とはパーティー組まないでね?」


満面の笑みでそう言ってきた。これは僕に気があると思い、告白をしようと考えたが出会って6時間ほどしか経っていない女性にいきなり告白して成功するわけがないと考えながら、元気に「はい!」と返事をした


これから起こることなど、なにも知らずに...




                      第1章 第1話 魔法との出会い

ちなみにこのゲームは結婚という機能もあり(もちろんゲーム内で)、その道中で告白を成功させていると技能経験値がもらえるという少し複雑なシステムになっているそう

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