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地獄の歯医者

作者: 宿題忘れた

I want to be dentist.

私は歯医者になりたい 不定詞

でも、これは関係ない


引っ越して初めての歯医者さんに行った

そこは

昭和30年ころに建てられたちょっと豪華な一軒家

きっとおじいさんの時代から歯医者をやっていて裕福だったに違いない

この建物の中に入りたくてここを選んだ

中に入ってみると今の建売にはない良い作りだ

でも待合室にお客さんが誰もいないことに

建物に夢中になっていたニャーは気が付かなかった

それはこれから起こる地獄を事前に暗示しているのに

うかつであったーぁ!!


名前を呼ばれて診察室に入ると

先生が凄いお爺さん

機械も古い、昭和30年代って感じ

鉄人28号みたいなフォルムだ

こんなんよく動いてんな

「痛かったら右手を挙げてくださいね」と

どこの歯医者でも聞くセリフを言われた

ニャーは多少痛くても手を上げない

精神修養だと思っている

治療が始まる

先生、手が少し震えていない?

痛、いたた、あたただだだ

まけ、もう負けました、負けでいいです

右手を上げると

渡辺直美みたいな太った看護師のおねえさんが

「はいはいわかりました、もう少し我慢しましょうね」と

言って挙げた右手を押し下げる

えっ?ちょっ!話が違うニャ 痛い言ってるニャ

非情にも治療が続く

あだっ、痛いって

また右手を挙げる

渡辺直美みたいな太った看護師のおねえさんが

「はいはいわかりました、もう少し我慢しましょうね」と

言って挙げた右手を押し下げ

さらに押さえ込む

ちょ、ちょ、いい加減にするにゃ

ニャーは怒らせると怖いんだぞ(涙目)

蹴るぞ蹴りしかない蹴りだ蹴りー

今度痛かったら蹴るぞー ジタバタ

とか思ってたら治療が終わった

「次回は水曜の6時です」だって

こんなところ二度と来るもんかー バカーッ!

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