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ビッチとはよく言ったもんだな  作者: きっと小春
第一部 弾丸黒子とはよく言ったもんだな編
30/35

頓知頓才とはよく言ったもんだな

 毒薬の瓶を手に取りました。あのとき、魔道士ダリル様の言っていた魔導の力だと思うのですが、一瞬何かを感じました。


 毒薬または瓶のどちらかが、魔道具だったのでしょうか? 条件が揃うまたは発動しなければ、【呪詛印】は肌に浮かび上がってきません。それに【呪詛印】は【スライムの水晶】で隠蔽化しているため確かめるには、解除して全裸になる必要があります。


 何となくですが、この毒薬は、毒薬としての効果を失ってしまった…そんな予感がしました。


 それよりも、今は、この地下牢から脱出しなければなりません。鉄格子の扉に触れると、小さな金属音を立ってて扉が開きました。


 この牢獄も魔道具なのでしょうか? 【手繰り寄せの壺】の【呪詛印】が、次々と魔道具の力を奪い取っているみたいです。


 薄暗い廊下に出て慎重に進みます。


 今の私が出来ること。警備兼御者兼庭師のアルマさんから教わった護身術。ハンターのレイゼさんから教わった火矢の魔法2回分。【手繰り寄せの壺】の【呪詛印】の電撃。【ワーウルフの鏡】の【呪詛印】のワーウルフの膂力。【ダイオウイカの魔導箒】の【呪詛印】の気絶臭。


 廊下の突き当りにある扉を開き、階段を上ると、突然、照明が消えてしまいました。


 敵が襲ってくる気配はありません。照明も魔道具なのでしょうか? 考えていると、私の体が発光し始めました。階段を下り扉の内側に入り、光が上層階に漏れないように身を潜めます。


 メイド服を解除して、つるっぱげ&全裸になり、この発光の原因となる【呪詛印】を探します。右太ももにランプの絵柄の【呪詛印】を発見しました。


■追加

・魔道具の名称:照明のランプ

・魔道具の形状:ランプ

・魔道具の能力:周囲を照らす

・刻まれた部位:右太もも

・呪詛印の絵柄:ランプ

・発動時の能力:光量を調整できる

・無意識の効果:常時発光


 常時発光って、何という迷惑な効果なのでしょう。光量を調整できるとあるので、最小にしましたが、仄かに発光しています。昼間なら目立たないかも知れませんね。では、最大に…。


「め、目が…」しばらく視界が戻りませんでした。


 小さな室内で光量を最大にすれば、眩しすぎて私の位置を把握することは出来ないと思います。全裸でも、私の裸体を見ることも出来ない。これは…使えるかも知れませんね!


 透明なドロドロの汗で体をコーティングし直します。ここに新しく遮光の効果を追加します。そして、右手の掌には遮光の効果を与えないようにします。これで掌を握れば光が漏れず、開けは照明になるのです。また衣装は、メイド服から魔女ローブに変更しました。


 再度、階段を上がると、暗い室内で右手を開き、周囲を確認しました。ここは、まだ地下なのでしょうか? そこそこの広さの部屋です。周囲には地下から出て来た扉を含めて、5つの扉があり、近くの扉から順番に開けることにしました。


 一つ目の部屋を開けます。ガチ。あれ? 鍵が掛かっています。うん? 左手に違和感を感じて、見てみると、なんと左手の人差し指が…鍵に? 驚きながらも…。


■追加

・魔道具の名称:牢獄の扉

・魔道具の形状:扉

・魔道具の能力:閉じ込めた対象の力を抑制する

・刻まれた部位:左手の人差し指

・呪詛印の絵柄:鍵

・発動時の能力:触れた錠前を解錠する

・無意識の効果:施錠された物に触れると左手の人差し指が鍵になる


 冷静に【呪詛印】を確認します。なるほど、牢獄の扉の魔道具でしたか。鍵になった左手の人差し指で、再び扉に触れるとガチャっと解錠された音がしました。


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