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ビッチとはよく言ったもんだな  作者: きっと小春
第一部 弾丸黒子とはよく言ったもんだな編
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探驪獲珠とはよく言ったもんだな

「魔物に比べ人間は、あまりに脆弱すぎる。魔力でどうにか戦うことは出来るが、魔力は有限であり、一撃必殺でもない。つまり一匹の魔物に対して、複数のハンターで対応する必要がある。そして、魔物も単独で行動することは少ない。必然的に、ハンターの数も増やす必要がある」


 なるほどです。だから、見知らぬ顔のハンターたちも一緒にいる訳ですね? 狙われているかも知れないという事を隠していて、申し訳ないのですが、可能ならば…知らぬ人とは交流したくないのですが…。


 ここは街から離れたとある街道です。これから魔物討伐の実践練習を行うのです。


「まずは、魔物が一匹になるまで、アリア様とパルは待機で。アルガ、ベルタ、ジゼフは、魔物を探して来い。残りのウイナ、バーラは、アリア様とパルの護衛を」


 アルガさんは、ひょろっとした青年。ベルタさんは、ちょっと太った魔法使い風の女性。ジゼフさんは小柄な中年男性。ウイナさんはガッチリした青年。バーラさんは強面のおじさん。


 ハンターを雇うと、一人頭…一日に金貨1枚だった気がします。とても高額なのです。それでも護衛料金をケチって死ぬよりは、全然良いのですが…。お屋敷の主であるフィロア様に感謝です。


 もしも、フィロア様が、私に害を及ぼそうとするならば、態々…私を鍛えたりしませんよね? えっ!? この実践練習中に…事故死を装って? 怖いことは言わないでください。


「中々戻ってこないな…。実戦練習の説明をしておきますね。最後の一体になった後、アリア様には、魔物の攻撃を受けてもらい魔物の攻撃を防げることを体験してもらいます。そして、パル。お前は、攻撃疲れの魔物に、火矢の魔法で攻撃して、最後は…接近し…【手繰り寄せの壺】の【呪詛印】で止めを刺せ!」

「だ、大丈夫でしょうか? 【手繰り寄せの壺】は、そこまで威力があるのでしょうか?」


 今日は、魔女ローブではなく、通常のメイド服だ。つまり性格も、強気で負けず嫌いではなく、只のおしゃべり大好きなドジっ子なのです。狼の耳を出しっぱなしでしたが、アルガさん達は、何も言わずに受け入れてくれました。


「わからんが…。一応、いつでも助けに入れるようにしておく。安心しろ」

「は、はい…。よろしくお願いします…」


 やがて、魔物の捜索をしていたアルガ達が、3匹の魔物を引き連れて戻ってきた。魔物は、一見すると犬にしか見えませんが、よく見ると目が4つあります。逆に言えば、それ以外は犬にしか見えません。


「アリア様は、硬化の魔法、疾足の魔法、豪腕の魔法で身体強化をお願いします。それと…念の為に浮盾の魔法で身をお守りください。パルは、アリア様の近くで待機。ウイナ、バーラ、行くぞ! 最後尾の魔物は攻撃するなよ。練習用に生かせておけ!!」


 騎士たちが、魔法の武器を使うように、ハンターたちも魔法の武器を持っていました。それぞれが自分の得意な武器を手に持っているのですが…。えっ!? 私達? 武器などありませんよ? 持っていても…使い熟せませんからね…。


「私、ウイナ、バーラの順で、魔物を受け止める。バーラの魔物が練習用だ。私にジゼフ、ウイナにアルガ、バーラにベルタがサポートに付いてくれ!」


 露出が多めの魔女ローブを着たレイゼさんの武器は片手の杖です。しかしレイゼさんは、あくまで魔法が攻撃を主体にしているみたいです。ギリギリまで惹きつけた魔物に対して、疾風の刃を放ち、あっさりと魔物を上下に斬り裂いてしまいました。


 レイゼさんが魔物を倒したと同時に、ウイナさんも戦闘に入りました。ウイナさんが、両手に持った長い槍で魔物を牽制して、アルガさんが弓でとどめを刺しました。こちらも圧倒的ですね。


「パル、勘違いするなよ? ウイナも、アルガも。身体強化の魔法を使っている。そう簡単に魔物を倒せるわけではないぞ? 身体強化をしていなければ、槍など簡単に弾かれ、その隙に…ガブリだ」


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